3-7 魔理守と特訓2
「いいだろ喜んだって!」
勝利は、文句を言う。
「たしかに、今の攻撃は最高だった、けど、それで終わらしたらダメだ!」
「どゆこと?」
「えっと、」
説明をはじめる。
「えっと、後ろから飛び蹴りをした後、畳み掛けないと」
「たしかに、ポニーはあれぐらいじゃ倒せないなぁ」
「だろ?それにあの後ろに回るのは良かったよあの攻撃を何回もしないと」
「あの攻撃は、魔理守の戦い方をマネでみたんだ、ほら、お前普段は、羽をだして空飛ぶ以外に早く動くのに使ってるだろ?」
「うん、まぁそうだけど」
魔理守は、レベル14なのでメンバーの中では、一番レベルが高い。だが、最初は皆、レベル1から始まる。
SW《セカンド・ワールド》では、レベル1から始まる時に、HP20MP12で固定。物理攻撃力、防御力、魔法攻撃力、素早さ、これらは、現実の能力に応じて少し変わる基本数値は5であり、力が強ければ物理攻撃力は6以上になり、足が遅ければ4以下になる。因みに、耐性もあるが、それは全部1から始まり、戦ったりする事でその攻撃を受けた時に数値が上がる場合がある。
魔理守は、足が遅いわけではなく、SWに入る前から少し体を鍛えて(勝利のポニーを倒す特訓に付き合わされたことも含む)いたので、素早さは初期レベル時に7あった。さらに、魔理守は、悪魔族の初期スキル【悪魔の翼】がある。通常の使い方は、空を飛ぶのに使うのが一般的、それを魔理守は、飛行する力を、素早く動くために使い、素早さを上乗せする。それが魔理守の戦い方の1つだ。
「飛べる力を利用しているのをマネて、俺の蹴る力を早く移動するのに使ったんだ」
「なるほど」
魔理守は納得する。
「それで、俺は何をすれば良かったんだ?」
話を戻し、質問する。
「そうだな、例えば連続で死角に移動しながら飛び蹴りをするとか、後ろからかかと落としをして、追加で攻撃するとかかな?」
「なるほどな、勉強になる」
勝利は関心する。
「魔理守、お前、よっぽどSWセカンド・ワールドに行きたかったんだな……俺も負けてないが」
「だてに、本買い占めたり、調べたりしてないからな、それは勝利もそうだろう」
「まあな」
2人は「「ハハハ」」と笑い合う。
「そうだ、次はモンスターと戦うか」
「それもいいな、ポニーとの決闘も6時からあるし」
「ポニーもいいやつだな……」
魔理守は苦笑いしながら言う。
「ほんとそれな、あいつが悪いやつだったら皆不登校だよな」
勝利も苦笑いしながら答える。
「まぁ、俺やポニーや先輩達はお前に救われたからな」
「ん?」
「なんでもないぞ」
「あ、そうか、今度、師匠先輩と、なにわ先輩にも会おうか」
「そうだな」
勝利は微笑みなが頷いた。
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