第106話 表面の言動だけで人を判断する
会社でAさんを悪く言っている人たちがいました。
Aさんは悪口を言っていた人たちにとって上司であり、色々気を使ってくれる人でした。
『悪口』と書くと言ってる人たちが悪いようにも感じてしまいますが、話を聞いているとAさんは悪く言われるような事をしていました。
ですが私はそれを聞いていて
「確かにAさんのした事は良くない事かもしれない。けれど今までのAさんのしてきた事、人柄を分かっているはずでしょう?あのAさんがそういう事をしたっていう事は、そうせざるおえなかったとか、そうする理由があったとか、どうしてそうは考えられないの?」
と、そう思いました。
これ私のダメなところでもあるのです。
私自身よく、夫や上司から叱られたりダメな指摘を受ける事があるのですが、その時に
「何故、私の事を知っているはずなのに、そういう事言えてしまうんだろう」
と思ってしまうのです。
Aさんの件のように、『私が』誰かをおもんばかるのは良いけれど、私が誰かにそれを求めるのは自分を甘やかしてるし図々しいですよね。
上のように
「私の事知ってるのに、何故そういう全部無い事みたいな発言出来るんだろう」
は思ってしまうだけでなく、酷いと相手を軽蔑しそうにすらなるのです。
自分の事ながら、私は自分に甘いし、人に求め過ぎだと思います。
でも、そういう私だからこそ他人を表面だけで判断したり、その人の背景を無い事にするのは出来ないのです。
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