彼女たちは魔法少女!!
彩葉屋 仙左衛門
プロローグ『世界よ、これが魔法少女だ』
「もう一度確認するぞ。敵の出現地点は『京都第3次元門』。お前たちは最寄りの『京都四条転移門』に転送されるから、そこから即座に現場に向かってくれ。確認されただけで
俺の言葉に、目の前に立つ三人の少女が力強くうなずいた。その表情は驕りなどではない、実績に裏付けられた確かな自信に満ちている。
「1分あれば十分です!」
「まあ、片手間で片付けてあげるよ」
「でも油断はしないよー!」
元気よくそう言って笑みさえ見せる三人に、俺も確かな信頼を込めて頷いた。
「あぁ、頼んだぞ三人とも。終わったら原宿でクレープを奢ろう」
「わー、約束ですよ!」
「一撃ですり潰す」
「表現が物騒! でもクレープは楽しみ!!」
先ほどよりも一層笑顔を輝かせる辺り、やはり彼女たちも超常の力を持っている以外は普通の少女である。多少言っていることは物騒だが。
「さあ、あまり悠長に話しているわけにもいかない。手早く頼むぞ」
結界が破られてしまえば無人地帯の外へと禍神が解き放たれ、決して少なくない被害が出るだろう。そうなる前に、結界の内部で奴らを倒すことこそが、彼女たちの役目である。
「任せてください!」
「余裕だよ」
「出発進行ー!」
気負いなく言葉を紡ぎ、転移門を潜る三人の少女たち。俺も職務を全うするために、その後に続いてゆく。
彼女たちは魔法少女。我ら『
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