第2話 続サイト開設前の不満万歳アタック
前回の続き
それに何よりその評価アルゴニズムを何とかして欲しい。凄く機械的。人為的な作為が見られない。誰が、いつ、どこで、どういうことをしたか。わかるツールは作ってるんだから、なんで活用しないんですか? 機械任せじゃ駄目だよ。
多少運営の好みでいいから、評価出て担当者(人が)分析して怪しいアカウントは対象外にして欲しい。少なくとも分析チームを設けて1日はその分析に当たるべきだろう。そこまでして欲しい。
「……このクソ作家もどきがぁ! いくらかかるかわかってんのか? お前らにそれだけの投資をする価値あんのかよ?」
ある、それは私じゃない。1流の競技には1流の天才が生まれる。1流のシステムとジャッジさえ構築できれば、1流の天才作家が間違いなく育つ。ハリーポッターの発行部数知ってます? 1億部だよ。1人の天才作家が生まれれば12分……いやシステム構築に月間100万かかるとしても1000分くらいは元は取れる。漫画や映像に押されているが、小説には未だそれだけの需要がある。
あんたら出版社だろ、人には夢夢言っといてどうしてあんたらは壮大な夢を見ないんだ。あんたらの仕事は出版作を世に広めることだ。守りに入ってるからこんなことになっちゃうんだよ。
少なくとも、私の知っている中で、1流のジャッジ、システムが構築されているサイトは1つだってない。ナルナルはもう無理だろう。あそこはすでに別の意味で盛り上がってしまっている。
だったらヨムヨム(今)でしょ。新設サイトで、それぐらいの気概を持ってこれからの次のコンテストに当たれば、ジャッジ、システムは作れるはずだ。もちろん、1流とまではいかないのはわかってる。だが、前進した様子さえ見せれば少なくとも作家(作り手)は戻ってくる。いい作り手は、いい読者が育てるからだ。ここでのいい読者と言うのは、普通の読者だ。悪い読者(複製アカウント)を排除したサイトさえ作れれば、必然的に読者は集まり作家も戻ってくる。
アウトローの排除と言ってもいいかもしれない。サイトが読者に示すのは、場所だけでない。真摯なジャッジ、公正なシステム。それを売りにするのだ。
『我々は独自のアルゴニズムに1億円かけて開発し、アウトロー(複製アカウント)を排除しました』でもいいし、『分析班30人を動員し、不正と見なした基準についてはこちらの裁量で排除しました』でもいい。
私なら、そんなサイトに行きたいと思う。そんなサイトで作品を読んでみたいと思う。そこまでする価値はありませんか? そこまでしたいとは思いませんか?
「もーうるせえよ! どっか行けよぉ。ってか、見せてこいよ。どこぞの小説大賞応募作に応募して、公明正大にやって貰えばいいだろぉ?」
万年1次落ちじゃなきゃこんなこと書いてねーんだよ! だいたい、応募作投入して3カ月後とかに反応あっても、「ああ……また駄目だったのか。がっくし」くらいにしか思えなくて、なんか落ちた感がない。
「そんなのテメエの勝手我儘じゃねぇか! JKローリングだって天才作家だから売れてんだろう? 天才は売れるんだよ。どっしりしてても売れるんだよこの阿呆が」
阿呆はあんただ。せっかくサイト作ったんだ。なぜ、自分たちで作ったサイトで天才を生み出そうとしない? そのために作ったんでしょ。まだ見ぬ才能を発掘して最高の作品が創れる作者を、粗削りに光るダイヤモンドの原石を発掘するために立ち上げたんでしょ。そんな才能を他の小説大賞コンテストに取られないために立ち上げたんでしょう?
だったら、そう言う作者が見つけやすい風土を作ってくれ。
そして、あわよくば私もそれに乗じてクソ作家として隅に居座らせて貰えませんでしょうか、ゲヘへ。
と、こんな風に批判したが実は凄くいい試みだったと思っている。今更だと思うが、この小説大賞で1番いいと思ったのがあらゆるサイト不満が噴き出た事だ。ここまでのは中々無い気がする。
他の小説大賞では、不満など言いようがない。黙って出版社にひれ伏すだけだ。だが、ここは不満を言っていいと言う。出版社の評価アルゴニズムにモノ申してもいいと言う。だから、言わせて頂きます。
だいたい、他のコンテスト(サイト以外)は本当に評価されているかイマイチわからなない。出版社がどういう人選をしてるのかもよくわからないし、本当に精読しているのかも怪しいものだ。
それなら、むしろ公明正大に曝してくれた方がありがたい。その点はよかった。前進だった。あとは、不正の排除だけ。それだけでもコンテストはかなり違ったものになるのではなかろうか。
今回はいい。私もこのコンテストの色々なところが見えて楽しかったし、いい意味でも悪い意味でもキッカケとなる場にもなった。
でも、次回のコンテストからはそこらへん留意してやっておくんなまし。じゃないと、正直、他と一緒だよ。2番煎じだよ。パクリだよ。二次創作だよ。あんたら私たちにはそれやるなって言っておいて自分たちはいいわけ?
何か先駆者的な要素が無いと作品が売れないことなんて、あんたたちが1番わかってるはずでしょう。
「2番煎じでも、そこそこ売れるからいいんだよ! とにかく帰れ―」
いいえ、帰りません。私はあんたたちにそうなって貰っては困る。勝手な言い分だが、そうなって貰わなくては困る。何よりも私のために。
すぐにやれとは言わない。だが、一歩ずつ進んで欲しい。二度とこのような無残な戦争を起こさぬために。ヨムヨム運営サイトに夢を託し儚くも散って行った亡品のために。
そんなところでサイト開設前の不満万歳アタックを締めくくらせて頂いて反逆の狼煙とさせて頂きます。
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