第二話
午後になって三人は宿題をやめて近くのスーパーに買い物に出掛けた。
「えっと、じゃあ俺はこれ。」
夏斗がミルクティーを手に取る
「お前相変わらずミルクティー好きだな。」
「そう言ってる佐熊こそミルクティーじゃないかよ。あ、そうだ佐熊は向こうではどうなんだ?」
「え…あぁ、みんな仲いいよ。」
このとき佐熊は嘘をついた。実は佐熊は転校してしばらくしたときから少しずつイジメをうけるようになった。佐熊は嘘をついたことを後悔している。
「おい!佐熊!」
「……えっ」
「どうした?さっきから様子が変だぞ?」
「そうか?少し勉強しすぎたのかもな」
「あんたたちうつしてただけじゃん」
「すいません…」
「わかればいいのよ」
二人「(うぜぇ~)」
「今うざいと思ったでしょ💢 」
二人「(ギクッ!)
「なんでわかった!」
「しー、ここスーパーよ中だよ。」
「あ、そうだった。」
「そろそろ帰ろうか」
そして三人はそれぞれ自分が選んだ物を買って夏斗の家に帰った。
家に帰った三人は再び夏斗の部屋に戻る。部屋のなかに射し込む太陽の光が少し眩しかった。
「はぁーなんか疲れたー。今何時だ?」
佐熊が時計を見る
「うわ、もう3時かよ。」
「あ、私用事があるの忘れてた!ごめん今日は帰るね。」
「そうか、じゃあな。」
「また明日ね。」
二人「おう!」
そして美土里が帰った。
「二人になるの久しぶりだな。」
「そうだな。なにする?」
「久しぶりにあそこに行ってみるか!」
「行くか!」
二人は家を出て佐熊が転校する前につかっていた
秘密基地に行くことにした。秘密基地に行くには
夏斗の家から1㎞くらい離れたところにある小さな道ができた茂みを進んだ先にある林を抜けなければ行けない。しかし、抜けた先はきれいな湖があるので疲れが飛んでいく。
「おぉ~やっぱりきれいだな~」
佐熊が目を輝かせてそう言った。
「ここもずいぶん来てないな。」
「お前はよくここでイタズラの発明してたな~、今日からここはイタズララボだ!!なんて言い出したりもしたな。」
「佐熊もその事覚えてたか、懐かしいなー。」
などと言いながら昔のイタズララボに残っていた道具などをあさっていたら。
そこには・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます