母親同士の立ち話から受け継ぐ雑談力

斎藤孝著『雑談力』

「無意味な会話をいつまでも続けられる能力」の事で、雑談する目標は

「話題はどうでもよく、空気を読む、好意を伝える、上手にほめるなど、情報ではなく“情緒”を伝達、キャッチすること」


これは、身近によく見かける風景で、子供のそばにいつもあります。


親子連れが近所の買い物先で、知人と会った時の立ち話 。


暑かろうが寒かろうが、1時間~2時間と延々続きます。


事実、私の母親を思い出しますし、わたしも同じことをして苦笑いです。


インターホンやドアポケットが無かった頃は、回覧板を直接受け取ったついでに 、玄関先で立ち話が続いたものでした。


今日もスーパーの近くで子供連れの若いお母さんが立ち話。

子供は見て、聞いています。


このお母さんの姿は、子供が、将来雑談する力を持つ為の、一助になるかもしれません。


女子高生は箸が転んでも可笑しい時期。


下校時、道を歩きながらの声高で楽しそうな話し声は、お母さんになるための訓練?かもしれません。


家では父親と母親が観るテレビや、話す姿、話の内容、話し方を子供は見て聞いています。

子供は両親が興味のあるものに興味を示し、子供へと無意識の内に両親から受け継ぐものがあります。


私でさえ、夫がマラソンや野球、ラグビー等まんべんなくスポーツをテレビ観戦するので、興味は無いものの、知らず知らず身に付く簡単な知識があります。


昔、夫の親族が集まる場所での事です。

ある人が「マラソン大会に出場して4時間で走りました」と仰ったので「アマチュアでその時間は速いですね」と言えば「あら!分かって貰えてうれしい!」と喜ばれ、話が盛り上がりました。

「ああ、こんな簡単な事がコミュニケーションに役立つんだ」と雑学の効用を思い知ります。


企業で働き始めた息子にも、少しの雑学が大きな雑談力となり、ひいては営業力へ、収益へと結び付く事を伝えたいと思いますが、迷惑がるでしょうね。


夫に言うと「もう放っといてやれ!」と素っ気ない返事。

まだ末っ子から子離れ出来ない私です。

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