第1-5話 スキ±スキ
私たちはスキあっている。
私たちのスキは常に否定されている。誰もがこのスキを理解することはなく誰もがこのスキを好きになることはない。だが私たちはスキあっているのだ。それは小さくそして深く浸透している。理解されなくともこのスキは永遠なるもの。決して消されることも脅かされることもなく2つの中に溶け込んで結びついている。
どんな言葉を投げかけられようとも、地が根底から覆ろうとも、神が世界からこのスキを無くそうとしてもこのスキは変わることのない奇跡であるのだから生まれた瞬間から変わることはない。それがこのスキをスキでいる為の覚悟だと認識し続けなければならないことだ。
それがないのだとしたらいつかはかき消されてしまうかもと考えることさえ否定される。心臓に縫い付けられたこのスキはいつも変わらず脈を打ち続ける。その先には永遠が待っていると夢見続けるために。
夢見た先にスキはどうなっているのだろうか夢見続けるからこそスキあえるのだと……だから私たちはスキあっている。
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