menu3ビスコッティ

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クッキーはさておき、ビスコッティをご存じだろうか。ビスケットではない。ビスコッティである。

 イタリアの焼き菓子で、外見は楕円の薄い焼きパンのようだ。それを厚さ1cm程にスライスしてお皿に盛りつける。生地にはチョコチップやナッツ、ドライフルーツを入れたり、と作り手によって全く違ったものを作ることができる。

 しかし、このお菓子の最たる特徴はもっと別にある。硬いのだ。ものすごく硬いのだ。前述したバゲットとはまた違った硬さだ。食感はラスクと酷似しているが、ラスク以上に硬い。そのまま口に含み、噛むと、ごり、と音がして歯の当たる部分からぱっくり割れる。頑張って噛み続けていると何となくふやけてくるが、ふやけたころの美味しさは保証しかねる。

 その特徴ゆえに、このお菓子には“お供”となる“飲み物”が必要になるのだ。おっと、甘味を味わうのに、この“お供”をなおざりにしてはいけない。それ自体でお菓子をより楽しむこともできるが、まれに“お供”のチョイスミスでおいしいお菓子も台無しになる。

 目の前のビスコッティに最高の“お供”を見つけるのが大切になってくる。

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