第1-3話 スキ+スキ
私たちはスキあっている。
どこにでもいつだってスキという感情はあふれ出ていて尚且つ溢れ出す。それはスキがどこにでもあるし常に満たされつつも満たされることなくあることを意味している。人はそれを当然のように受け入れ当然のように忘れている。見えるからこその盲目、見えないからこその理性、そしてそれらは<キョウシン>している。
そのスキは突然目の前に現れた。普通にしていてはそのスキには出会うことはなかったかもしれない。永遠の闇の中に葬られて気付くことすらなかったかもしれない。だからこその幸運・奇跡にして このスキは宿命ともいえる出会いであったと感じる。その炎は一度放たれてしまったらすべてを燃やし尽くすまで、いや燃やし尽くしても消えることがないものへと変化を始め気付くそれは出会うまでの時間を埋めようとするかのように身体を包み込んでいた。
途絶えることのないスキ。突然のことだからこそ身体はその熱さに追いついていこうとしている。たとえどんなことでもスキと共に歩み続けられるだってそれを望んだのだから夢見たのだから。
スキはどこにだってあってどこにでも現れる。それを実感するまで気付かない見つけられない。
それが私たちのスキ。
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