第22話 目指していた結末

「ふんっ、『イアカ、トラ、リアニオディニ』!」

「二重詠唱……!」

 ジーダの余裕を笑みと同時に唱えられた呪文を聞き、ユーマは即座にその場を飛び退いた。 しかし、その回避距離を上回って地面が激しく隆起する。

 あくまでここが室内であるという事を全く考慮していないジーダの魔法が無慈悲に左右の壁を破壊していく。

「ち……っ」

 盛り上がった地面に合わせ、ユーマは跳躍する。

 土系の魔法の欠点は、上空の敵を狙えないことにあった。だが、ユーマの行動を見透かしたように連続した火球が無防備を晒すユーマの元へと飛んでくる。

 自分は今、地面を踏み切って空中にその身を預けたばかりだ。回避の手段はなかった。

「ハハハッ! どうだね、私の魔法は! 痛いだろう! 苦しいだろう!」

 空中で火球を受け、吹き飛ばされたユーマへ歩み寄りながら言うジーダ。

 ユーマはかまいたちによる裂傷と火球による火傷で激しく疲労していた。

 幸いだったことは、火球を左腕だけで受け切れたことだ。右腕さえ無事なら剣は振れる。

 空気が触れる度にチリチリと細かな痛みを生む左腕をかばいながら、剣を杖代わりに立ち上がったユーマは再び構えた。

「まだやる気か。そこまで命が惜しくないのか。なら……殺してやろう。『エスネ、ム、シンヴ』」

 クックッ、と笑ってジーダは呪文を唱えた。

 燃え盛る屋敷の中、ススで薄汚れたジーダの姿が目の前から風景に溶けて消える。実体はおろか影すらも消え果てた。

 ジーダが唱えたのは『消去』を意味する魔法。身の回りを漂う空気を変性──おおまかに言えば鏡面化させることで自分の姿を完全に消し去る魔法だ。

 その効果もさることながら、その状態を維持し続けるだけでも相当な集中力を必要とする。たった数年程度の鍛錬ではとても使いこなせるような代物ではなかった。

「……アンタがすげぇ魔術師だってのはわかる。正直、感心してる。完全に姿を消せるんだな」

 しかし、ユーマはそれだけの力を見せつけられた所で決して動じた様子は見えない。むしろ称賛の声でうっすらと笑みを浮かべる余裕を持っていた。

 視界の隅で、何やら不思議そうな表情のキルナが写った。

「バカなガキが。お前と私では経験が違うのだ。お前は今まで何人殺した? その首を掻き切ってやったのだ? 心臓を一突きにしてやったのだ?」

「数えたりしないからな、わからねぇ。だが、アンタみたいな自分のための殺しはゼロだ。あいにく、俺にゃ人殺しの趣味なんてないもんでね」

 広々とした廊下の至るところからジーダの声が反響して届く。

 前か後ろか、左か右か。相手は護身用の短剣を所持していたはずだ。おそらくそれで攻撃を仕掛けてくることだろう。

 その場で棒立ちを決め込むユーマは、あくまで挑発気味に言い上げた。

「それが答えだ! お前は私に勝てない! 決して。絶対に!」

「はぁ……」

 こちらの居場所を知らせず、相手の居場所を正確に察知したジーダの強気な声に、ユーマは肩を竦めつつため息を吐いた。

 同時に瞳を閉じ、外界からの余計な情報を一切遮断する。

 ユーマが立つのは、暗闇の舞台だ。

 出演者は自分だけ。

「んなもん……。──やってみなきゃわかんないだろ」

 剣の切っ先をそっと置くように地面に触れさせる。

 見えないのなら、見ない。もっと別のものを見る。

「………っ!」

 ユーマはぴくりと肩を震わせ剣を掴み、おもむろに右方へ切っ先を向けた。

 手応えはなかったが、そこからはハラリと一片の布片が落ちた。

 それは、ジーダの纏っていた服と同等の物だ。間違いなく、ついその瞬間にジーダはそこに居た。

「なっ……! 何故だ! 何故私の居場所がわかる!? 姿は見えないはずだ!」

「あぁ見えない。全ッ然見えないな。でもよっ!」

 うろたえるジーダをよそに、味をしめたとしたり顔で笑うユーマ。

 右手に持った剣を続けて正面に一つ二つと振り払った。

「ぐ……がァッ! 何故、当てられる……!?」

 手応え、アリだ。

 剣先には血が付着し、腕には軽く肉を裂く独特の手触りが伝わる。

 虚空からは鮮血が飛び散り、床を濡らした。

 ジーダの姿は依然見えず、あくまで血を飛沫させただけだが、彼の狼狽した姿はまぶたに浮かぶようだった。

「普通、どんな生き物も何かしらの行動には『気』──つまり感情が先行しちまうもんなんだ。アンタの場合、俺に対する殺意ってやつがな」

 ニッ、と笑って言うユーマ。

 踏み込んだ足を戻し、ゆっくりと元の位置へ下がりつつ剣を二度振り、血を落とした。

 気というものは、意志や感情というものにしばしば言い換えられる。例えば、男が他人から盗みを働こうとした時、その行動を起こそうと決意した瞬間、そこには『盗もう』という意志が生じる。もっと実践的な例で言えば、相手に攻撃を仕掛けようとした時、そこに必ず『攻撃を当ててやる』といった意志や、相手によっては『怒り』の感情さえ混じるのだ。

 その行動に付随するわずかな不純物──『気』を、ユーマは感じていた。

「それを読み取って当てただけだ。姿なんざ見えなくたって戦えらぁ」

「くそったれが!! おい、キルナ! 突っ立っているんじゃない! 『イアカ、ム、クラープ』!」

 挑発的なユーマの態度に激高したジーダは決死の声で電撃を放つ。放たれた魔法はユーマにかすりもせず後方へ向かい、二人の様子をじっと見つめていたキルナに直撃した。

「あぅ……あぁ、ああああぁぁぁあああああ!」

 青い閃光がキルナの全身を包み、痛みを連続して与える。

 今まで言葉を発しなかった少女が、お腹の底から絞り出すような悲鳴を挙げている様は、聞くに耐えられるものではなかった。

「あぁあ……は、はい。『ノイシュリー、トラ、ラエフ』」

 痛みが終わり、光を失った瞳で呪文を唱えるキルナ。

 彼女の手の平からは濃紫色の光球が放たれる。空中を恐るべき速さで飛ぶ光球。

 動きは直線的で、狙いも見定めやすい。もちろんユーマはキルナが魔法を唱える『気』を察知していた。

 だが、ユーマは避けない。

「くッ!」

 直撃を感じてすぐには衝撃もなく、痛みもない。熱を感じることも無ければ、体にしびれも感じなかった。

 襲い来る痛みを予想し力んだ体から一瞬気を抜いた瞬間──

「…………っ!」

 激しい心臓の拍動と共に、ユーマの全身を包み込むような寒気が襲った。

 指先が震え、全身に力が入らなくなる。今まで張り続けた威勢が何か大きな力によって捻じ曲げられるような感覚。


 キルナの唱えたそれは『恐怖』を意味する魔法だった。

 相手の心を支配し、恐怖を与える魔法。戦わずして勝利する。その言葉を真に現した魔法と言えた。

「キルナの発する『気』とやら、感じたのだろう? なぜ避けなかった」

「へっ……。『女の子には優しくしろ』、『女の子に手をあげるな』。姉貴がしつこいくらい俺に言い続けた言葉でね、染み付いちまってるんだよ……」

 拳で胸を叩き、震える体に鞭を打つ。

 『恐怖』の魔法は、練られた魔力の量が多ければ多いほどその効果を発揮する。その目安は対象となる人間の精神力に左右されるが、キルナの魔法は有無を言わさぬ力を持っていた。

「バカな。貴様はいつか女に殺されて同じ事が言えるのか」

「言えるね。言ってやる。どこか遠くの姉貴に向かってな」

 ユーマの言葉を強がりと取ったのか、ジーダは姿を表すこと無く四方から声を反響させて問う。強気な態度を崩さずユーマも返す。

 ユーマが戦意を喪失しなかったのは紛れもなく、マオがもしもの時のために、と事前にかけておいた『耐性』の魔法のおかげだった。その恩恵を受けているからこそ、膨大な魔力を込められていたキルナの『恐怖』の魔法を受けていても僅かな影響しか受けずにすんだのだ。

 本来なら、『恐怖』の魔法をかけられてその場に立っていることすらも不思議なことだったが、頭に血が上ったジーダはそれにすら気付かない。

「ならば死ね。今ここで。キルナの手で!」

「い……『イアカ、ム、クラープ』」

 ジーダの怒声とキルナの詠唱が聞こえてくる。同時に、二つの気の移動をユーマは感じ取っていた。

 キルナの手から飛び出した電撃が足元をすくい上げるように地面と水平飛行する。ジーダのそれとは桁が違う速度、そして量の電撃だ。とても同じ魔法を唱えたとは思えない。

 ユーマはそれを、左足を軸に右足を下げ、半身を回転させて回避した。

 続けて背後に回りこむような気を察知し、ユーマはつい電撃が駆け抜けたそのあとに一歩足を踏み出す。すぐさま背後で鋭利な刃物が通り過ぎる風切り音が唸りを上げた。

 チッ、と鋭い舌打ちが屋敷の中を反響するように耳に届く。

 更に移動を重ねる気の流れ。ユーマの背後から左方へ。

 あえてユーマは後方を振り向く。こちらがジーダの位置を把握していないと悟らせるために。

 ジーダはおそらく今この瞬間、嗜虐の笑みを浮かべていることだろう。

 隙だらけだぞ、と今にも言い出したいのをこらえていることだろう。

「だがご生憎。チェックメイトだ」

「なっ!?」

 ユーマの剣は、ジーダに宣戦布告をした時と同じように、ピタリと一方向に添えられ微動だにしていなかった。その刃の矛先では、焦りからの集中力の欠如により魔法の効果が薄れ、姿を見え隠れするジーダが驚愕の表情でうめいている。

 なぜ居場所がバレたのかわからないと言いたげな顔でこちらを睨むジーダに対し、ユーマは余裕の表情を見せた。

「言ったろ? 何かしらの行動には『気』が先行するって。ビシビシ感じたぜ、アンタの『気』」

 ジーダはわなわなと震え出す。

 そんな様子にも構わず、ユーマは指先一つ動かすこと無く口を開く。

「アンタがユシカを殺したのは紛れも無い事実だ。否定しようのない現実だ。だけど、アンタはまだユシカの事をこんなにも想っている。それはアンタがユシカを愛していたからだ」

 これは必要なことだ。そう自分にいい聞かせて。

 マルステンを今のままにしないために、言わなければならないことがあった。

「マルステンは廃れた。ユシカが教えてくれた『守るために振るう剣』で、アンタはユシカを殺したんだ。そして、街が愛に飢えた。新たな優しさを求めて互いを傷つけ合った。それが今のマルステンだ」

「何が言いたい……」

「アンタは愛を持て余してる。それをほんの少しだけ、マルステンの街に向けて欲しい。アンタがユシカを愛していたなら、ユシカが愛したこの街をアンタも愛せるはずだ」

「…………」

 ジーダは口を噤む。

 構わずユーマは続ける。

「『注ぎ込まれた愛はいつか欲へと変わって狂気になる。だからこそ、愛はみんなで与え合って、みんなが幸せになれるのが一番いい』。姉貴の言葉だ」

 ユーマは胸元の首飾りをとろうと手を伸ばす。

 これを見せれば、少しはジーダの心も揺らぐだろうと。

「だから──」

「フフ、フフフ……。アハハハハハハ!」

「……!?」

 突然、ジーダの笑い声がユーマの言葉を掻き消した。

「ユシカへの愛をこの街に分けてやれ、だと? お門違いもいいところだ。あぁ、私はユシカを愛していたさ! この人生のすべてを掛けて愛し抜いてやると心に誓った。だが! ユシカは一度も……、一度たりだって私に『愛している』という言葉を返してはくれなかった! ユシカは街を愛し、私を愛してはいなかったのだ! 私からユシカを奪った街を、どうして私が救わなければならない!?」

「……違う、違うんだ」

「ふん、キルナ!」

「く……っ」

 ユーマの動作の一瞬の隙をついて、遠くのキルナを呼びかけるジーダ。

 ジーダの声がキルナに届くよりも早く、その後方に回り込んだユーマは舌打ち混じりに手刀を繰り出し彼の意識を暗転させた。

 ドタッ、と音がして、ジーダの体がうつ伏せに倒れこむ。『消去』の魔法の効果がみるみるうちに解けはじめ、その全身があらわになっていく。

「マルステンの最後の希望は……アンタしかいなんだよ……」

 その背を見つめ、唇を強く噛み締めてユーマは静かにこぼした。

 倒れ伏したジーダの首に、ユシカにもらったあの首飾りを通す。

 胸の内で渦巻く様々な感情を無理矢理押し込めてユーマは立ち上がった。

「ユーマアァアア!」

「うおっ!」

 炎が激しさを増す音だけが残った館内に破砕音が響く。直後、聞き覚えのある声が響き渡り、ユーマは不意に肩を震わせた。

「ユーマ! 無事だ! よかった! それで、女の子っていうのは……あの子だね! あれ、ジーダさん生きてるけど、トドメ刺しておく?」

「いや、駄目だ。この人は死んじゃいけない。マルステンを変えるにはこの人の力が必要だ……。だから、外へ運ぶ」

「了解!」

 エミリアのよく通る大きな声に背を押され、力強い言葉で応対するユーマ。

 今の疲労した体に、彼女の元気さは少々毒だった。

「じゃあ逃げよっ。火が出てるし人もすぐ集まる」

「あぁ、マオも待ってるだろうしな」

「うん。急いでね、ユーマ」

 そう言って、意識を失っているジーダの肩を担いで走っていくエミリア。

 疲労した体に休息を与えつつ、ユーマはその背を見送った。

「あ……えーっと、キルナ……?」

 もごもごと舌足らずな言葉で、ユーマは近づきつつ話しかける。

 キルナは、まさかこちらから話しかけられるとは思いもしていなかったようで、見開いた瞳をユーマに向けた。

「じゃ、じゃあ行こうか?」

 力なく座り込んだキルナをユーマはよそよそしく抱え上げた。

 ユーマがキルナの名を呼びにくそうにしているのは、初対面の少女との会話に緊張しているからなどでは決してない。『キルナ』という名が、少女の本当の名前なのか、それともジーダから道具として使われる存在としてつけられた名前なのか区別がつかなかったからだった。

 キルナの体は予想以上の軽く、まるで人形か何かのようにすら感じられる。

 体温も高くなく、見た目相応の肉付きもなかった。

「い……っ!」

 まじまじとその肢体を見つめていると、前触れもなく突然耳を引かれる。

 それが抱えられたキルナのしたことだということはわかって当然で、ユーマは耳を引っ張られるまま首を傾げる格好になった。

「……き、……キル……ナ……」

 その耳元にそっと囁かれる声。

 少しくすぐったい感じのする声、そしてその言葉は、キルナが始めて自らの意志で発した言葉でもあった。

「それが、お前の名前か?」

「うん……うん……」

 耳を引かれたままユーマが改めて尋ねると、キルナは顔を朱色に染め上げ二度頷いた。

 ユーマはそれ以上何も言わない。それ以上追求してはいけないと直感していた。

「じゃ、行くぜ」

「……うんっ」

 キルナが頷き、ユーマは走りだす。

「疲れた体にゃあ、少々重労働だ……」

 燃え盛る屋敷を飛び出し中庭を駆けるユーマは、愚痴をこぼしつつも腕にかかる一人分の重さを感じて頬を緩める。

 ユシカの言った『守るために剣を握ること』。そして、姉貴の言った『女の子に優しくするということ』。

 その両方を同時に達成出来た気がして嬉しくなっていた。

「あ……あっち、です……」

「わかった」

 キルナの指示通りに中庭を抜けていく。

 キルナが道を覚えて行く先を指示しているのか、それとも魔法で道順を把握しているのか。どっちでもいいことだ。ユーマには地上をどう走ればいいのかなど皆目検討もつかない。ワイヤーを使い、高所から一直線に脱出することも考えたが、たった一本のワイヤーでは二人分の重さは支えきれないだろうとユーマは踏んだ。

 頼れるものは頼る。今更キルナがこちらを騙そうとなどしないという信頼があった。

 だが、それ以上にユーマには不審に思うことが一つ。

「なぁ、キルナ。この中庭で召喚魔法を使ったのはお前か?」

 ユーマが言っているのは、侵入の際、中庭を徘徊していた喚ばれ人たちのことだ。

 そんな問いに、キルナは首を横に振って首を傾げる。

 何の話だ、とでも言いたげな表情をしている。

 ユーマが現在進行形で走り抜けている中庭に、進入時には見渡す限りの大所帯だった喚ばれ人達の姿が見えないということは不自然な話だった。あれだけの数の喚ばれ人達を空白ブランクの武器しか持っていなかったエミリアが倒しきるということは夢物語にもふさわしい奇跡である上、冗談にしては全く笑えない。

 しかし、あの時屋敷の中におり、更に魔法を行使することが出来たのはジーダとキルナの二人だけ。戦ったからこそわかる、ジーダの総魔力容量ではあれだけの召喚魔法を使うことは不可能であると確信済みだ。

 ならば一体誰が? 

 考えられることは、隠れてジーダに協力するものがいたか、もしくは全くの他人が何かしらの意図を持って自分たちの足止めをしようとしていたか、だ。

「まぁいい。出口も見えてきたしな。さっさとマオと落ち合おう」

 頭が痛くなるのを感じ、ユーマは余計なことを考えるのをやめる。

 月が傾き始めた真夜中。気づけば時は早馬のように過ぎている。

 炎に包まれた屋敷が静かにその存在を誇張し続けていた。

「順調みたいですねー」

 燃え盛るジーダ邸の上に立ち、炎の熱さを全く感じていないとでもいうようにすました声で独り言をこぼす人影があった。いかにも人の神経を逆なでしそうなヘラヘラとした口調は、丈の長い魔術師風な格好に似つかわしくなくもあった。

「楽しくなって来ましたねー」

 表情すら読み取れないほど黒いフードを深くかぶった人影は、嬉しさの一心に表現したような言葉を紡ぐ。

 その真意は誰にも知れない。

 黒フードは、炎に煽られそのまま姿を消した。

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