不老不死の呪いにかけられ囚われた姫を、魔術を扱う王国の首領から取り返す。そのために力の源である四方の魔獣に挑む。往年のファンタジーRPGのようなシナリオで安心感を覚えました。
ベタと言ってしまえばそれまでですが、そのベタベタなストーリーが良い。
若き気骨に溢れるティグニール、商人魂たくましいパルペット、そして老成した騎士のフィル。この三人の組み合わせも実に良かったです。それぞれの個性と役割が、物語全体の大きな柱となっているトリオでした。
特にウェスティガーに挑む際のパルの活躍が良かったです。彼女の想いや情熱を見て、作品全体の評価が上がりました。
老騎士の魅力だけでない。老いも若いも男も女も活躍する、魅力溢れる作品でした。