かきものフレンズ!!

 フレンズなんかいねえよ!!!!!

 筆者です。


 巷で話題のけものフレンズが解禁されておりましたので、早速。


 タイトルは「のけものがたり」――検索で被ったら止めとこうと思っていたのですが「野獣(のけもの)フレンズ」しか見当たらず、こちらは「除者(のけもの)」だし「物語」だし良かろうという事で、タイトルありきのスタートと相成りました。


 内容としましては、けものフレンズの世界を羨望の眼差しで見つめながらも、そうあれない自身の醜悪に筆者が咽ぶだけという、いつもどおりの暗いお話です。


 けものフレンズは肯定に満ち溢れた素晴らしいお話なのですが、一方で筆者はと言うと「たのしー!(本当に楽しいだろうか)」「すごーい!(本当にすごいのだろうか)」「フレンズなんだね!(本当にフレンズなのだろうか」と、常に猜疑と自問自答に迫られている人物な訳でありまして、要するに疎外感が半端無い。


 けもフレの世界を見つめれば見つめるほど自己嫌悪が増大し「あああああああ」となる症状を抑えきれず、Twitterでもぼちぼちと呟いていたものをまとめた形です。


 なんなんでしょうね。

 そういう感覚に囚われている方いるんでしょうか。自分だけなのかもしれない。辛い。


 そもそも自分が許された事が無いのに、他人をどう許すかなんて分かりようも無い訳でありまして「自分はフレンズにはなれない」「自分はフレンズには相応しくない」と内心で呟きながらけもフレを視聴している現状です。




 この心境は直近だと、君の名は。が近いのかも知れません。

 あれも初回に見た時は、様々な過去が走馬灯の様に過りまともに視聴できていませんでした。


(筆者が自主制作アニメを始めた切欠が新海監督の「ほしのこえ」で、それから結果の出なかった自身の半生まで脳内を駆け巡った訳ですな)


 ちなみに「けものフレンズ」も、よくコミティアでご一緒するサークル主さんが監督を務めていて、悲しいかなまた自主制作時代の悲しみがせり上がって来たという流れです。


 大学や、元のスタッフも当然の如くアニメ業界に渡った方が多い事情で、その縁故が著名作品のクレジットに載るだけでも「ああ、私は屑なのだ」と自責に駆られる程には、精神的に常に追い込まれています。


 とまあ。まったくどうしようも無い状態ではあるのですが。

 幸いにと言うべきか、不幸にと言うべきか、キーボードを打つ手だけは止まらないので、こうして駄文を日々したためております。


 皆さんはけものフレンズ、楽しめていますか?

 筆者はハシビロコウさんが好きです(と言いつつ、通しで視聴しているのは幼女戦記です)


 けものフレンズは、本家が死んだあとにこうして蘇りを果した訳ですが、筆者は自身の作品すら何一つ救えておりませんので、そういう部分も呵責に一役買っているのかもしれませんね。


 救いたいですね。自分の作品。

 行きたいですね、ジャパリパーク。


 けものはいても、のけものはいない。

 いるよいるいる、ここにいる。


 それではまた。

 かしこ。

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