第20話
馬も使わずに、オルレニアはただただ走り続けていた。
雪の舞う森を抜け、右肩に一人の男を抱えながら、一切疲れを見せることなくの全力疾走である。
その速度は、もはや人間の物ではない。
今まで何故馬に乗っていたのかと疑問を覚えるほどの速度で、オルレニアは雪煙を上げながら駆けていた。
日が山の陰へ沈みかけている。
オルレニアの予想が合っているならば、それは非常に不味い事である。
「間に合うか……」
誰に言うでもなく、オルレニアはそう口にした。
その時、巨大な影がオルレニアの背後から現れ、同時に突風が吹いた。
ちらりと目だけを上に向けて、オルレニアはすぐに視線を元に戻す。
『オルレニアよ。急いでいるのか?』
「イヴリアナか」
その影の主は、見上げればすぐに目に入った。
家屋一つを優に超える巨大な竜。
夕陽に輝く黒い鱗と、エメラルド色の鋭い瞳。
竜の姿をとったイヴだ。
「オルレニア様、ケビンは此方で預かります。どうか、先をお急ぎ下さい」
「その声……アレクセン、か」
イヴの背から声が響き、オルレニアはケビンを放り投げる。
それを無造作に掴み取り、背に乗せるとイヴは小さく煙を吐いた。
「では、積もる話は後に。我々は避難誘導を行います。存分に力をお使い下さい」
「ああ。貴様らも早く行くがよい」
そして大きく翼を羽ばたかせると、再び突風が吹き、その巨体が矢の如き速度でみるみるうちに遠ざかっていく。
恐らくはオルレニアの意図を読み、敢えて街ではなくオルレニアの元へ来たのだろう。
「日が、沈んだか」
山の向こうに太陽が隠れた。
一気に闇が広がり、雪原までもが黒く染まる。
「こうなれば、我も本気を出さねばならんな」
周囲に人はいない。
当然だ。その為にイヴ達はここへ来たのだから。
「ふん……」
体の内で押さえ込んでいた殺気を解放する。
風が怯えたように渦巻いた。
続けて静かに息を吐きながら、己の中から溢れ出んばかりに暴れ狂う力を、一気に解き放つ。
「……っ」
憎悪。
オルレニアは体を理性で繫ぎとめ、ゆっくりとヴァロータの方向を睨んだ。
『オルレニアさん……』
そう、声が聞こえる。
行かねばならぬ。
次の瞬間には、雪原には誰も立っていなかった。
◎◎◎◎
『ガァアアアアアアッ!!!』
地面を蹴って跳び上がった悪魔の体が、四方八方から伸びる影に八つ裂きにされる。
瞬き一つで再生した体が、一歩地面を踏んだと同時に細切れになって四散する。
グニャリと歪んで再生しようとした体が、影絵のように真っ二つに裂ける。
「どうした。我は一歩も動いておらんぞ」
『……!!』
殺気が思考を狂わせ、訳がわからない内に唸る闇が体を侵し、破壊する。
夜闇はいつも気まぐれである。
善悪を問わずに背を押し、足を引く。
だがこの状況ではその気まぐれすら捨て、理解していた。
誰が『黒』の支配者なのかを。
『何なのだ……何なのだこれは……!!』
白雪のように白い少女を抱えながら嘲るように声を上げるオルレニアに、悪魔は狼狽えながらも疑問を叫ぶ。
「分からんか?少し悩んで見るが良い」
否。悪魔も理解はしている。
ゆえに自らに起きているこの状況に、疑問を叫ばずにはいられなかった。
『我が持っていた『黒』に、何をした!!』
悪魔の身体から出た『黒』の力が、悪魔に襲いかかる。
作り出した無数の槍が、反転して自らに突き刺さった。
『だが我は不死身だ!!貴様に、我は殺せぬ!!』
よろめきながら、悪魔は自らに言い聞かせるように咆哮する。
「ほう、それは羨ましい限りであるな」
今の悪魔は、ルフィアが弱点だと判断した胴体を破壊されても再生している。
悪魔の再生能力は、確かに不死身と言えるほどには強力であった。
しかしオルレニアはそんな悪魔の言葉を鼻で笑うと、おもむろに剣を振り抜いた。
「やはり切れるか。よい剣だ」
悪魔の左腕が硬直し、血を流すことすらせずに滑り落ちる。
無音の一斬。
悪魔の腕は、再生しなかった。
『何……!?』
「さて、本当に不死身であるか。試してみようではないか」
『ッ"氷雪の顎よ"!!』
悪魔は焦り、氷柱をオルレニアへ放った。
「"消えよ"」
高速で飛来する氷柱をオルレニアは小さく呟き消し去ると、右手に持った剣を振るう。
どう見ても剣の間合いではない距離で、悪魔の隻腕が石畳に落ちた。
悪魔は再生しない両腕に驚愕しながら、片腕に人を抱えたまま自らを圧倒する男へ目を向ける。
『何者なのだ……貴様は』
悪魔は立ち尽くし、そう問いを投げかけた。
日中の倍ほどになった力を以ってしても、オルレニアに傷一つ付けられないのだ。
人間であるはずがない。
自らが、人間に負ける訳がない。
「我は唯の傭兵よ。それ以上でも、それ以下でも無い」
しかしオルレニアは、そう言った。
その言葉を聞いて、両腕を失った悪魔は牙を剥き、身を低くして走り出した。
圧倒的な速度だ。
オルレニアとの間は僅か十数歩程度。
一秒の間に二人の距離は目と鼻の先となり、悪魔は噛み付くべく、オルレニアは対応すべく、それぞれに構える。
『ガァッ!!』
「ッェイ――!!」
悪魔の顎が開いた瞬間にオルレニアの剣がその牙の根元を切り裂くと、返す一撃でその眼球を貫いた。
それを受けて即座に口を閉じた悪魔はそのまま体当たりを行うが、既にオルレニアはその場を飛び退き、その攻撃は空振りとなる。
そのまま悪魔に大きな隙が出来ると、オルレニアは軽く踏み込み、その両足までもを断ち切った。
『グ……っぁ……!!』
「諦めろ。貴様の目的は知らぬが、既に救済の余地は無い」
四肢を失い地に伏した悪魔の首筋に、銀色の刃が添えられ、冷たい声音が響いた。
「言っておくが、貴様が人を殺した、人を傷付けた、そんな事はどうでも良い」
事実、悪魔が今までどれ程の事をしたのかをオルレニアは知らない。
そもそもオルレニアがこの悪魔と出会ったのは、この日が初めてである。
しかし。
「貴様はルフィアを傷付けただろう」
と、これで最大だと思っていたオルレニアの殺気が膨れ上がった。
悪魔の体が、意志に反して震え始める。
「ウラガーン。ルフィアを連れて此処から離れるのだ」
『……わかった。そこの男も連れて行こう』
「む、ああ、頼む」
オルレニアの言葉にウラガーンはルフィアを背に乗せながら、地面に倒れるジョンを咥え、走って行った。
それを見届けた後に、オルレニアは剣を納め、悪魔の頭の横に膝を着く。
「……貴様は人のやり方では完全には死なぬ。故に、我がこの場で手を下す」
そう言いつつ、驚くほど丁寧な手付きでオルレニアの手が悪魔に添えられた。
何かをされる。
そう分かっていながら、悪魔は余りの殺気に瞬きすら出来ない。
流れる筈のない冷や汗がじっとりと体を濡らす。
感じる筈のない悪寒が、堪えず体を襲う。
「黒の繁栄は、起こらぬ物と知れ」
次の瞬間、オルレニアの腕が、体が、黒い靄に包まれた。
『な、に?』
オルレニアの靄に包まれたその姿を目にして、悪魔は目を見開き、声を絞り出す。
そしてゆっくりと目を伏せて、小さくため息を吐いた。
『そうか。……そういう、事か』
ぐにゃりと悪魔の身体が歪み、黒い靄に同化した。
まるで川を水が流れるような、そんな自然な様子で悪魔の巨体が溶けて、闇の中に消えて行く。
数秒ほど経つ頃には、月の光が照らすぼんやりとした暗闇の中で、その体はすっかり消えていた。
ぽつ、ぽつと消えていた光が戻り始める。
「黒、か」
立ち上がったオルレニアは、白い吐息を洩らし、虚空を見つめてそう呟いたのだった。
◎◎◎◎
白く、綺麗な小部屋。
着飾られた人形が棚の上に並び、蝋燭がぼんやりと部屋を照らしている。
天蓋付きのベッドは、大人二人が並んで寝られるほどに大きい。
「〜〜♪」
その中に一人。綺麗な声で鼻唄を歌い、画用紙に絵を描く少女がいた。
白いドレスの長い裾を床に広げ、周りのことなど一切見えていないのだろう。
薄暗く、真っ白で、少しばかり不気味な小部屋。
ガタン、と扉の外から音がした。
少女はそれにチラと視線だけをやって、まだすぐに絵を描き始めた。
小部屋に一つだけ付いているガラスの小窓から見える外の景色は、ヒュウヒュウと唸る雪嵐に隠されて何も見えない。
ギリ、とは蝶番の軋む音。
「ん……」
少女が絵を描く手を止めて、ふい、と扉の方を見た。
同時に勢いよく扉が開き、少女の顔に赤色が飛び散った。
強烈な鉄の臭い。
首の無い死体。落ちた生首。
「っ……!」
息を呑んだ少女は、画用紙を持って後ずさり、背後の棚にぶつかった。
棚の上に乗っていた人形が落ちて、バラバラになる。
『しんじゃった?』
バラバラになった人形の顔が動き、声を上げた。
ひ、と小さく悲鳴をあげた少女へ虚ろなガラス玉の瞳を向けて、人形達は笑う。
『しんじゃったね』
『あはは、しんだ』
『うふふ、しんだしんだ』
カタカタと震えながら幼子の笑い声を、ひび割れた甲高い笑い声を上げる人形達。
ガタン、と音がした。
小窓が開き、吹雪が部屋へ入ってくる。
「あつ……っ」
気がつくと、部屋は炎に包まれていた。
むせ返るほどの血の臭いが、焼け焦げた
『しんだしんだ!!』
『だれのせい?』
『だれのせい?』
人形が焼け焦げながら叫び、キィィと耳障りな音。
『おまえのせいだ!!』
『おまえがいたからだ!』
『みんなおまえがしたことだ!』
炎に包まれていく部屋の中に幼子の声が響く。
それは赤に染まる世界でも、頭に直接響き渡る。
「ちがう!わたしは、なにもしてない!!」
少女は耳を塞ぎ、何度も首を横に振る。
何も知らない。何もしていない。
何度も何度もそう口にして、少女はうずくまった。
「ちがう……わたしじゃ、 ない……!!」
そう、自分に言い聞かせる。
必死に、誰もがそう信じるように。
きっと誰かが助けてくれる、そう言うが如く。
そんな少女の頬に柔らかい感触が触れ、少女の顔がパッと明るくなった。
そしてゆっくりと薄目を開けて。
『ホ ン ト ウ ニ ?』
画用紙に映る、紅い目の少女――
◎◎◎◎
「ッ……!!」
目を開けて、映ったのは見知らぬ天井だった。
体を起こし、はぁ、と荒れる息を整え、全身が汗まみれなことに気付く。
「ここは……」
大きな窓から月の光が差し込み、豪奢な部屋が目に入る。
「そうだ。わたし……」
気を失ったんだ。
悪魔との戦いを思い出しながら、ルフィアは大人二人分はありそうな大きなベッドから床に足を着き。
「きゃ――っ!?」
足に力が入らずにそのまま前のめりに倒れ込んだ。
そして、身体に力が入らないことに気づく。
長時間の戦闘で、身体が限界を超えていたのだろう。
腕には僅かな痺れがあり、立ち上がろうにもガクガクと震えるばかりでどこにも力が入らない。
「ルフィア!!」
その時、扉が壊れそうな勢いで開かれ、黒衣をまとった男が現れた。
表情は憤怒のそれで、動作と合わせると最早殺しに来たのかと思うほどである。
「オルレニアさん……!!」
「何をしておる。まだ立てる訳が無かろう!!」
ルフィアが驚きの声を上げると、オルレニアはズカズカとルフィアに歩み寄り、その体を軽々と抱え上げてベッドの上に寝かせる。
そして怒りの篭った声が放たれ、ルフィアは身をすくめた。
「す、すみません……」
すっかり縮こまって謝罪すると、ため息と共にベッドの横に椅子が置かれ、オルレニアが座り込んだ。
「全く……この阿呆め」
そして、もう一度深いため息。
そんなオルレニアの顔に、一筋の汗が伝う。
「オルレニアさん……?」
よく見れば、オルレニアの顔には疲れらしきものが浮かんでいた。
随分と気を使わせていたのだろうか。
「
ルフィアが首を傾げていると、腰ほどまで届く長い黒髪を揺らしながら歩いてきたイヴがそう言った。
「其奴、相当に心配しておったぞ。ぬしが中々目覚めぬせいでこの建物が殺気まみれになるところだった」
「……イヴリアナ、つまらん冗談はよせ。殺気の調整程度はしている」
扉を閉じながら言うイヴに、オルレニアが言葉を返した。
イヴは肩を竦めて、片手に持っていた盆をベッドテーブルに置くと、ルフィアに対してにこりと笑う。
盆の上には湯気の立つ黄身がかった何かと、白く濁ったスープが載っていた。
「ノーグ商会で客人に出している物だ。ロンバウトが希少だなんだと言っていたが、身体には良い物であるから、まあ良かろう」
「あ、ありがとうございます……」
「よい。後でロンバウトへ一言口添えしておいてくれ」
こういうところで奴は気が利かん。と口を尖らせて呟くイヴを見て、僅かにオルレニアが頬を緩ませる。
「イヴリアナよ」
「む?」
ふっ、とオルレニアから常に漏れ出ている威圧感が消えると、イヴは訝しげに眉を寄せて笑みを消した。
そしてオルレニアは、ルフィアに向いたまま目を閉じて、小さく頭を下げた。
「すまないな」
「……イゾラーヤ」
そして放たれた言葉にイヴは一瞬目を丸くして、すぐに ふん と鼻を鳴らして部屋を出て行った。
それを横目に見て、オルレニアは僅かに顔を曇らせる。
あたたかなスープに口を付けつつ、ルフィアはそのやりとりに困惑を表す。
「イヴさんは、なんと?」
「ああ……"馬鹿野郎"と言ったのだ」
オルレニアの言葉に小さく頷きつつも、ルフィアにその言葉の意味はわからない。
だがオルレニアの言葉にも、イヴの言葉にも、それなりの意味はあるのだろう。
イヴから聞いた二人の関係性について思い出しながら、ルフィアはそう理解した。
「質問、いいですか?」
「構わぬ」
だからルフィアは、自分の疑問を優先する。
二人の過去の話よりも、自分の今の問題のほうが深刻だからだ。
「わたしは、どのくらい気を失ってたんですか?」
そう言いながらルフィアは、ゆっくりと痺れる手を開閉させた。
目を覚ましてしばらく体が動かない事は何度か体験した事があるが、これ程までに力が入らず、立つ事すら出来ないという状態は初めてだった。
「丸一日、とは言わんが、既に日は暮れている」
「そんなに……!?」
もし一人だったなら、死んでいたところだ。
仮に死ななかったとしても、五体満足の状況でいられるものか。
最悪の状況を想像して、ルフィアは体を震わせた。
「限界を超えて動いていたのだ。むしろ一日で目が覚めたことを幸いと思うが良い」
と、そんな様子のルフィアにオルレニアが言った。
限界を超えていた。
その自覚はあったが、いざ言葉になり耳に入ると、自らの非力さを思い知る。
オルレニアがいなければ、今回の件で何度していたか――想像もつかない。
「力が上手く入らんのは、まだ体が回復出来ていないからだ。明日の朝には動けるだろう」
「オルレニアさんにも、経験が?」
「少し無理をしてな」
今の姿を見る限り、そんな事になる様子が想像出来ないが。
ルフィアは驚きも半分にオルレニアのこの言葉が自分を気遣っての物だろうと判った。
「そう言えば、あの後、私が意識を失った後。オルレニアさんがあの化け物を倒したんですよね」
「そうだ」
ジョンの剣を折り、幾人もの衛兵を殺し、ウラガーンさえ打倒したあの化け物を。
オルレニアは一人で、傷一つ負わずに倒したのだ。
「後の事はアレクセン――ロンバウト達に任せたがな。街の運営部にはユーリが悪魔召喚の儀式を行ったことが原因だと説明したらしい」
「それはまた……」
「強引ではあるが、奴らも認めざるを得まい。実際に悪魔が現れたのであるからな」
確かにその通りだが、本当にそんな理由で良いのだろうか、とルフィアは思う。
悪魔が出現した、という事件が公になれば、北と南の間を取り持つヴァロータの状況は不味いことになるのではないだろうか。
「明日の朝、教会主導で大掛かりな悪魔祓いが行われると聞いた。
教会が安全を保障すれば、少しの問題など簡単に消えるという事だろう」
「な、なるほど……」
教会が関与したとなれば、大国であろうとそこに付け入るのは難しい。
それどころか、教会との関わりを持つために近付く者も多い筈だ。
英断というべきか。
少なくないであろう代償を払ってでも教会を動かすことを選んだヴァロータの判断は、見事だと思う。
「実際にはそう上手くいかんとは思うが、いずれにせよ人間は風評に敏感である」
オルレニアはそう言うと、小さく笑った。
「人の根本的な部分は、昔から変わらん物だ」
言われて、ルフィアは驚くと共に理解した。
オルレニアは決して今の世情に詳しい訳ではないが、その豊富な経験と知識をもって予測する事を楽しんでいるのだ。
久々に旅がしたい、という言葉も、嘘では無かったのだ。
「ところでオルレニアさん。一つだけ。すごく気になっていることがあるんです」
「ほう?」
今回の一件で気になることは多い。
自分が知らないうちに行われていた事が気にならないと言えば嘘になる。
しかしそれ以上に。
オルレニアも、あの悪魔も、ウラガーンも、皆それが当たり前であるかのように使っていた物。
「魔術とか、奇跡って、何ですか?」
はにかみながら言うルフィアに、オルレニアは片眉を上げて苦笑した。
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