第55話 毒親の娘はブラジャーを買ってもらえない
田房永子さんの本を読んで
「毒親というものは娘にブラジャーを買い与えないものなんだ」
と読んで驚いた。
我が家も毒親でブラジャーを買ってもらえなかったからだ。
まさかそんな共通項があったなんて、とね。
私のところは、とても優しい時もあるので
よその毒親で育った方々のように深刻では無いのだけどね。
母親が娘を女としてみる事に嫌悪感があるからという説や嫉妬しているという説
いつまでも娘は娘として子どもだからという説など色々あるが
母親がブラジャーを購入してくれなかったり、手ほどきしてくれなかったら
娘は誰からそれを学べばいいというのか。
私なんて「サイファー」という少女マンガでブラジャーを選ぶ時の
サイズの測り方を知ったよ。
そしてね、私の通っていた中学は結構厳しいところで、修学旅行を前にして前日に持ち物検査があったのだが
それにしても前日に検査したって、当日によからぬ物追加するかもしれないのにね。今思うと良く分からない持ち物検査だ。
ちょっと脱線しかけたが、ブラジャーの話しに戻ろう。
その持ち物検査の時、ブラジャーを持っていなかった私はそのことを検査してくれたPTAのおばさんに指摘され、しかも叱られたのだ。
かなりショックだったよ。
持ってないものは(買ってもらえないものは)しょうがないじゃないか。
純真な中学生の私は、「親が買ってくれないんです」とは言えず
ただ直謝りでやりすごした。
毒母を持つ娘の共通点として
これを某所でつぶやいたところ、とても共感をいただいた。
毒親ってあからさまな虐待とは少し違うんだよね。
子どもの意思を無視して、お人形さんのように子どもを扱う。
そして逆らうのを許さない。
他人からは「なんていいお母さんなんだ」と思われるぐらい外面は良く
子ども想いに見える。
けれど子ども自体や子どもの意思には興味ないくて自分こそが注目されたいから子どもの成長は無視なんだよね。
それにしても毒親に、変わった共通項があるものなんだね。
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