幕間

幕間A

「マスター♪ひっさしぶりー♪」


「ああ、お久しぶりです。そちらの彼もお久しぶりですね」



『確かに十数年ぶりか、公爵』



「貴男は相変わらず私をそう呼びますね。それこそ何百年と前の事ではないですか」



『何百年経とうと変わらぬものは変わらん』



「そうですかね」


「それよりもマスター。今日はホリンちゃん居ないの?特性プリン食べたいんだけど…………」


「すみませんね。今日は丁度…………」



『ダンジョン化か………』



「その通りですよ」


「それって暫くプリン食べれないって事!?」


「残念ですがそうなりますね」



『諦めろ。それが賢明と言う事だ』



「ヤダ!!だって旦那の制止振り切ってまで来たのに!!!」



『旦那の制止振り切っている割には私を召喚している暇があったな』



「ぐぬぬ…………」


「ふふふ……変わりませんね、お二人とも」



『確かに、何十経てど性質は変わらないものだな』



「じゃあちゃっちゃとホリンちゃん連れて降りる!!」



『……まあ、その反応は予測済みだな。どうせ言っても聞かんだろう』



「ですが今回は帝龍カイザーの領地と接合リンクしていますよ?いくら貴女でも………」



『私が居るのだ。帝龍カイザーの領地と言えども問題は無い』



「ふふ……ご尤も。杞憂も杞憂でしたね」



『ただ、食料はしっかりと持っていかせてもらうぞ』



「そーゆー事だからホリンちゃん救出にレッツラゴー!!!」

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