第9話 やりたいことの大半は憧れ
若い時、色々とやりたいことはあった。
そのうちのいくつかはやってきた。
でも、それが何だったのか、具体的には思い出せない。
そう、その程度の事なのだ。
その時見たTVの影響か、友人の影響か分からないが、漠然と、
「こうなれたら良いな。」
「あれ、やりたいな。」
という類いのもので、そこに深い思いや考えがあったわけではない。
単なる「憧れ」だ。
こういうものに振り回されていると、人生の貴重な時間を浪費する。
隣の芝生は青く見えるもの。
自分が真にやりたいこと、なすべき事は、自分自身との対話からしか求められない。
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