第2話 信条の都市

しばらくすると先ほどいた暗闇の世界ではなかった。

どうやら元の世界へ戻れたようだ。

急に暗闇の世界を迷い込んだ為、疲れが一気にどっと出たような気がする。

考えても今は行動のみ、だ。

俺は両方の頬を叩き気分を切り替え、一歩ずつと歩き始めた。


日本最大の都 東京、別名「信条の都市アサシンズゲート」。

東京の中でしっかりと生きているのは誰一人もいないであろう。

この場所にいる人たちは3タイプ存在する。

1、金に狂った大金持ち達

2、犯罪に手を染める奴ら

3は....まあ後で説明しよう。

そんな一つネジが取れている者がいる場所なんだ。

今年この場所で開催された東京オリンピックの影響で、日本の借金は全て返金され日本はある種の第二バブル時代へと突入した。

それから東京は大きく調子乗り出し様々なものを開発。

さっき入る前にあった大きな扉もその中でつくり出された一つだ。

最初は大きな扉にたくさんの批判が殺到していたが、今はおかげさまで東京以外の場所は治安も良く、皆安心して暮らしている。


話は少しずれたが、その3タイプに属さない者が1人ここにいる。

それがこの俺、「草薙 蘭くさなぎ らん」だ。


目的は東京にいる「彼女」を救うこと。


すぐに終わる案件だろう、さっさと終わらせよう。

渋谷セントリアルタワーはまだ先のようだ。

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