第4話 再起の為に出来ること
前田先生から一週間の停部を言い渡された私たちは、昨日、三人で話した3年2組の教室に集合した。やっぱり集まったのは全員ではない。それでも数人は増えた方なのだが。そこで今回、停部となってしまった経緯を整理し、思いの糧を述べあった。1,2年生は話についてこれていないようだった。それも無理もないはずだった。欠けているのは私たち3年生だけだから。1,2年生に後ろめたさを感じた。このままではいけない事は分かっているのに、何も出来ない。何をしたら良いのか分からない。どこにもやり様の無い気持ちを必死に押さえつけていた。
結局、改善方法などまとまらなかった。私は奏美を連れて部活に来ない部員の元へ向かった。
「どうしようか。なんて言ったらいいのかな…」
奏美の問いに頭を抱える。コダーイに聞、かないでおく。私と奏美は意を決して一人目の元に向かった。
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