第57話 ヤマアラシ

今の世の中は「ヤマアラシ」さんが多いと思う。

「私のこと分かって!」という人も多い中、近づくとヤマアラシのトゲを出して刺してくる。


「傷つけないで」と。

「どうせ離れていくんでしょ」と。


私はトゲの上から抱きしめるのは構わない。

けれど、相手が嫌がるかな?と思うと躊躇する。


こちらとしてはマイペースに付き合うから、メールやラインの返事が無かったり、遅かったりすることも多々ある。

それは嫌いなわけでも、離れようとしてるのでも無いのだ。


大げさかもしれないが、一生友達でいる気でいるぐらい、私から友達を止めるつもりはない。


相手が私に酷いことを言おうと、マイナスオーラ背負っていおうと(これ案外大好物だし)それこそ、トゲを出して傷つけてきても、私は友達でいたいのだ。


でも、私は友達が少ない。

積極的じゃないからかな?

ヤマアラシのトゲを気にしないからかな?

こんな私を信じてくれないからかな?

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