閑話1 美術の授業でヌードデッサンなんてあるわけないじゃないですか

「なぁ、大輝。知ってるか? 明日の美術の授業、ヌードデッサンらしいぞ」

 クラスの男子が鼻の下を目一杯伸ばしながら耳打ちしてきた。


 美術の授業でヌードデッサン。

 普通の高校の授業でそんなことが行われているなんて聞いたことがない。

 当然、大輝はデマか何かではないかと疑った。


「いや、本当だって。美術部の女子から聞いたんだから間違いないって」

 本当に間違いないと言えるだろうか。


 美術部の顧問は美術教師でもある。ヌードデッサンの授業があるという情報を知っていてもおかしくはない。

 しかし、その美術部の子に騙されているという可能性はまったく排除できていない。


 そんな当然のことを疑わないクラスメイトの脳天気さに呆れるというのは、大輝が散々、会長らに玩具おもちゃにされてきた経験からかもしれない。


 ヌードデッサン。

 響きは悪くない。オチを付けるとしたら何だろうか。ちょっと太めのおばさんだった。これが一番あり得そうだ。まったくもってうれしくない。


 次に、モデルが男である。うれしくない所かそんなもの見たくもない。

 なんで男の一物なんかを二時間も凝視した上に、それをスケッチブックに精密に、皺の一本一本から生えている毛まで描き取らなければならないのか。


 三番目としては、ヌードモデルではあるが、石膏である。ヴィーナスあたりのそれである。拍子抜けではあるが、見栄えは悪くないし、一応、芸術と言い張ることもできるだろう。


「なぁ、大輝、女の裸を見たことあるか?」

 まだ夢から覚めないクラスメイト、一応、友人としておく彼は、鼻の下を伸ばすどころか鼻の穴も大きくしていた。


「ないよ」

 大輝はそっけなく答える。情けないことではあるが、彼女のいない男子高校生としては平均的ではないだろうか。


 幼稚園の時に見たなんとかちゃんとか、赤ちゃんの頃に見たはずである母親の裸を除けば、姉妹のいない男子が、そうそう生で女性の裸を拝む機会などあるわけもない。


「だよなぁ。俺もだよ。ネットとかではいくらでも転がってるけどさぁ、実際にナマで見るのとはぜんぜん違うよな」

 興奮して瞳孔も開いている級友に、大輝は苦笑せざるをえない。


 いつ夢から覚ませてあげるべきか。しかもここは教室なのである。周りには女子が多く、こんなことを話していたら軽蔑されるとか考えないのであろうか。


 ちらっと大輝がその女子たちを見ると、こちらの話に興味津々のようだった。

 どことなく全てのネタバレを知っていて、手のひらの上で転がる男子を笑っているかのようなひそひそ笑いをしていたが。


 そういうわけで、ヌードデッサンについてまるっきり期待していない大輝だったのだが、実際に美術室を偵察して驚くことになるのだった。


 ヌードデッサンは本当のことらしい。

 教室の壁に前の授業で描いたものが張り出されていた。


 しかも、モデルは二十代半ばくらいの若い女性だった。けっこう美人だし、おっぱいも小振りだが形がよい。画力は人それぞれで男の目から見て興奮できるものもあれば、そうでないものも混じっているが、総じてこれからの出来事を期待させるには十分なものだった。


 生で見る成熟した大人の裸。モザイクもかかっておらず、画質も悪くない。モニターという画素を通じて光に変換されたものではない、本物の肉体。

 大輝はそれらを想像して、思わず生唾を飲み込んだ。


 とはいえ、ここは名ばかりとはいえ共学であり、女子の目もある。ヌードデッサンということで鼻の下を伸ばせば、女子の間の評判を下げることになるし、下手をすれば嫌われかねない。これからの高校生活を、村八分で過ごさなければならないことだけは願い下げだ。


 女性の裸を凝視して、股間がうっかり膨らんでしまうこともまた致命的だ。

 多感な童貞高校生にとっては、むしろご褒美よりも大変な試練なかろうか。


「なっ、言った通りだろ? しかもけっこう美人じゃねぇか。授業で生の女の裸が見られるなんて、この学校に入ってよかったぜ」

「ちょっ、声大きいよ」


 ここまで開き直れるクラスメイトが羨ましくもある。大輝にしてみれば、周囲の女子たちの目線の方が気になってしかたがない。案の定、この友人の大声に、多数の女子が軽蔑の眼差しでこちらを見ていた。


「いいじゃねぇか別に。こいつは芸術だ、授業なんだ。いやらしいことなんて何もねぇ」

 鼻息荒い声で言われても、説得力は何もない。さすがにそそくさと彼の側を離れようかとも思ったのだが、この調子では振り切ることは不可能だろう。


「明日の授業が楽しみだな。おい、大輝。興奮しすぎて先走って抜きまくるなよ? 抜くのは明日の授業で女の裸を拝んでからだ」

 冗談だか本気だかわからないことを言うクラスメイトに、大輝は苦笑しつつ頷いた。



 興奮しすぎたのか、悦びすぎたのか、大輝はせっかくのヌードデッサンの日に高熱を出して寝込んでしまった。

 とはいえ、病欠で美術の課題が免除されるわけもなく、放課後、一人残ってデッサンすることになった。


 課題もヌードということもなく――当然だ、モデルが大輝一人のために来てくれるわけもない――美術教師がモデルになるということを聞かされていた。


 美人で若い美術教師と放課後ふたりっきりで美術室に籠もる、と言えば聞こえはいいが、失ったものの代償を考えれば月とすっぽんほどの差がある。


 大輝はため息を吐きつつ、一人イーゼルやら椅子やらを用意する。

 と、遠慮もなく扉が開き、誰かが入ってきた。


 美術教師だろうと大輝が顔を上げると、そこにはラップタオルを纏った生徒会長の葵の姿があった。


「なに鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしているのだ」

 入るや否や、いつもの傲岸な笑みを浮かべて言った。

 どうしてと大輝は頭に疑問符を浮かべるものの、その理由はわからなかった。


「なに、美術教師に急用が入ったというだけだ。美穂ちゃんから私に代打の要請が入ってな。居残りで人物デッサンさせられる生徒が大輝だと言うから、私も二つ返事で引き受けたのだ」


 実際には美術教師から生徒会顧問の美穂ちゃんに代打の打診が入り、面倒くさがった彼女が葵に押しつけてきたのだと言うが。


 からくりがわかって大輝も安堵するが、それでも気にかかることがないわけでもない。普通の人物デッサンと聞いていたのだ。葵はタオルを巻いているが、艶めかしく肩が覗いている。美味しそうなふくらはぎも見える。タオル一枚だけ巻いてその下は裸なのではないか。そう錯覚してしまうような色気があった。


「ちゃっちゃと終わらせてしまおう。仕事も溜まってしまうしな」


 さも普通のように言うのだが、まさか葵が一肌脱いでくれるのではないかと期待してしまう。それなら少しは恥ずかしがってもおかしくないのだが、そんな素振りは見せない。ヌードといっても芸術だからだろうか。それとも、自分相手だからだろうか。と、まぁ、それはないかと大輝は思う。


 いずれにせよ、大輝はタオルの下が気になって気になってしょうがなかった。目は泳ぎ、とても彼女を直視できなかった。


「私はこの椅子に座っていればいいのか。変なポーズでも要求されると思っていたのだが」


「高校生の人物画ってそういうものだと思いますけど」

「どうせ二人きりなのだから、ちょっとぐらいサービスしてやってもいいと思っていたのだが」

 そう言って葵は椅子の前に立った。


「ところで大輝よ。まさかと思うが、この下が裸だと思ってないか?」

 えっ、違うんですか? とはさすがに答えられなかった。大輝は愛想笑いを浮かべつつ適当にごまかす。


「そっ、そんなわけないじゃないですか、やだなぁ。どうせ水着なのはわかってますよ。あははー」


「それならいいが、大輝の視線がな。どうも意識しすぎに見えるのだが。まぁ、せっかくの大人の女性の生ヌードを拝めなかったのだ。妄想くらいしてもおかしくないが」


「も、妄想なんてするわけないじゃないですか。ええ、そんな恐れ多いこと天地神明に誓ってしませんよ」


 主に胸の部分が起伏に乏しいとしても、合宿の時に水着で見た範囲内ではささやかな膨らみがあった。関東平野の中でわずかに隆起する山だとしても、立派なおっぱいであることに違いはない。それ以外でも華奢な腰つきとか、意外に肉付きの良いむっちりとしたお尻だとか、女性的魅力を語る部分には暇ない。


「むっ、そこまで私の裸が見たくないというのか。確かに他人より発育がちょっと遅いかもしれないが、同性からは綺麗だと評判なのだぞ」


「そんなこと言ってないですから。えっと……その……葵会長は綺麗だと思います……」

 大輝は顔を赤くし、俯きつつ言う。


「世辞か。大輝め、本気にしてないな。穴が開くほど見つめられるのは私も恥ずかしいが、女性的魅力に欠けると思われているようでは沽券に関わる」


 そう言って葵はラップタオルを床に落とした。当然のように水着を着ているのだが、チューブトップのビキニは体を覆う面積が少なく、想像以上にエッチに見えた。特に可愛いおへそのラインに大輝はドキッとする。


 見惚れているうちに葵はさらに水着に手をかける。チューブトップをめくり、甘食のようなぷっくりとした膨らみが大輝の目に入る。その頂を飾るサクランボはまだ誰にも汚されたことのない美しさがあり、うっすらとした突起が鎮座していた。


 大輝の目は葵のおっぱいに釘付けだった。妄想していた服の下は神々しいまでに輝いていて、花のつぼみのような愛らしさがあった。愛でたい、触りたい、むしゃぶりつきたいとエスカレートする心境が混ざり合う。


 処女雪のような乳房はどんな味がするのか。まだ男を知らない乳首はどう勃起するのか。そして葵はどのようなあえぎ声を漏らすのか。妄想だけは逞しく、ぎらつく目で凝視する。当然のように股間に血が集まってくるものの、大輝は気づけずにいた。


「ど、どうだ……? 自分でやっておいてなんだが、何か言ってもらえないと不安になってくるではないか」

 頬を赤らめながら視線を逸らして言う葵に、大輝は慌てて口を開く。


「すごく綺麗だ……です……。ドキドキしてあんまりうまく言えないですけど、僕はすごく好きですよ……」


 目を血ばらせ、網膜に焼き付けるように見つめる。眼球は膨らみ、心臓は破裂しそうなほど高鳴っている。このまま押し倒したい衝動にかられつつも、葵の神々しさに気圧されて指一本動かせずにいた。


「あっ、うむ、嬉しい……ぞ。っと、言うかだな。あんまり激しく見つめられると、それはそれで恥ずかしいではないか」


 身をよじるようにして言うが、おっぱいは隠れようもない。ずりあげたビキニを下ろせばいいだけだが、それをしたら負けなように思え、葵としてはどうしようもなかった。


「すっ、すみません……」

 大輝は慌てて視線を逸らすが、やはり丸見えのおっぱいが気になってついつい視線を戻してしまう。


 いつの間にか、葵のうっすらとした突起がぷっくりと膨らんでいた。乳輪もつられて膨張している。見られているというだけで興奮してしまっていた。


 そんな変化に大輝は驚きつつも、「感じてるんですか?」などとは聞けなかった。あまりもの衝撃的な事態に生唾をゴクリと飲み込んだ。


「こらっ、ぼーっとしてないでさっさと描かんか」


 葵の一喝で大輝は我に返り、さっそく鉛筆を動かしてデッサンを開始する。どこから描き始めるかはいつもの難題だったが、今回ばかりはおっぱいから始めざるをえない。一番凝視したいところでもあるし、万が一、葵の気が変わっても残念なのだから。


 興奮しながら葵のおっぱいをスケッチしていくと、彼女の熱い視線に気づいた。さっきから俯きながらどこか一点を見つめているとは感じていたが、それがどうやら自分の股間だと大輝は悟る。


 視線を落とせば、自分の股間が見てわかるほどにテントを張っていた。興奮し、見るだけというお預け状態を食らっているようなものなのだから、そこが猛っているのは当然だった。


 そんな大輝を挑発するように、葵は股を開いて股間を強調した。

 大輝はごくりと唾を飲み込んで視線を下に動かす。水着という薄布一枚の下にある、男子にとって永遠の桃源郷を想像する。うっすらと浮かんでいるような気がする縦筋を見つめ、処女膜を貫通させるように熱く凝視する。


「テーマはヌードだったよな。当然、こっちも描かなければ落第だな」


 そう言って葵はビキニパンツの紐を解く。彼女の大事な所を隠していた布がはらりと落ちる。開帳されたのは薄く疎らな下の毛と、ピンク色の綺麗な肉厚の唇だった。


「………………」

 まさかの出来事に、大輝は絶句するほかなかった。それでも初めて見る観音様から視線を外すこともできない。神秘としか言いようのない美しさのそれを、脳と網膜に焼き付けるようにして見つめ続けた。


「ほら、あんまり時間がないんだ。鉛筆を走らせないなら、水着に戻すぞ。だっ、だいたいな、すごく恥ずかしいんだぞこれ」


 葵も顔を真っ赤にして言った。その言葉で我に返った大輝は慌てて手を動かすが、画くのはもちろん、彼女の一番大事な場所だった。


 凝視しているうちに、唇がテラテラと光ってきているのに気づいた。さらに、唇の上部、こんもりとしている部分からピンクの真珠がお目見えしているのに気づく。女性が一番気持ちいいと感じるそれが、充血して膨らんでいるのだと気づく。


 大輝は一心不乱に鉛筆を動かしていたが、股間の棒も手の動きに合わせてピクピクとズボンの中でうごめいていた。気持ちいいような苦しいような、そんな感覚に、いっそのこと一緒に全裸になってしまおうかという衝動に襲われる。


「ちゃんと描けてるか? どれどれ……」

 しばらくして葵が席を立ち、大輝の方へと回り込んでキャンパスをのぞき込んできた。


「ほぅ、案外上手く描けているではないか。だが、描き込みが足りないな。ヌードだからって恥ずかしがってないか?」


「そっ、そんなことはないと思うんですけど」

 目の前に葵のおっぱいがあった。小さくてもぷるんと揺れるそれに、大輝はむしゃぶりつきたいと思いながらも、さすがにそんなわけにもいかない。自制するようにぎゅっと股を閉じるが、むしろ擦れるようで逆効果だったかもしれない。



 パンツの中で暴発しそうになること三度。それでもなんとか描き上げると、大輝は鉛筆を投げるようにして席を立ち、慌ててトイレに駆け込んだ。



 翌日、寝不足になるほど家で自家発電に励んだ大輝は、放課後に美術教師に呼び出された。


「三枝君、これはいったいどういうことなのかな?」

 開口一番の叱責に、大輝は困惑した。生徒会長のあられもない姿を描いたことを問題にされたのではない。提出したはずのキャンパスには、どういうわけか美味しそうなアワビが描かれていた。


「先生を馬鹿にしてるの? 課題は人物デッサンだったわよね。それがどうしてアワビのなの? ヌードデッサンじゃなかったからって、当てつけでこんなもの描いたってこと?」


「あれ? あれれぇー?」

 大輝は目を丸くして驚くが、目の前の絵が葵のヌードではなく、アワビなのは見間違いでもなんでもなかった。別の絵と間違っているのではと思うが、署名は間違いなく自分のものだった。


「すっとんきょうな声を出してもごまかされませんからね。二階堂さんがモデルだったって聞いたけど、すっぽかしたんでしょ。これじゃあ単位はあげられませんよ」


「これは本当に……いったいどういうわけか……」

 確かに葵のヌードを描いたはずだった。あれは夢ではなかったはずだが、目の前の絵を見れば、高熱でうなされていた時に見た夢だったのではないかと思えなくもない。


「ヌードデッサンの課題はちゃんとやってもらいますからね。今日、これから先生とマンツーマンで、仕上がるまで帰させませんから」


「えっと、それってつまり、先生が脱いでくれるってことですか?」

 恐る恐る聞いてみるものの、彼女は悪魔のような笑顔を浮かべて言った。


「そんなわけないでしょ。罰としてヌードの自画像を描いてもらいます。いいですね」

「そっ、そんなぁ……」


 自分の裸を描くなんてつまらないが、他の絵と一緒に校内に張り出されるのは公開処刑以外の何者でもなかった。その上、若い先生に裸を見られるのだ。いや、それはご褒美か。


「ちゃんと描かないと留年ですよ」


「ほら、恥ずかしがらずもっと胸を張って」


 姿見の前で鉛筆を持つ大輝は、身をよじって股間のアレが見えないようにするものの、先生から叱責が飛んだ。


 放課後の美術室で美人先生と二人っきり。それも自分は全裸だというのは、ご褒美とはいえ、やはり気恥ずかしい。


 さっきから先生は大輝の股間をちらちらと見ているようで、妙に視線を感じる。


「できれば、その……あんまりジロジロ見てほしくないんですけど」

「自意識過剰ですよ。先生だって男の人のヌードを描くのは何度も経験済みなんですから。たいしたことはないです」


 ならどうしてそんなに興味津々と視線を注いでくるんですかと反論したいところだったが、大輝はやぶ蛇にならないようにぐっと我慢した。


 途中、粗末なものが勃起したりとハプニングはあったものの、概ね恥辱に塗れたヌードデッサン(自画像)はつつがなく終了した。


「三枝君、どうしてここをしっかり描かないんですか?」

 提出しようとした時に、先生から股間のほぼ空白な場所を指摘される。


「いや、もう本当に勘弁してくださいよ。泣いて謝りますし、なんでもしますから」

 大事な部分さえ描き込まなければまだなんとかなると思いつつ、大輝は泣きを入れる。


「しょうがないですね。じゃあ、先生が描き足してあげましょう」

 そう言って先生は大輝の鉛筆を取ると、見事なシンボルをあっという間に描き入れてしまった。


「ちょっ、なんで勃ってるんですか。これじゃあ変態じゃないですか。これ張り出すんですか? 明日からニートになりますよ?」


「掲示するのだけは勘弁してあげます」

 大輝の精一杯の脅しに、先生は笑いながら答えた。

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