第三話
二人がイタズララボの道具をあさっていたら
そこには・・・
一通の汚い封筒があった。
封筒には何も書いていない。
「封筒?なんでこんなところに。」
「あけてみるか?」
「でも、誰かの忘れ物かもしれないんだぞ?」
「ここにくる方法は俺たちか夏斗のお父さんぐらいしかしらないだろ。」
「それもそうだな、よし、あけてみるか。」
二人は少し緊張しながら封筒をあける。
「あ、紙がはいってるぞ!」
二人がその封筒の中身を見る。
そこにはこう書いてあった。
[夏斗へ
父さんは夏休みの間ここの近くに仕事に来ています。
ほんとはお母さんと夏斗に会いたいけど仕事が忙しくて会え無さそうです。今から言うことは父さんからの夏休みの宿題です。
父さんを探して見つけること。]
と、かいてあった。
「夏斗のお父さんからだったのか。」
「まったく、お父さんらしい宿題だね。」
そう、夏斗のお父さんはよく仲良し三人組に
宿題を出していた。
例えば宝探しなどが多かった。
仲良し三人組はその宿題が大好きだったので学校の宿題より真剣にやっていた。
しかし、ある日夏斗のお父さんが転勤することになったのだ。それを聞いた三人はひどく落ち込んだ。だが、夏斗のお父さんが、
「またここに来たらとびっきりの宿題を出してやる!それまで我慢しといてくれ。」
と言ってくれたことを夏斗たちはまだ覚えている。
「なぁ夏斗。」
「なんだ佐熊?」
「これがとびっきりの宿題なのかな?」
「とびっきりすぎるよ。」
「へへ!そうだな!でも、なんだか楽しくなってきた!」
「明日美土里を呼んで早速探そうぜ!」
「賛成!」
こうしてお父さんのとびっきりすぎる宿題が始まった!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます