キャラクター紹介(2)
▼PC③ Oはた……フジヤマ・グレイスの場合
出自:[闘士] 境遇:[義理の親] 目的:[憧憬]
Oはた(以下:フジヤマ):(エセ日本語口調で)……ミーの名前はフジヤマ・グレイス、デェス! HAHAHA!
一同:ちょ……っ。
GM:……あのそれ……本名じゃ、ないよね?
フジヤマ:ええ。地球という異世界を知ってそれに憧れ、自らにつけた言わばソウルネーム。魂に刻まれた名前―――。おかしな名前デスね。お前はいったいなにがしたいんだという。
GM:俺が聞きたいわっ!(笑)
M:クラスは?浅見フジヤマ:シーフ/アルケミスト。種族はヴァーナ(猫族)で、性別は女子。
浅見:現代人から見ると、痛い猫耳コスプレキャラなんだが(笑)。スキルは?
フジヤマ:《ワイドアタック》《アンビデクスタリティ》《アームズマスタリー:短剣》《ポーションピッチ》!
GM:基本は短剣二刀の白兵戦、範囲攻撃型か。
フジヤマ:そう。《ウェポンクリエイト》があるから、おもむろに「はっ!」ってやると、短剣ができマス。自前で持っている方の短剣と二刀になって攻撃するという。……実は錬金銃を持ちたかったが、銃を持つと銃を当てるためのスキルを取らないといけなくなって、スキル枠が足りなくなったので諦め……この型にしました。
GM:《ポーションピッチ》を取ることを優先したのか。MPの回復役もできるぞ、と。
フジヤマ:そうそう。出自は[闘士]で、クラン=ベルという闘技場がある街で育ち、闘士としての腕を高めたりしていマシタ。そんな折、ミーは病に倒れ、苦しんでいたところに、とある旅人が謎の錠剤をくれました。「……一度に二錠、一日三回飲むといい」……それを飲んだらたちどころに治ったのデース!
GM:なんの薬だ。
フジヤマ:半分が優しさでできています。
一同:バファ●ンっ!?
GM:すると、その薬をくれたのは現代人であったと……(笑)。
フジヤマ:そう。そしてその後、いろいろと調べて大学都市オーカーにやってきて地球という異世界があることを知り、興味を持ち、憧れ……そこにはフジヤマという偉大なるマウンテンがあり、そこには毎年参拝する人たちがいると知ったのデス。
庄子:で、自分の名前につけたんですね!(笑)
GM:大学都市オーカーは大学のキャンパスが丸ごとあり……きっと図書館もあるからな。富士山の写真でも見たんだろう。
フジヤマ:そう、そして図書館で“科学”なる技術があることを知り、学び、薬の調合もできるようになりました。でも、あの白い錠剤にはまだ辿り着けないのデス……っ!
クロウ:アレは万能だからな。
フジヤマ:いつかあの技術を得たい、そして、過去にミーを救ってくれたあの方……いや、あの偉大な薬を作った現代人に恩を返したいと思っているのデス。現代人が来たら、恩を返そうと! そして、願わくは現代の知識を請いたい! あの薬を作るために!
クロウ:現代人が全員、バファ●ンを作れると思ったら大間違いだぞっ!?(笑)
フジヤマ:ミーはその辺、よくわかっていないので。
GM:お前……現代人……アーシアンは、ゲイシャかサムライかニンジャしかいないと思ってないか―――。
フジヤマ:もちろんです。
一同:………………。
フジヤマ:(冷静になり)……なんだろう、すごく偏っている。
GM:知らんわっ!?
クロウ:でも、ここまで現代人ラブだと絡みやすい。さすがOはたさん。
Oはた:いやー、ははは。なにほんの実力ですよ。偶然ですよ。
一同:どっちだよっ!?
====================================================
●PC3/フジヤマ・グレイス
レベル:1 種族:ヴァーナ
クラス:アシーフ/アルケミスト
HP:30 MP:30 フェイト:5
ライフパス:出自[闘士]
境遇[傷病]
目的[友情]
種族スキル:
《ヴァーナ:猫族》1
シーフスキル:
《ワイドアタック》1
《アンビデクスタリティ》1
《アームズマスタリー:短剣》1
アルケミストスキル:
《ウェポンクリエイト》1
《ポーションピッチ》1
一般スキル:
《ファインドトラップ》1
《サーチリスク》1
装備:
ダガー/クロースアーマー/バックラー/シーブスツール
====================================================
▼PC④ 丹藤武敏 …ルイン=シュレディンガーの場合
出自:[錬金術] 境遇:[略奪] 目的:[扶養]
丹藤(以下、ルイン):私はルイン・シュレディンガー。エルダナーンの男で、一八歳。身長は一八〇センチメートルくらい。髪をオールバックにして、眼鏡をかけている。
GM:嫌みなタイプっぽいな。
ルイン:出身はエリート貴族で錬金術士の家系だったのだが、現代の薬というものに負け、地位を失ったのだ。
GM:キミがなにを言っているのか理解できない(笑)。
ルイン:ライフパスの出自が[錬金術士]……つまり親が偉大な錬金術士だったのです。とりわけ、薬の調合で一目置かれた存在だったんですが―――。境遇表の結果が[略奪]で。
菫:略奪? いったいなにを……。
ルイン:そう。ある謎の人物がこの地にもたらした謎の白い錠剤のおかげで、仕えていた王様の関心がそっちにいってしまい……我が家系の名声は一気に地に落ちた。
GM:それで略奪か(笑)。
ルイン:そう、憎い! あの白い錠剤を王様に献上したあのアーシアンが!
クロウ:Oはたさんの設定にのっかった(笑)。
ルイン:飲んでから一〇分で頭痛が消えるなど……ありえん! ありえんのだ!(どん! と、テーブルを叩く)
フジヤマ:なぜかミーを救ってくれた恩人が仇になってるわけですが。
クロウ:このセッションの黒幕だな。
GM:そこをシナリオで拾うことはないからっ!(笑)
ルイン:ともかく、ふらっと立ち寄った旅のアーシアンに負けたせいで地位も名誉も奪われ……この憎き敵を知らねばならないと考え、大学都市へ流れてきた。現代というものに憎しみを抱きつつ、残された家族を支え、名門シュレディンガー家を再興させたいと思っている。
GM:なんか、主人公に倒されるライバルみたいなドラマを背負ってるぞ。そんな冷たい奴だが、家族……故郷には弟や妹がいると……。
ルイン:そう、八人家族くらい。そして、周りには、落ちぶれていると知られたくない。プライドは高い。
GM:なんか最終回の直前で、家族の悲しい過去があきらかになって主人公に救われ、そして主人公を助けて散りそうな設定だな。
フジヤマ:さらば、丹藤さん。
ルイン:ええっ、死んじゃうの……っ!?(笑)
GM:まあ、それはこの文庫リプレイが終わって、いつか外伝を書く時が訪れたら語ろうじゃないか(笑)。ほんでは、これで自己紹介は終わりだね。最後に、ギルドを作って、取得するギルドサポートを決めよう!
クロウ:最初から、俺らはひとつのギルドで行動すんの?
GM:いや、シナリオの途中でギルドを結成する流れになるんじゃないかな。先に決めておこうって話だ。
クロウ:ああ、了解。ギルドマスターは菫でいいよね?(笑) 庄子さん、どのギルドサポートを取……。
菫:(←すでに、ギルドサポートが収録されたページに見入っている)…………え、あ、はい? なんですか?
クロウ:キ・ミ・が・ギルドマスターです! まず、ギルド名を決めよう!
菫:え、わたし!? なんか恥ずかしい。
GM:恥ずかしくはありません(笑)。まず名前……最近ではリプレイ名からギルド名を取ることが多いけれど、どうしよう。
クロウ:演歌が好きだから、アマギ、とか。
菫:(少し考えて)……名前が菫だから、ヴァイオレットとか?
クロウ:ああ、いいんじゃない?
GM:では、それで。次はギルドサポートを決めよう。ギルドレベルは1だから、ふたつ取得できる。ただし、PCのレベルが1なので、今回持ち込めるのはひとつだけだ。
クロウ:基本的にはまず《蘇生》という、ギルドメンバー全員のHPを回復させるギルドサポートを取る感じ。
菫:いいですね。それにしましょう!
クロウ:あとは《祝福》とか《陣形》が定番だけど……《陣形》は便利だが、便利すぎて依存してしまいかねないので、逆に難しい。
菫:(ルールブックを見ながら)《援助金》とかある……!
フジヤマ:お金関係なら《目利き》とかも。
菫:げ、《限界突破》……。
一同:え?
菫:この《限界突破》というのに惹かれます!(笑)
フジヤマ:強い代わりに、1ラウンドしか効果が続かないという問題があって、使いどころが難しいデスが。
菫:ここぞという時に使えるのがかっこいい! 《限界突破》でもいい?
クロウ:いいんじゃないだろうか。
GM:わかった。《蘇生》と《限界突破》、今回はどっちを持っていく?
菫:死んだら後悔するから《蘇生》なんだろうけど……。
クロウ:100回やったら、90回は《蘇生》を選ぶことになるって感じ?(笑)
GM:1レベルだとHPも低いしね。いつでも完全回復できる《蘇生》があれば、無理もきくし、ピンチも切り抜けやすい。
菫:なるほど……(と、考え込む)。
クロウ:ギルドマスターがやりたいこと優先でいいよ!
菫:守りに入るなら《蘇生》だけど……やっぱり、みんなの活躍を見たいから、《限界突破》を持っていきたいです!
クロウ:ではそれで!(笑)
フジヤマ:なんとかなる! きっと! 失敗すれば赤いシミになるだけよ……!
GM:なるな。……では、ギルドも完成したので、メインプレイに入ろう!
一同:はーい!(笑)
====================================================
●PC4/ルイン・シュレディンガー
レベル:1 種族:エルダナーン
クラス:アコライト/セージ
HP:27 MP:36 フェイト:5
ライフパス:出自[学者]
境遇[紛失]
目的[人捜し]
種族スキル:
《マジックセンス》1
アコライトスキル:
《ヒール》1
《プロテクション》2
セージスキル:
《エフィシエント》1
《エンサイクロペディア》1
一般スキル:
《アルケミーノウリッジ》1
《ファーストエイド》1
装備:
クラブ/ラウンドシールド/ハット/レザージャケット/聖印
====================================================
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます