第2話 チャンネラーについて


 もうそろそろ物語も終わりに近づいてきているが、1つだけ語りきれていない役者がいた。某サイトのチャンネラーだ。闇の住民である彼らはこの物語を十分に盛り上げてくれたいいわき役だったのではないだろうか。

 最近は忙しすぎてできていないが、彼らのサイトを私は時々は覗こうと思っている。この物語を書いていてなんとなく思った次第だ。

 応援してくれる方々も、もちろんいた。励ましてくれる方も。でも、これは気持ち悪いと吐き気を催してくれる方もいた。恐らく、チャンネラーの方なのだじゃないかと邪推している。


 言ってみればあそこには闇がある。どす黒い悪意の塊で、決して進展はしない闇だ。もちろん、あそこから得られるものなどろくなもんじゃあ無い。だが、アレは人間が抱えている闇そのものだ。そして、私も少なからずそれを抱えている1人だ。そんな意見も聞いてみたい。悪意から見たこのヨムヨムの作品はどうなっているのか見てみたい。

 初めて見た皆さんは驚かれるだろう。思わず吐き気を催すほどの悪意だ。お奨めはしない。私が今回感じた事だが、彼らは可哀想なんだ。最近はそう思っている。正面では何にも言えない。正体を現すことが出来ない。影……そう、実態が無ければ彼らは影と一緒なのに。


 どうか、彼らには正面から批判が言えるようになって欲しい。私も、大層な事は言えないのだが、せめて自分の作品を書いているアカウントで胸を張って作品の批判が言えるようになって欲しい。

 彼らは自分の作品を褒めることもけなすこともできない。他人の作品をけなし、貶め、嘲笑するだけ。なんて可哀想な人たちだろうか。なんて哀れな人たちだろうか。もちろん、そんな時があっていい。悪口を言いたい時だって、不平不満を言いたいことだってあるだろう。そんな時は書けばいい。

 でも、それだけじゃないでしょう? あなたが抱えているのは闇だけじゃないはずだ。きっと他人の作品を応援したり、励ましたり、そういう心だって持ってるはずだ。だから、どうか闇だけに染まらないで素直な気持ちで作品を眺める時を作って欲しい。

 いい感じにバランスが取れている人はそれはそれでいい。まあ、私はそんな闇をも利用しようと画策した狂人だから、えらそうなことは言えないが。正直、あなた方の闇は私では御しきれなった。だから、闇使いもどきの妄言だと思って聞いてくれればいい。

 でも、少なくともあなたが貶していた人たちは、真正面からぶつかれる人たちだ。そういえば今日もツイッターのDMで来ましたよ。正面からぶつかってき過ぎて少々怖かったですが、それでも熱い想いを持っていましたよ。

 ごめんなさい、面白かったので書いちゃいました。こんなクズをどうか笑って許してほしい。

 チャンネラーが書き込むのは、そこの世界がリアルでないことをわかっているからだろう。正面きって批判することが無ければ少なくとも人は傷つくことが無い。何より自分が傷つくことが無い。でも、自分が傷つくことが無ければ人はどれだけでも残酷になれる。

 極端な話だが、アメリカの空爆なんてまさしくそうじゃないか。そこに住む人たちと同じような境遇であれば、少しでもそれを感じ取れる者であるならばあんなことはしないはずだ。自分たちが安全な立ち位置にいることは人に対してどこまででも残酷になれるものなんだ。でも、それは間違っているでしょう? 自分たちが正しいからって人を傷つけちゃあ駄目でしょう?

 どうか勇気を持ってほしい。腹が立つのはいい。それで、我慢が出来ないほどの怒りなら、ぜひとも姿を現して反論する勇気を持ってほしい。こんなことを書く資格があるのか果たしてあるのか、甚だ疑問ではあるがもう書きたいことは全部ここに吐き出してしまう。それでいい。

 字余り用に書いてしまってまことに申し訳ないが、この物語はチャンネラー無くしては決して語れぬ話だった。


 次回が最終回……なんだろうな。足りない字数は何とかします! 気合と根性で。




さあて、ウィルスセキュリティソフト買ってこよう。


 

 

 

 

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