A-✕-1
Interval Round
第3話 Interval Round (1)
「「………―――ぅわああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁあぁあぁあぁあぁぁあぁぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁぁ!!!」」
バスーーーーンッ!!!
「痛たたたぁ~~~。」
心臓が止まるかと思った。ただでさえジェットコースターといった絶叫マシーン系が苦手で、普段絶対に乗らないようにしてるのに。
しかも、床が抜けたと思ったら、ウォータースライダーみたいにグネグネと曲がりくねりながら滑っていったから、途中でどこに向かっているのかわからなくなったし。
とにかく、どこか怪我してないか、確かめないと。
『グニッ』
……ナニカヤワラカイモノニサワッタゾ?
『グニグニ』
「きっ、ぎ、ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
と、ユウキは思わず叫び声をあげた。
私もビックリして言い返した。
「ちょっと! 変なモン触らせないでよ、ヘンタイ!」
「うっさい、このセクハラ女め! だいたい、パンツ丸見えだぞ、ば~~かっ」
「なッッッ!!?」
言われて素早くスカートを整え、足を正座にしてユウキから離れる。
「なによこの、ヘンタイ、スケベ、バカ、アホ、ムッツリメガネ!!」
「ムッツリメガネとはなんだ! ていうか、落ちた衝撃で眼鏡もどこかへ行ったし、ぶっちゃけ全然見えてないけどな」
そう言ってユウキはまさしく、「メガネ、眼鏡……」と四つん這いになって探している。
まあ、そういうことなら仕方ない。
あたりは先ほどの部屋より薄暗く、ポツンポツンとロウソクが置かれている。それでもぐるりと見渡せば、キラリと明かりを反射している眼鏡を発見できた。
「おーい、ユウキ。ほら、見つけてあげたわよ。感謝なさい。」
「はいはいアリスお嬢様。どうもありがとうごぜーます」
「なによ、そんなに私の愛の
「いやいや滅相もない」
そんなやり取りをしながら、眼鏡を返してあげる。ふと、顔を見上げまじまじと見てみると、まあ案外そこそこイケてるんじゃないの?
そう思って、
「ユウキ、あんた今後眼鏡は外しなさい。そっちの方が、普段の冴えなさを隠してるわよ? 私は好みじゃないけど」
と言ってあげたが、
「別にいい。俺は生涯、メガネキャラを貫き通すつもりだ」
と、にべもなく断られた。素直じゃないわね。
「まずは、また部屋の探索をするか? こうも暗いと、手探りで慎重にしないといけないし、時間もかかるが」
そうユウキが問いかけてきた瞬間、
パチンッ!
と音が鳴り、部屋一面がまばゆい光に照らされた。
少しづつ目が慣れてくると、一人の男性が立っており、
「いやぁ~、驚かせてしまいまして、どうもすいません。もう少しお二人の
あ、お嬢さん。えぇもん見さしてもろて、どうもありがとうございます~。やっぱ白はいいですよねぇ~。そう思いません、にぃさん?」
とりあえず、助走をつけて、愛の
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