第51話 年越しそば

さて、年末の大晦日。

 大晦日といえば年をまたぐ際に食べる年越し蕎麦。


 私の実家では、移り変わるそのときには蕎麦は食べません。大晦日の夕食が、いつも蕎麦でございました。(昔からそうでしたのでそういうものかと思っておりましたが、違うということを他の方のお話を聞いて知りました)


 年末の最後の夕食はニシン蕎麦。

 本当にその一品だけだったのですが。


 三年前から、新たに相棒が加わりました。


 それは。


 天むす!


 どうですか、この黄金コンビ。

 蕎麦と、天むす!

(これにきゃらぶきが加われば完璧です)

※私は名古屋人ではありません。


 三年前に私の姉が天むすが食べたいと大晦日に突然申しまして、母と二人で小エビを揚げ、握り、夕食の蕎麦とともに出したのですが。


 もう、家族皆が、この取り合わせを大絶賛!

 来年も大晦日はこのメニューで! 是非!


 ということでそれから我が家では、大晦日の夕食は「天むすと蕎麦」というのが鉄板になりました。

 こうやって、家の伝統というものはつくられていくのですね。(しみじみ)


さて、もうひとつ。年を越えたあとの話ですが。


新年のお雑煮。


私の実家では、新年のお雑煮はといえば丸餅、大根、人参、里芋、三つ葉、の吸い物仕立てです。それに、きな粉を入れた皿を添えます。


何故? とそう思われた方。

それは雑煮に浸かったお餅を食べる際に、きな粉をまぶして食べるからです。

しょっぱさと甘さの両方が味わえるという実に欲張りな食べ方ですね。

(これも私は一般的な食べ方かと思っておりましたが、他の方のお話で珍しいパターンだということを知りました)


新年のお雑煮では、地域性が出ると申しますね。皆さんのご実家のお雑煮も、その家特有の具や食べ方があるのでしょうね。素晴らしいことですね。


 ああ、今からでもこの年末年始の美食メニューを味わえるかと思うとヨダレが出そうですが。

 しかし私の現在の体調を考えると、食後リバース、ということもありえます。

 それでも、食事中はなんとか美味しくいただきたいと思っております。




 それでは、皆さん、よいお年を!



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