この小説を、おすすめします。
テンプレの転生者をマークし、警察や検察、弁護士、日本の法律という逃れられぬ力で現実に引きずり下ろす。魔力も、神も、聖なる剣も、人間が歴史を重ねて作り上げて来た近代法の前にはしょせん無力、想像の産物に過ぎないという事を叩き付けられたい人は読んでください。
プロローグの、誰だったかの『普通に努力しただけです』という台詞が、すべてを語っていると思います。
陰キャラが異世界でしゃしゃっているのにうんざりする人はどうぞお読みください。地に足のついた現代のちゃんとした人間たちが、彼らを存分にボコってくれることでしょう。
それに希望を感じない人は……黙って帰れとしか言えません。小説なのに現実みたいですね。