第16話 ベータシティへの進撃

 2016年3月27日11時3分。新話投稿直前に見直していたら、誤って更新ボタンを押して誤射。10時55分頃、最も放ってはいけない時間に世に放つ。

 もう! なんなの? ねえ、私ってなんなの!

 おい、ヨムヨム運営さん。私が間抜けなのは重々承知の助だが、1回確認してくれないか? 1回だけでいい。誤ってボタン押してしまう場合もあるだろう? 1回押したら後戻り効かないんだから。削除は、何か怖いんだから。

 いや、いいんです。怒ってないです。私がしっかりすればいいだけの事ですから。ヨムヨムと言う劇場は用意されても、役者は我々だ。劇場に穴が開いていれば、そこを躱して踊り、台本が間違っていれば事前に修正を願いでればよかった。今回、私が穴で転んで、台本の誤植にも気づかなかった。ただそれだけの事だ。


 そして、書き始めて30分が経過したが、案の定1話のPVの増量は1。

 ねえ、なんなの? みんな、お花見行ってるの? 土曜日に行っておきなさいよ。仮にも私、現代ドラマ17位(16位不在)だよ? こんな挑戦的なキャッチフレーズ、気になりませんか? 生意気ですよ、私。いじめてもいいんですよ? そこんとこどう思います、みなさん……いかん、取り乱してしまった。

 私にとってしたら重要な回だったので、つい力が入ってしまった。無いものは無いんだ。現在の食料(読者)不足に嘆いている暇はない。すいません、不謹慎ですがここは読者を食料に例えます。


 とはいえ、数時間ほど前に1つレビュー+評価を頂いた。熱の籠ったいいレビューであった。そして、私に負けず狂人であった。

 おう、兄弟! 敢えて兄弟と呼ばせてもらう。本当にレビューありがたく思う。生き返った思いだったよ。だが、一つだけ……レビュー新着実装前に叫んで欲しかったぁ! すまない、下種な兄(弟?)で許してほしい。


しかし、本格的に少数精鋭になって来たな……そもそもPV60にして、コンテスト6位は異常でしょ。ヨムヨム運営さん、どんなアルゴニズムを使用してらっしゃるのか。このシステムにいくら掛けたのか、またいつか教えてくださいね。

 だが、よかった。私の唯一の優位性は、私が最後の侵略者であるという事だ。ここから先、現代ドラマ部門で新規参入はいない。そもそも異世界サイト『ナルナル』の上位ランカーの参入があったら一発で終わってたので、想像するだけで身震いする。


 打開策、前述したが異世界サイトナルナルへの進撃はすでに済ませている。食料を確保しようにも、すでに戦力は投入している。もう、ここではやれることは無いのか。近況ノートもやったしなぁ。他に何をすればいいのか。

 そう思いながら、ナルナルをカチッ、カチッ、っとクリックしていた。

 ……ん? ベータシティ、ああ。そういえばベータシティにも投下したことあったっけ。

 投稿サイト『ベータシティ』。異世界サイト『ナルナル』の同盟国である。ヨムヨムとの関係性は定かではないが、1度、侵略の検討をしてみるか。だが、規模の大きい異世界サイト『ナルナル』で影響があるほどの反響を得られなかったのに、果たしてどれほどの効果があるというのか。

 そもそも、重複投稿いいんだっけ? まあ、これは今更だが異世界サイト『ナルナル』では先駆者がいたのでいいのかなと思った。だが、ベータシティはと言われると、イマイチ確信が無い……まあ、いっか。

 そもそも、ナルナルがよくてベータシティが駄目なんて道理に合わない。携帯業界もそうだが、閉塞感の打破は顧客の活性化につながる。その認識が業界サイトにもあれば、複数投稿NGなんて愚の骨頂は犯さない。まあ、コンテスト重複投稿はいま、チャンネラーに吊し上げられて悲惨なことになっているが。


               *


 完全なる余談だが、先日異世界サイト『ナルナル』でコンテストの1次発表があった。最早、その行事を私は忘れ去っていて応募したかどうかも忘れていた。チャンネラーが何やらコンテスト重複投稿で騒いでいたので、自分も覗いて見た。

「ええっと……花……花……うそっ、ある」

 やったぁ、私、通っ……た? 1次通ったぁ!


 同じペンネームなだけじゃねぇか! 携帯ドーン! キーボード、バーン!


 まあ、嬉しかったのは許していただきたい。誰しも評価されるのは嬉しいことだ。それに、あまりにも前過ぎて、自分でも投稿したかどうかも忘れていたぐらいだ。えっ? 実際には投稿したのかって? してないですよ。だって、してたら受かってますもん(キッパリ)。あー、よかった。投稿しなくてよかった。


余談が過ぎたが、ベータシティへの侵略は本格的に検討してみようと思う。気になることもいくつかあるし、やらない方がやった方がいいという思いもある。他に有効な手も思いつかないので、恐らくやることになるのだろうが。


 


 

 


 

 


 

 

 

 

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