第8話 あなたは、間違っている。だから私はあなたを抜く
結果的に、本作がエッセイでなくてよかったと思う。ノンフィクションじゃ、こうはいかなかった。それは通報されるとかされないとかじゃなく、自分に思い込ませることで自分なりに踏み込んで書けたと思う……まあ、多少の犠牲(P氏)は払ったが。どうか、笑って許してほしい。
また、批判されることを前提に書けたこともよかったと思ってる。正義の味方面して批判するだけの作品じゃなくて、よかった。特に、報道にはそんなのが見ていて多い。芸能人のスキャンダルを暴露し、謝らせ、それでも絶対に許さない。煽るだけ煽っておいて、人の人生をグチャグチャにしておいて『それは有名税だ』と吐き捨てる。真なる悪は彼らなのに。
いや、犯罪者ならば別だ。異常者は取り締まらねばならない。それはわかる。だが、彼らが何をしたと言うのか。人が人に恋をして、間違って、迷って、そうやって人は前に進んでいく。しかし、報道にはそれを決して許さぬ奴らがいる。
見ている分には楽しいだろう。だが、せめて。曝した出版社は言うべきだ。私はこの芸能人のここが悪いと思うから、『私たち〇〇出版は△△を許しません』ここまでは言うべきだ。
「みなさん、この人はこんなことしてますよー、どうっすか?」
ってお前っ……ずるっ! そんな風に思う今日この頃。大分、物語とは関係ない方向に進んだが、許してほしい。普段は書けぬことなのでどうせだからと書いてしまった。
現代ドラマと言う部門にはどうしても勝ちたい奴がいた。このヨムヨムコンテストの中で1番ガツガツした奴。なりふり構わずに前だけを向いて爆走する男だ。その傲慢な言動と、挑発的な態度で今なおチャンネラーに叩かれまくっているその男には、どうしても勝ちたかった。しかし、今なお、そいつには勝ててはいないのだが。
でも、あの男がいなければこれを書こうとはしなかったような気がする。私にとっては、ハッキリ言っていけ好かないその男だが何がそこまで駆り立てるのか全くもって意味不明ではあるが、私にとっては大きな存在感を示していた。
だからと言って、この男の行動が正しいという訳ではない。この男の行動は間違っている。私は確信する。絶対に間違っていると。
「あなたは、間違っている。だから私はあなたを抜く」
それが、モチベーションになり私を執筆へと駆り立て今日ここまでこれたような気もする。
「じゃあ、お前がとった行動が正しかったと吐くのか?」
間違ってるに決まっているでしょう。正しいわけがない。言うなれば私は闇だ。闇が闇を喰らう。そう思っただけだ。
思えば、私がここまで頑張ってこれたのは間違いのおかげだと言っていい。ヨムヨムコンテストの間違い、コンテスト上位者の間違い、P氏の……いやP氏の読者の間違い、チャンネラーの間違い……様々な間違いがなければ、そんな世界だったら、私はこれを書くことも無かった。正しい選択だったかどうかは別にして。
きっと、正しい選択など無いのだろうと今になって気づく。自分の選んだ行動に対して、自信を持って一歩踏み出す。そして、間違いだと気づいて立ち止まって別の道へと模索する。ゴール(結果)もまた1つではない。無数のゴールがあり、そこへたどり着いたとき、自分の後ろを振り返って「ああ、この道は正しかった」そう感じられればそれは正しかったのだ。それで、いい。それしかできない気がする。
なんか終わりっぽくなっているが後2万字以上残っている。起承転結? 何それ美味しいの? 気分としてこんな感じです!
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