作文
『作文』 三年二組 青山 世良
ぼくの弟はようちえんに行っています。ようちえんの先生がお母さんに『がんばれはプレッシャーの言葉です』と言いました。だけどお母さんは弟がグズリ出すと『がんばれ』と言ってはげまします。いつもがんばるひつようはないけれど、がんばらないと心が弱くなって乗りこえて行けない時があるからです。がんばったほうが楽になる時があるからです。
お父さんはお母さんの話を聞いて『ウツになるやつはヒマだからなる』と言いました。お父さんは仕事が忙しいのでウツになっているヒマがありません。でもウツになっている人を悪く言わないであげてほしいです。
お母さんはウツになることもあります。お父さんは知りません。お父さんはがんばっています。お母さんはがんばらないようにがんばっています。
お母さんは言いました。『お父さんはウツの人を悪く言いたいわけじゃなくて、自分がウツになったら大変だからたたかっているだけなの』
お父さんはぼくたちのために仕事をがんばっています。ウツになったら仕事ができません。ウツにならないために気持ちを強く持とうとしていると思います。
『言葉はいつも何かが足りないので、その向こう側のおもいをくまないといけない』とお母さんは言います。ウツになると誰もあいせなくなって一人です。ウツは誰でもなる心のカゼです。でもあいせる気持ちのほうが強くなったらウツから立ち直れます。お母さんがもっとぼくらをあいしたくなるように、ぼくもいっぱいお母さんをあいしたいです。家族にも友達にも思いやりをして、誰かをあいせる僕でいたいです。
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