第4話 やってくれないことはやれば良い(仕事)

上司も同僚も自分と同じ一人の人間。


役職が付いていたり、給与をたくさんもらっている人に対して、過大な期待を持ち過ぎる傾向がある。


「きちんとやってくれない。」


フラストレーションが溜まる事もある。


しかし、役職が付いていたり、高い給料をもらっている事と、力があるかどうかはイコールではない。


人には得手不得手があって、それは上司も同様である。


上司が苦手な仕事は、そういうものをお願いしても上手く処理されない可能性が高い。



それよりも、仕事をする上で、何を以て「実力があるか」は人それそれの考え方がある。


「役職など身につけ、偉くなる=実力がある」

と判断する人は、政治力を身につけるだろうし、

「たくさんものを売れる=実力がある」

と判断する人は、役職にはこだわらないかも知れない。


そもそも、力なんか要らないという人もいる。



「何のために働くか?」

は、人それぞれで、上司や同僚に、過度な期待をするというのは、自分が考えている仕事・働き方を押しつけていることになる。


それを押しつけたところでどうにもならない。

フラストレーションが溜まるだけだ。


「こうあって欲しい」

と思うことは問題無いが、

「こうあるべき」

となってしまうと、大変なストレスになる。


自分の考え方や行動をそう簡単に変えられないように、

上司や同僚も考え方や行動はそう簡単には変わらないのだ。



これらのことを踏まえ、周りができないことがあれば、自分ができるように、意識を変えていくようにしている。


これだけで、かなりストレスは軽減される。

依頼してやってもらえないストレスより、自らが行動するストレスの方が小さいという事なのだろう。


これは上司や同僚を助けることになるし、結果、評価もされ易い。

もっと早く気づくべきだった。

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