私のヨムヨム戦闘日記
第1話 サイト開設前の不満万歳アタック
はき違えてた。思えば、私は最初からこのヨムヨムコンテストをはき違えていた気がする。サッカー、野球、ボクシング世界でも開かれる超1流の競技。それらは競技者が1流なだけではない。1流を生み出す風土がある。
風土とは果たして何か? それは紛れも無く歴史だろう。
私は大学時代ラクロス部と言う部活に所属していた。海外では人気な国もあるが、日本では未だアマチュアとされている。あの競技は本当に不思議なスポーツで、毎年ルールが変わっていく。運営が、「もっと盛り上げるためにあのルール追加しよ♪」だとか、「このルールだとわかりにくくてなんか微妙」だとか。言葉が悪いとそんな感じだ。
それは、アマチュア競技ならではの醍醐味であり面白さでもある。審判もアマチュア、競技としての歴史も甘い。だからこそ「我、先んじ」とルールの隙を探す。だが、ダーティプレーまでは至らない。不正までは行われない。
なぜなら、目的が自己欲求のみだからだ。そこに、不正やダーティプレーをして頂点を目指すほどの者はいないとは言わないまでも、少ない。そんな事をして得られるのは、罪悪感だけだ。
では、プロの人気競技はどうか? 不正が無いとは言わない。ダーティープレーが無いとは言わない。しかし、それでも視聴者が明らかに激怒するような不正も少ないし、ダーティープレーも最小限と言える。しかし、これらの競技が果たして、果たして最初から不正やダーティプレーが横行していなかったのか。いや、違う。横行していたはずだ。
歴史を重ね、ジャッジとシステムが進化した。1流の競技とはすなわち1流のジャッジとシステムが確立している競技の事を指す。それらの1流が、1流の競技者を育てる。だから、1流の競技を行っている者はよりこのジャッジとシステムに感謝するべきなのだ。
このヨムヨムコンテストはどうだろうか。アマチュアでもなく、新設と言う日が浅いサイト。不正やダーティープレーが行われないとする考えが甘いかそうでないか。答えは明白だ。私は甘々だった。バナナミルクオレより甘かった。
少なくとも私は準備できるはずだった。数か月前から、このサイトの存在を知っていたからだ。私は対策を立てられるはずだった。
他のサイトでの人気のサイトを見て、読者の動向を読みどのような掲載がPVを集められるのか、真剣に大賞を獲りたいのなら考えたはずだ。調べたはずだ。自分の順位には不満が無い。しかし、やれることはもっとあった。
私は事前にもっと準備ができたはずだった。
ならば、ヨムヨム運営サイドはどうだったのか? 1度たりとも、サイト制作会議の中で、不正やダーティープレーの話題が出なかったというのか。他の人気サイトを見て、その不正とダーティープレーを見て、何も感じなかったのか。果たして、サイト開設前から不正とダーティープレーが横行する問題の指摘は無かったのか。
果たして、そんなことがありうるのだろうか?
お分かりかと思うが、私はあまり分析型では無い。その私ですら、小説公開サイトを見て、明らかな不正やダーティープレーなどはわかる。いや、証拠などは見つけられないのだ、明らかにそう見えるプレーがある。
でも結局、『正しい』か『誤りか』じゃなく『そう見える』か『見えないか』でしょう? 「証拠揃えてから言って下さいな、この妄者が」と言われれば、うぐぐっ……ってなってしまうかもしれないが、それじゃあカスタマーセンターは閑古鳥だし、弁護士もさぞや繁盛するに違いない。
まあ、みなさんお分かりかとは思うが私は『複製アカウント』の話をしている。
だいたい、1度しか使われていないアカウントで複数にフォローして1人か2人にしか評価レビュー入れてなくて後に一度も使われてない奴なんて『複製アカウント』認定でいいじゃん。
「そうじゃない人もいますから(キリッ)」
うるせえよ、疑わしきは罰するだ。だいたい読み専と呼ばれる人たちだってある程度アカウントは使うでしょう? そもそも、そんなアカウントにリピートなんて無いんだから、『物語を愛してなかった人認定』でいいでしょうが。
そもそも、そんな都合のいい読者像、都合のいい作者像を想像するからこんなことになるんだ。それは、異世界サイトナルナルにも同時に言えることだ。ただ、ここが仕方ないなと思うのが、元々の成り立ち方が違う。
ナルナルはアマチュアからここまで成長してきたサイト。いわゆる、たたき上げサイト。アマチュアならば、不正やダーティープレーもそこまで無いだろう。そう考えてもおかしくは無いはずだ。そもそも、サイトの創始者的な存在で他とは違い試行錯誤でやって来た面も大いにあるだろう。
でも、ここは違うでしょう? 他のサイトはたくさんあって、読者にとって不正に見える作品なんて☆の数ほどある……☆の数ほど。それについて、大きな問題定義も示さず、解決策も見出さず開始したことは大いに反省すべき点ではないだろうか。私はこのヨムヨムサイトが他のサイトと違っていたから憤ってるんじゃない。他のサイトと同じだから憤っているのだ。
「反省してるって言ってんでしょうがぁ!」
と言われると、すいませんでしたと答えざるを得ない所だが、反省しているなら黙って飲み込んで行動してほしいとも思う。
「うぐぐ……この3流アマチュア妄想作家がぁ!」
そう息巻いて、ぜひとも行動に移してください。
それに――
「ま、まだあんのかよ! どんだけ不満溜め込んでんだよ。遊びに行って来いよ。カラオケでストレス解消して来いよ!」
あるんです。本当はコンテスト作品だし、あんまり不満ばっかり言うと自分に跳ね返ってきそうで言いたくなかったが、このままじゃどっちにしろお陀仏なので万歳アタック上等で言ってしまいます。
ある程度初回の文字数制限くらい設けて貰いたかった。
そもそもピックアップが完全機械化されて全く意味をなしていない。
1話に1万回更新ボタンが押されて腱鞘炎になりそうな読者(作者)がいそうなので、話毎のアクセス量は1アカウント1日1回にして欲しい。剣山とか、チャンネラーの絶技防止にもなるし。
そもそも評価のみの読者がいくつ☆を入れたぐらい『見える化』してくれないですかねぇ。アレ隠す意味あるんですか? だって、レビューは☆の数わかるのに何でわかんないの?
そこんとこ、ヨムヨム運営さんには小一時間説教してやりたい。
と、不満が言い足りないところですでに予想大幅に超えてしまったので続く…
誤解しないで欲しいのは私はヨムヨム運営さんに感謝しているという事です。
「い、今更何言ってんのー!?」って思われるかもだが、お互いに切磋琢磨していきまっしょい♪ ってとこです。このような場を設けて頂き(勝手に設けただけだが)本当にありがとうございます。
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