skill 4
休み時間に蒼や莉穏と一緒にゲームの話をして費やし、そして授業ではスキル構成を考える学校生活を送った。
そして迎えた帰りのHRもあっさりと終わり、待ちに待った放課後となる。
『日向!今日ログインするよな⁉︎』
『当たり前だろ…。どんだけ楽しみにしてると思ってんだ』
『うちもやるよー』
『分かった。とりあえずあっちで適当に待ち合わせしよう』
「あっ、……待ち合わせ場所どうする?」
でも初のログインで待ち合わせの場所を決めることができないことに気づいてしまった。どうしたものか。
『それでは、街の中心部にある噴水広場で待ち合わせしてはいかがですか?』
誰だと思いきや蒼の席の隣の神無月梓だった。てか、なんでゲームのこと知ってんの?
『あれ?神無月さんもこのゲームやるの?』
『はい。やりますよ?』
と、小首を傾げている神無月。……ゲームやるんだ。
『その…私も一緒に混ぜてもらってもいいですか?』
遠慮がちに言う神無月。特に断る理由もないので、他の2人に目で問いかける。そして、2人とも問題ないという風だ。
『全然問題ないよ。というか、私からお願いしたいぐらい。私はあんまりゲームやらないんだけど』
「でしたら私と同じですね。私も本格的にやるのは初めてなんですよ。いつもめんどくさくなると課金してしまって」
ととてもにこやかに言う神無月。重課金はいいなと思ってしまう。
「まぁ、とりあえず帰ってまたあとで集まろう」
「そうだな」
「んじゃあまた噴水広場で」
と教室で蒼と神無月とは分かれ莉穏と帰ることになった。
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