あの日の夏休み
天草
第一話
8月1日から始まる夏休み、俺、実川夏斗は家で友達を待っていた。その友達は10歳の頃に遠くに引っ越してしまった。その友達の名前は、
海崎佐熊。実川夏斗と海崎佐熊はいつもいたずらばかりしていたいたずらっ子だった。そんな二人をいつも止めていたのがもう一人の大親友 井口美土里は二人とは逆で優等生。 学校では成績優秀しかし、運動はダメダメ。
◇ ◇ ◇
「はぁ~、佐熊のやつおそいな~。」
夏斗は自分の部屋でそう言った。
ピンポーン。
「おっ来たか!」
夏斗はダッシュで階段を駆け下りて玄関のドアを開ける
「よっ!さく…ま?なんだお前かよ!全くびっくりさせやがって!」
「ごめんなさいね私で!」
「まぁいいや入って。」
「うん!おじゃましまーす。」
「あら、美土里ちゃんいらっしゃい。」
「あ、おばさん久しぶりです。」
「じゃあ俺の部屋に行くぞ。」
「そうだね。」
そうして玄関のドアを閉めようとしたときのことだった、家の前で自分の名前を呼んでいる声が聞こえる。
「………?だれだ?」
夏斗は再びドアを開けるとそこには…
「佐熊!久しぶりだな!!」
「よぅ夏斗!相変わらずだな!」
「お前こそ俺をおいてでかくなりやがって。」
「お前がチビなだけだ。」
「この~💢!」
こうしてまた仲良し三人組はそろった
部屋に戻った三人は扇風機をかけて夏休みの宿題をしていた。もちろん頭の悪い夏斗と佐熊は美土里の答えをうつしていた。
「そのくらい自分でできるようになりなさいよー。」
「美土里はお母さんみたいだな!」
佐熊がゲラゲラと笑う
「あんたたちが子供なだけでしょ。」
「だって子供だもん。」
また佐熊が笑う
こうして夏斗たちの午前が終わる
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