第17話
私は高い崖の上に立っていた。
下と比べたらここはかなり寒い。だいぶ冬も近づいてきた。
目線より下にある森も、赤や茶色に衣替えを済ませている。
しかし寒さを除けばここはなかなかいい場所だ。
ここからなら遠くまで見渡せる。
森を抜けた向こうの地平線まで。
今まであまり近寄らなかったが、崖の上がこんなにいい場所だとは思わなかった。
この崖の下には洞窟がある。
私は幼い頃、森を探検していた時にその洞窟を見つけた。
その中には得体の知れないモノが転がっていた。
中は暗くてよく見えなかったし不気味だったのであまり調べなかったが、一番奥にあった大きな檻だけはよく憶えている。
今になって考えると、あそこはカルエナの実験場所だったのだろう。
今日も久しぶりに中を覗いたが、あの得体の知れないものは骨のような形状を残したまま朽ちていた。
この戦いが終わったら埋めてあげよう。
きっと彼らも、カルエナの犠牲者なのだから。
もし私が生きていればの話だが。
崖の下には森が広がっており、その間を一本の道が通っている。その道は街の正面入口へと繋がっている。
この道はあまり人が通らない荒れた道。なぜなら左右の森は狼が巣食う森だからだ。
街の西側にさらに大きな入口があり、多くの人はそこから出入りをしている。
行商人もその西側入口に繋がる開けた道を通ってくるのだが、税関は正面入口を過ぎて少し東側にあるため、かなりの遠回りになる。
もちろんその東側入口にも直接繋がる道はあるのだが、その道を使うのはよほどの命知らずか武装した連中だけだろう。
一部の行商人らから、西側入口に関所を移動させてくれという要望が出ているらしい。
王国側としても、行商人が来て物を売ってくれなければ経済が回らない。
近々移動させる計画だったらしいが、今回のことでどうなるか分からない。
私がこの崖の上に陣取ったのは、正面入口に繋がる道と西側に広がる道の両方を見ることができるからだ。
でも個人的には西側から来てもらいたいという思いがある。
森での戦いには慣れているが、森の中だと敵の数や位置が把握しづらい。
開けた場所ならすり抜けて行かれてしまう可能性もあるが、それは森の中でも同じこと。
確かに狭い道を通ってきてくれるならそこだけを死守すればいいだけの話だが、奴らに道なんていうものは関係ない。
それなら開けた場所で敵全体の動きを把握できたほうがいい。
だから私は両方に対応できるようにこの崖に立つ。
希望通り西から来られたらかなり出遅れるが、それも致し方ないだろう。
それよりも問題なのは、敵の数が未知数だということ。
“ウルフェン”相手に一撃必殺はたぶん厳しい。
そうなると数で押されたら、殺り損ねた奴がアルスフェイト王国まで行ってしまう。
条件はかなり厳しい。こちらは私一人なのだから。
私は一つ息を吐く。覚悟を決める。
勝つことは諦める。
目的は一匹でも多くの敵を殺すこと。
アルスフェイト王国にたどり着く敵が少なければ、アルスフェイト王国でも多少抵抗できるかもしれない。
おばあちゃんが生かしてくれたこの命。
それをおばあちゃんが愛したアルスフェイト王国のために燃やし尽くすのみ。
小さな森で死んでいったおばあちゃんの死を意味あるものにするために、私にできる最後の恩返し。
人知れぬ恩返しだけど、この王国が存続するなら、おばあちゃんのことも誰かが思い出してくれるかも知れないから。
今日の森はやけに静かだった。
動物たちも先日の騒ぎ、そしてその後の不穏な空気を察しているのだろう。
私は崖の上に腰を下ろした。足元には食料を詰め込んだリュック。
先日の金色の鳥の口ぶりや“グリーズ”がすぐに引いたところから、彼らがあまり時間を置かずにこちらに攻めて来ることは予想されるが、私にはそれがいつかは分からない。
二~三日でもここで粘る覚悟で待つ。
しかし良かったのか悪かったのか、この食料は無駄になりそうだ。
いや、この場合は悪かったと言っておこう。
遠くから響く地鳴り。
奴らが来た。
今度は一匹とか二匹とかではない。
西の草原か、それとも森の細い道からか。
私は西の方角に目を凝らすが、この地鳴りは西より近くから聞こえる。
残念ながら、敵は森の中からアルスフェイトに向かっている。
一見すると狼の群れのようにも見えるが、しかしあの全ては”ウルフェン”なのだろう。
彼らが森の中を来るのはいわば当然だ。
森の中の方がこちらとしては厄介なのは向こうだって当然理解しているのだから。
私は全体を把握するために、すぐに駆け出したくなる衝動を抑える。
ざっと見た感じだと、その数は五十。もっと多いかも知れない。
そしてその群れの最後尾に兵車に乗った人物が見えた。その兵車に乗っているのがカルエナだ。
四匹の”ウルフェン”に引かせていた兵車の上には、この前私が戦った”グリーズ”も乗っていた。
私はすぐに崖を降りて、森の道を”ウルフェン”の集団に向かって走っていく。
少しでも正面城門より遠くで戦ったほうが、殺り逃したとしても対応が効くからだ。
少し先に、大きな岩を避けるように道がS字に曲がっている場所がある。
できればその場所で”ウルフェン”の集団にぶつかりたい。
死角が多い方が奇襲になるからだ。
私は”ウルフェン”より先にS字に到達しようと全力で走っていたが、森の中に別の気配を感じた。
一瞬”ウルフェン”かと思ったが、それは違う。
なぜなら私と同じ方向へ進んでいるからだ。
そして森の中から姿を現したのは狼だった。
四匹の狼が私の前を走っていく。そして森の中にも共に走るいくつかの影。
私に協力しようということか。
いや、狼たちだって先日の”ウルフェン”や”グリーズ”に仲間を殺されている。
そしてベスだって。
狼が私に協力するはずはない。それでも目的は同じ。
大事のために一時休戦という訳か。
そして目的のS字カーブにそろそろ到着しようという頃。
その木々の隙間に、向こうから走ってくる”ウルフェン”たちが見える。
「あなたたちは正面から突っ込みなさい!」
私が狼たちに指示を出す。
私の言うことを聞くかどうかは分からなかったが、狼たちはすぐにスピードを上げていった。
森の中を来る”ウルフェン”もいるかもしれないが、それは森の狼たちに任せる。
私は道を真っ直ぐに走る。
目の前には大きな岩があり、道はそれを避けるように曲がっているが、私はスピードをそのままに岩に向かってジャンプをし、岩を蹴ってさらに飛んだ。
その先は”ウルフェン”の集団のど真ん中。
「はあああああぁぁぁ!!」
私は着地の勢いに任せて体当たりするようにラブリュスを振るって五匹をなぎ倒し、止まれずに突っ込んできた三匹を続けざまに切り裂いた。
突然のことで”ウルフェン”の大群は足を止める。
私は大群に飛び込んでも怯むことなく、ラブリュスについた”ウルフェン”の血を払うように振る。
突然の私の攻撃。そして仲間が一瞬にして八匹も殺された。
“ウルフェン”に仲間意識があるかどうかは些か疑問だが、少なくとも動きを一瞬止めることができた。
私にとっては一瞬だけでも体勢を整える時間があれば十分だ。
この集団の後ろにはカルエナがいる。
できればすぐにそちらに向かいたかったが、いくら狼といえどこれだけの数の”ウルフェン”は抑えられない。
それなら奇襲が効いている今のうちに少しでも”ウルフェン”を減らすことを優先したほうがいいだろう。
息つく暇を与えずに一気に”ウルフェン”をなぎ倒していく。
斧頭に近い右手でしっかりと柄を持ち、左手は柄の先端の方に添えるだけ。そして打撃の瞬間だけ両手に力を込める。
「がああぁぁ!!」
あまり乙女が発する声ではないが、今日は仕方ないだろう。
私はラブリュスを斜めに振り下ろして”ウルフェン”を切り裂く。
「くぅ!!」
今度は体を回転させて背後にいる”ウルフェン”を斬る。
遠心力を使って右手の中でラブリュスの柄を滑らせてリーチを伸ばし、柄の先を掴んでさらに回転させる。
このままでは右手だけでラブリュスを支えることはできずに私も地面に倒れてしまうが、そうなる前に今度は私自身を回転させる。
スカートがヒラリと舞い上がる。
そのようにして左手で斧頭付近の柄を掴むことによって、隙を与えずに再び攻撃に切り替えることができる。
そして片方の刃が砕かれ先端が軽くなったのを有効活用して、ラブリュスを正面に突き入れて”ウルフェン”を倒す。
しかしこの数相手に一方的に攻撃し続けることは難しい。
時には横からの攻撃を柄で受け止めたり、斧頭で弾いたりする。
それでも四方八方からの攻撃をすべて捌き切ることはできず、腕や足は打撃を受けてしまう。
そして……。
「ぐっ!」
背後からの攻撃に私はあっけなく倒されてしまった。
顔面を狙った攻撃をどうにか肩でカバーしたが、それでも体勢を保つことはできなかった。
しかしこの数に覆い被せられたら、さすがの私もきつい。
すぐに立ち上がり、”ウルフェン”の顔を踏み台にしてジャンプし距離を稼ぐ。
「可憐な乙女が殿方の顔を蹴り上げるなんてはしたなかったかしら?」
私は大きな木を背にして”ウルフェン”と再び対峙する。
「まぁいいわよね。今日の私はおてんばだから」
私はズレたずきんを直しながら言った。
戦っていて分かってきたが、”ウルフェン”を量産的に生み出した弊害なのかあまり頭は良くないようだ。
彼らの目的はアルスフェイト王国を攻めることだっただろうが、今では私との戦いに意識を奪われている。
私が森の中に移動しても私を追いかけてくる。
それは私にとっていいことなのだが、知性が少ないことは別の現象を生み出す。
つまり、この”ウルフェン”たちには恐怖心がない。
そして先ほど”ウルフェン”たちに仲間意識があるのか疑問だと言ったが、こいつらには仲間意識すらない。
やられてもまだ息のある”ウルフェン”を踏みつけながら私を追い回すくらいだ。
なんの躊躇いのない”ウルフェン”というのもなかなか厄介で、ラブリュスを恐れずに突っ込んでくる”ウルフェン”の攻撃を避けながら倒していくのは相当に難しい。
「あーあ、私のお気に入りだったのに……」
私は破れた袖を摘みながら言った。
スカートも泥がつき、膝は擦りむいている。
女の子の肌に傷が残ったらどうしてくれるのかしら。
崖の上からの目測では、”ウルフェン”の数は約五十。
たぶん今のところ私が倒したのは十五匹ほど。
狼たちはどうだろうか。
あっさり負けただろうか。それとも善戦しているのか。
もし五匹ぐらいは倒してくれていれば残りは三十匹。
今まで一人で戦ってきた私にとって、仲間がいるという考えはなかった。仲間に頼るということも。
それが狼だというところにまったく頼り甲斐を感じないが。
私はラブリュスを頭の上で数回回転させてから自分の胸の前で構えた。
「来なさい!!」
「ググゥゥ……ガガアアァァァ!!」
私が構えたのを合図に”ウルフェン”たちが襲いかかってくる。
私はラブリュスと体を文字通りフル回転させて”ウルフェン”をなぎ払った。
時間が経つにつれてラブリュスの重みが腕にこたえるが、今度はこの重みを利用してラブリュスを上から叩きつける。そうすれば力を加えなくてもラブリュスの自重でそれなりの威力が出る。
しかし力の加減を誤ってしまい力いっぱい振り下ろすと、そのまま”ウルフェン”もろともラブリュスを地面にめり込ませてしまい抜けなくなってしまった。
接近戦はリスクが高まるが、悠長にラブリュスを抜いている時間もない。
私はラブリュスを諦め腰の鉈を二本抜いて、人差し指を軸にくるんと回転させて逆手で鉈を構える。
「さぁ、第二回戦と行きましょうか」
その後も”ウルフェン”に対して一騎当千の勢いで戦いを続けた。
鉈になったため”ウルフェン”の懐まで入らなくてはならず、その分攻撃を受けることも増えたが、それでも着実に”ウルフェン”の数は減らしていった。
戦い始めてから三十分ほどが経過し、”ウルフェン”の数も十匹に減ったところでさすがの”ウルフェン”も攻撃に慎重になった。このまま突っ込んでも負けることを悟ったのだろう。
私も肩で息をしながらも、これで一旦落ち着く間ができた。
森の中からも二匹の狼が出てきた。どちらも最初に見た狼とは違う。
最初の四匹はやられてしまっただろうか。
“ウルフェン”たちは少しずつ移動しながら攻撃の機会を伺っている。
死角を探しているのか、それとも私が気を抜くのを待っているのか。
しかしある男の一声で”ウルフェン”が止まった。
そして横にずれるようにして道を開けた”ウルフェン”たちの後ろから兵車が現れる。
そこに乗っているのは、頭から黒いローブを被った男。
そのローブの隙間から
おばあちゃんが話してくれた男と同じ特徴。
間違いない。こいつがカルエナだ。
「あなたがちゃんと止めを刺さないからこういうことになるんですよ」
カルエナは横にいる”グリーズ”に言った。
兵車の周りには”ウルフェン”が多く倒れていた。
しかしカルエナはさほど心配したようではなかった。カルエナにとっては魔術で生み出した駒のような存在なのか。
「昨日か今日かの違いだけだろ」
“グリーズ”がこたえる。
昨日も聞いたが、やはりこいつの声には嫌悪を感じる。
「それじゃああなたが責任をもって今、始末をつけなさい。私たちは先に行きますから」
「俺が最初にアルスフェイトを襲う約束だろ」
「そんなに最初がいいんですか?」
「王国を襲うなんて初めてだからな。無力な人間が恐怖の表情に変わる瞬間を見たいんだよ」
「分かりました。ではあなたが彼女を殺すまで待っていますよ」
「面倒くせぇな。もう俺はあいつに勝ってるんだ。ここは”ウルフェン”に任せて俺らは先に行こうぜ」
好き勝手やっておきながら私はまったく蚊帳の外だ。
「勝手なこと言わないでちょうだい。ここからは一歩も通さないわ。”ウルフェン”も”グリーズ”も。そしてあなたもね、カルエナ」
カルエナの眉がピクっと動く。
私が自分の名前を知っているのに驚いたようだ。
「あなたのことは知っているわ。あなたがこの国で何を行ったのかもね」
「おや、私のことを存じ上げて頂いているのですか。それは光栄ですね」
カルエナは態とらしく驚いた。わざわざ癇に障る男だ。
「大仰な芝居はやめなさい。私のことだってとっくに知っているのでしょう?」
そうでなければわざわざ昨日”グリーズ”や”ウルフェン”をこの森に送るはずがない。
「なるほど。あの使用人から聞いたのですか?あの女は常々厄介だと思っていましたが」
あの使用人とはマーラおばあちゃんのことだろう。
おばあちゃんは初めからカルエナのことを怪しんでいたんだ。
「なぜこの国を狙うの?追放された腹いせかしら?」
「私がそんなに小さな男だと思いますか?」
「思うわね」
私はそう吐き捨てながら少しずつ移動し、地面に刺さったままのラブリュスのところにきた。
カルエナも私の行動を見ながらもそれを許す。
まったくもって私を舐めきっている。
「……まぁ、全くないとは言いません。でも一番欲しいものはお金ですよ。これから世界に目を向ける私にとって、こんな小国を手に入れたところでなんにもならない。しかしこの国が昔から蓄えているお金はなかなかに魅力的でしてね」
「単なるお金のために?」
私はラブリュスを抜きながら言った。
「子供には分からないかもしれませんが、お金というのは便利なものなのですよ。お金があれば命だって買えます」
「あなたって本当に人間なのかしら。それともあなたも化物に変わってしまったのかしらね」
私は答えを求めない質問をした。
カルエナとの問答なんてなんの意味もない。
「ここで私があなたを殺せば全て終わりよ」
“ウルフェン”もあと十匹。”グリーズ”がいても私はカルエナを狙うのみ。
「果たしてそうでしょうか」
「ここまできて私を見くびるつもり?」
「いえいえ、そんなことはありません。それでも今から”ウルフェン”全員を相手にして、あなたがそれでも立っていられるとは思えませんので」
そういうと、カルエナは左手の甲に向かって話しかけている。誰かに何かを伝えるように。
私はすぐに空を見上げる。そこには金色の鳥。
“ウルフェン”『全員』?
私はその隙にカルエナを攻撃すべきだった。
しかし時は既に遅い。
森の奥から、さらに”ウルフェン”の大群がやってきた。
まさか第二陣が控えていたとは。
「さらに同じ数……とはいきませんが、これで合計三十匹の”ウルフェン”です。あなた一人で何ができますか?」
ここからさらに二十匹も増えるとは予想していなかった。
しかし私は折れそうになる心を必死に叩く。
私はここで命が尽きることも覚悟したはず。
「私は最後まで戦い抜くわ」
「……そうですか。それならご自由に。今のあなたには三十匹、いや二十匹でも十分でしょう。あなたがここで”ウルフェン”と戦っている間に、我々はアルスフェイトを陥落させてきますよ」
なっ!
「行きなさい。”ウルフェン”」
そのカルエナの言葉に、二十匹の”ウルフェン”が私に迫ってきた。
その勢いに押されて、私は森の中へ追いやられてしまう。
それを見届けてから、カルエナたちはアルスフェイト王国の方へ進んでいった。
待ちなさいって……。
「言ってるでしょ!!」
私は覆い被さってきた”ウルフェン”を引き剥がし、カルエナに向かっていった。
しかし疲労とダメージから完全に”ウルフェン”を引き剥がすことができず、カルエナに向かった私の背中に向かって”ウルフェン”が爪を振りかざした。
既にカルエナに全ての力を向けていた私は、もうこの体勢から逃げることも迎撃することもできない。
やられる!
そう思った瞬間、私の体が真横に飛んで”ウルフェン”の攻撃を避けた。
地面に転げた私の腰には”ウルフェン”がまとわりついていた。
この”ウルフェン”が私を助けてくれたのか。
なぜ”ウルフェン”が。
しかもこの”ウルフェン”はとても小さい。
そして”ウルフェン”の着ている白いブラウスと赤いスカート。
……まさか!
「ジョアナ!?」
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