未知との遭遇。

 突如現れた宇宙人たちの要求は「それぞれの国の代表として、人質を出すように。守らなければ地球そのものを破壊する」という極めて高圧的なものだった。


 蜂の巣をつついたような大騒ぎの中、各国それぞれで人質が選ばれた。A国では犯罪者を、B国では高齢者を、C国では死を望むものや宇宙へ憧憬を持つなどの志願者を募って決定。それぞれの国が知恵を絞り、粛々と人質を出すこととなったのだ。


 ──そんな中、とある国。「簡単なことじゃないか。国民を護るのが私の仕事だ」と首相が手を挙げた。


「正解は一国だけか」…宇宙人たちは、とある国以外の人類全てを焼き尽くした。

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