第2話 邂逅 オルターside


呆けるオルター達、唸りを挙げるゴーレム、静観する巨人

巨人が片手をゴーレムに向ける。

するとキリングジャイアントゴーレムががらがらと音を発てながら崩れ落ちる。


「‼」


オルター達は信じられない現象に目を疑う


「あの巨人は……もしや」


巨人がこちらに向かって歩いて来ると膝を立てる用な格好になると人の型をした者が出てきた。

オルターは冷静だった、最後にどんな形にせよ王都が無事だった事に巨人に感謝をする程に


「キリングジャイアントゴーレムを討伐して頂きありがとうございます使者様」


オルターは言葉通じるか解らないが感謝の言葉を述べると


「お……れのこと…ばが…わかる…か?」


オルターは驚いたこちらの言葉理解出来ていると、オルターは自分の仮説を述べた


「!?はい理解出来てます、もしや貴方様は天の使者様では」


「………わか…らな…いが、…そうかも…知れない」


オルターはまた驚いた、使者様の言葉がだんだんと流暢になってきた事に


「自己紹介させていただきます、私はアーイル王国王家の長男のオルター・ラン・アーイルです」


オルターは兜を外した金髪が所々血や泥で汚れていたが17.8ぐらいの青年が兜の下から出てきたのを見ると、使者と呼んだ方も頭に手を伸ばすと兜らしき物がシュィーンと音を立てるながら空くとオルターは目を疑う、兜の下から出てきたのは十代半ばから二十ぐらいの青年だった、オルターはその面影が自分の知っている顔によく似ている。


「使者様、よろしければ御名を頂戴しても」


使者と呼んだ青年の出方待っていると


「……認識番号198306……トワ・レイヴン」


「?……トワ様ですね、不躾お願いが御座います」


「……聞こう」


「ここに残った兵士達の死体を燃やし頂きたく、更に頼める事でしたら胸にある紋章を出来るだけ回収をして、あちらの方角にすある王都に届けて頂きたい」


オルターは腰に挿しているナイフを取り出すと髪を切った束を青年に差し出す。


「私の紋章と髪を王都に、そして今回の顛末を父に、伝えて頂ければトワ様の成そうとしている事に力に成ってくれるはずです」


「了解した、届けよう」


差し出された髪と紋章を受け取るのを確認すると微笑んでで目を閉じる。


「ありがとうございます、よければ私の家族に会ってやって下さい」


オルターはそう言って息を引き取り動かなくなった、よく見ると背中に幾つもの岩刺さっていたのであった。

トワは巨人に乗り込む、繊細な操作して兵士達の死体をオルターの周りに置き並べ、巨人から降り紋章の回収して腕輪を操作する、兵士達の死体が燃え上がり灰に成る事を見届けて、巨人を操作して王都の方角に向ける。

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