第10話 花を愛でるより、はな(作者)愛でて
2016年3月26日15時5分。増えたPVは3、☆は1。どうやら評価を上げてくださったようだ。朝の3時~午後3時までで、3話投入。うち、増えた1話のPV10。さすがにここまで期待を裏切られると、逆に乾いた笑いが漏れる。
みなさん、お花見にでも行っているのだろうか? 天気がいいからな今日は。ただ、1つだけ。失礼千万承知で手前勝手を、読者に1つだけ言わせて欲しい。
花見って、楽しいですか?
願わくば花を愛でるより、この花(作者)の作品を愛でて欲しい。そこいらの桜より、面白い自信はあります。そうじゃなきゃ書いてません。まあ、コンテスト参加者なんてもんは、ほとんどそういう輩ばかりです。
しかし、そう考えてみると『医魔女』は相当優秀な息子だった。1話のPVが1700越え、☆も170を超えている。日数で割ると、1話の平均PVが85。☆は8だ。4日で47PVの作品とははっきり言って、次元が違う。
思わず後悔が滲み出てきそうで、思わず頭を振って追い払う。だって、もう遅いもの。宣伝を全部こいつにぶち込んでいるからか知らんが、確実に『医魔女』の勢いは衰えてきてる。今は10~20位前後でうろうろしているが、もはや明日をも知れぬ身だ。さらに、おそらくこの作品のせいで、☆も抜かれてしまっている。
だが、どう考えても読者が足りない……足りないのだ……いや、私は知っている。簡単に読者を増やす方法を。秘策中の秘策。某サイトへ作品を曝す。曝しサイトなるものが、世の中にはある。
だが、これをするのにはもっと検討が必要だ。チャンネラーに曝すことによって、読者は増えるが、誹謗中傷は増す。ヘタをすればブラックリストに載って、ブラック★と言う決して頂きたくない★をつけられ、後々の人生にまで修復不可能なダメージ及びそうな気配がする。
他のホワイトな作品ならまだしも、この作品は限りなくグレーだ。あくまでフィクションだが、他の作品もパロディに使用している。チャンネラーは、そういう大義名分を見つけて責めてくるのが非常にうまい。
そして、奴らは人の作品を恐ろしいほど褒めない。彼ら曰く、面白い作品がないだけだと。だが、これだけの作品があればお気に入りの、1つや2つはあるであろう。だが、それを一度でも口にするチャンネラーがいれば、なぜか烈火のごとく怒り出すチャンネラーがいる。まさに、マイナスの怨念の塊。彼らが喜ぶのは偶然的に発生した面白い事象。愉快的な事件なのだ。
*
ある1つの作品があった。ある1人のチャンネラーがURLを引っさげてきた。
「ワロす、一回見てみ?」そんな風に持ってきたと思う。
恋愛系の話で、本当に純粋な話だ。ファンも多数おり、真摯に作品に取り組んでいる作者だ。私には絶対に理解できない超絶ベタアマ系と言うのか、少なくとも私は好きな作品では無い。そこはいい。人には嗜好があるのだから。でも、その作者の作品に懸ける思いは伝わってきた。
何が面白いのかと興味津々で話を流し読みしていると、偶発的な爆笑ポイントがあった。
笑った……腹を抱えて笑ってしまった。ゲロ吐きそうなくらい笑えてしまった。
あくまで偶発的なもので、作者の意図するところではもちろん無い。彼らはまさにそう言った作品を見つけるのは、悔しいがうまい。そして、こんなことを書いておいてアレだが、作者が某サイトの情報を耳に入れないことを切に願う。まあ、住む世界が違うみたいなので、大丈夫かと思うが。
また、もう1つのある作品があった。プロが書いたもので、大層長いお話を投入頂いていたらしい。何にスイッチが入ったのかわからないが、奴ら急に「剣山」を始めた。
奴らの得意技「剣山」は最も恐ろしい技の1つだ。PVを話毎にジグザグにして、愛でる。まさしく狂人のなせる業。そして、とうとう奴らプロの作品にも手を出し始めた。まるで、小さな女の子が長時間作った砂のお城をバットでフルスイングしてぶっ壊し、キャッキャはしゃいでいるガキみたいだった。残酷で無垢な子ども故に、やっていいことの区別がつかないような狂った所業。
今の奴らは刺激に飢えた野獣。サイト公開時には様々な出来事があり、その彼らの欲求は満足されていたように思うが最近は比較的平穏だ。2,3人槍玉に上がる者はいるが、奴らの欲求不満ボルテージは比較的上がっていると言っていいだろう。
自分の作品が剣山されたら……もう何も信じられなくなる。分析もへったくれもあったもんじゃない。増えた喜びすら見いだせずにこの作品の命とも言えるモチベーションが――ひゃああああ。
か、考えただけで恐ろしいので、考えたくない。もちろん、曝したくもない。でも……でもっ! 時間が無いのだ、あまりにも。
だからこそ、レビュー機能が欲しかった。不幸中の幸い(?)でレビューをあまり頂いていないが、あれこそが下克上の階段を駆け上がる絶好のツールだと言ってよかった。
圧倒的なパワーでチャンネラー達の追撃を振り切り、一気に頂点へ駆け上がる熱狂。それこそが真に私が欲するところだった。
くそっ……力不足だったか。所詮、私の人生なんてそんなに陳腐なものだったのか。結局、今のところ何も成し遂げられていない。思わず弱音が筆から漏れる。
そして、何よりあと8万字……私、そんなに書けないよ。
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