第54話 柔軟剤臭問題
最近では柔軟剤の香りを楽しむために、昔の製品より香りが強めのものが発売されている。
けれどネットでは、チョコチョコとこの柔軟剤臭問題について取り上げられ
「そうだ、そうだ臭い、我慢ならならない、気持ち悪くなる」
と言った意見を見る。
それに同意しかねる私は、この問題が不思議だった。
けれど色々考えていて気がついた。
あれは、鼻が悪い人の悪行では無く柔軟剤や香水などのニオイに敏感な人たちとそうでない人たちがいるために起こっているのだと。
そうでないと、そもそも香りを楽しむ柔軟剤などという物が世に出回らないし売れもしない。
買ってる人が全員、鼻が悪いかと言えば、そうじゃない。
臭いが気になる、気にならないというのは何か体質的なものか、遺伝子的ものじゃないだろうか。
香水ならば、多くふりかけて濃度を高める事で臭くなるのは分かるが、(と言いつつも、よく聞く「香水のニオイがきつくて臭い人」に出会った事が無い)
柔軟剤は、たくさん使おうとも限度がある。
極度に使えばすすぎ切れなくて残ってベタつくだろうし、たくさん使ったからと言って、香りの濃度の度合いには限度があるだろう。
もしかしたら世の中には、体質的なのか、遺伝的なのか分からないが柔軟剤のニオイが苦手な人が何割かいて平気な人がそういう人たちより少し多いために商品も存在出来るし、くさい、いい香りだの論争が起こるのでは無いだろうか。
私も、鼻は良い方だと思うが柔軟剤のニオイは、いいニオイだと思うタイプだ。ダウニーすら平気だ。
けれどヘアスプレーや制汗スプレー、ムースなどのニオイは残り香であっても敏感に気になってしまう。
汗とまじるから、という意見もあるが元々、柔軟剤のニオイが気にならなければ
単純に汗のニオイだけの不快で済むはず。
実際、私はその混じったニオイで不快な思いをした事は無いが汗臭い人は分かる。けれどこの問題、難しい。
どっちかが悪いというのは、どっちも可哀想だ。
ただ、柔軟剤臭い派の人たちが綺麗好きな人のような感じで幅を利かせているところが何となく鼻につくのは偏見かもしれないが、ある。
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