◆Preplay02◆集まった面々になにか問題がある気がしないでもない

「ええええ! わたくしが参加してもよろしいんですか!! すごく嬉しいです、ぜひよろしくお願い致します!」

 ……プレイヤーの件を連絡して数分。とびきり前向きな返事が返って、PC①のプレイヤーが庄子さんに決まった。

 そして後日、残るプレイヤーも無事に決定し……二〇一五年がまさに終わりかけたその日、セッション当日はやってきたのだった。


きくたけ:というわけで、みなさま……よろしくお願いします!

庄子:ドキドキしてます! よろしくお願いしますっ!

浅見:元気だ(笑)。

Oはた:セリフにいつも「!」とついていそうな(笑)。

丹藤:私も菊池さんのGMでリプレイのプレイヤーってめずらしく。気楽にいきましょう。

庄子:はいっ、お気楽にいきますっ!(笑)


 ではここで、本リプレイに参加する面々をご紹介しよう。


▼庄子裕衣

 アミュレートという声優事務所に所属する女性声優さん。

 二〇〇五年に『IZUMO -猛き剣の閃記-』でデビューし、近年では『パンチライン』パイン役や『超次元ゲイムネプテューヌ』のアブネス役、TOKYO MXで放送中の『つんつべ♂バク音』に登場する番組キャラクター・ヲタック民の声、各種舞台など多方面で活躍する。

 恐るべき前向きさとノリの良さを揃えて持ち、とにかくよく笑う……!

 ツイッター→https://twitter.com/yuiyui0219

 公式ブログ「サカナナ」→http://ameblo.jp/yui-0219/


▼浅見正義

 会社勤めかつリア充風に見せかけて、実は極度のゲーマー。しかも、データ重視のゲームに燃もえる口で、ハマったゲームに関してはとことん調べ尽くし、極めないと気が済まない。ミスでもしようものなら、悔しくて夜寝られなくなるほどである。だがそれが面白い。

 TRPGに関してはさほど経験がない。しかし、PCを作る時は、スキルデータを食い入るように見入り、自分の理論でデータを組み上げる。このあたりは、リプレイ初参加となった『聖弾のルーチェ』シリーズもぜひご覧戴きたい。

 ところで、せかいいちかわいい人が好きである(←最重要情報)。


▼Oはた

 本名は大畑顕。

 ファーイースト・アミューズメント・リサーチの社員で、主にTRPGのデータ制作を担当する男。データにくわしいのは当然だが……それ以上に、奴の脳内はネタであふれている―――。社内でチョップを繰り出せば、「馬鹿なぁああ、私はあなたの右腕だったはずぅうううっ!」と叫んだ末に「おげぺぁあっ、ぶしゅあっ」……と、断末魔の悲鳴に加えて血が噴き出る効果音までついてくる。

 TRPGのセッションでは基本的に誰にでもへりくだり、三下パワーマックスで舞い踊るのだが、シーンがシリアスになるとかっこいいセリフを連打するから侮れない。


▼丹藤武敏

 ファーイースト・アミューズメント・リサーチの社員で、これまで数多くのシナリオやリプレイを手がけてきた。その脳みそにはさまざまな知識が詰まっているが、それ以上に詰まっているのはネタである。ちょっと雑談でも振ろうものなら、他のすべてを忘れ去ってネタ話を語りまくる。それが面白いだけに、リプレイ収録においては実にやっかいな話と言えよう。なお、TRPGにおける彼のただひとつの欠点は、「ダイス目が非常に悪い」ということだろうか。しかし、リプレイにおいては「おいしい」ので不問とする。


▼きくたけ

 今回のゲームマスターを務める私、すなわち菊池たけしである。

 TRPGを中心としたネタで生きながらえる局地戦型もの書き。ネタと笑いと泣きをこよ

なく愛する。TRPGを始めてからとうとう三〇年を超えた。時の流れは残酷である。

 なお、太平洋戦争時の海軍艦艇もこよなく愛する。中学生の頃、父親に太平洋戦争のシミュレーションゲームに付き合えと言われて初めてアナログゲームの楽しさに触れ……「お前は日本海軍の方が好きだよな? そっちを担当しろ」と誘導されてその通りにした結果、ボコボコにされて負ける悔しさを知り……ゲームで勝つためにはどうしたらいいか数字やデータに興味を持つようになったあげく―――こんな大人になった。ちくしょう。


       *   *   *


きくたけ:……と、こんな面々でお送りするわけだが―――(と、全員を見回す)。

Oはた:なにか?

きくたけ:なんだろう、この面々……なんかボケばっかりでツッコミ役がいないような気がしないでもない。

庄子:えぇっ!? あたしボケですかっ!?

Oはた:あっしはボケです。

丹藤:ミー・トゥ。ボケです。

きくたけ:ボケばかりだと、リプレイの会話が書きにくいんだ。

浅見:待てよ、にーやん。俺は特にボケってわけじゃないと思う。

きくたけ:……などと浅見氏はわけのわからない発言をしており、脳の安否が気遣われます。

浅見:脳は正常だよっ!?

きくたけ:(庄子さんに向かって)……あ、こいつ、脳は正常と言いつつも危険な男なのであまり近づかない方がいいですよ。

庄子:あはは、危険なんですか! 気をつけますね!

浅見:まあね? 俺は女の子と目が合っただけで(以下、検閲削除)。

Oはた:うわー最低だー浅見さんー。

庄子:でもすでにあたし、すごく楽しいんですが(笑)。太鼓判を押してくれたみーちゃん(味里さんのこと)に感謝しないとなー(笑)。

きくたけ:そうしてあげてください。最終的には、彼女のひと言が決定打になったので! ……って。えー、そろそろ場も暖まったので始めようか。

一同:はーい!(笑)

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