第9話 結局、誰も来なかった

 2016年3月26日12時34分。タイトル通りだ。結局、誰も来なかった。いや、それはさすがに語弊があるか。4人の方は来てくれた。前回、異世界サイト『ナルナル』へ出撃したが、その戦果はほぼ0と言ってもいいんじゃないだろうか。なんなんだ、あいつら……異世界にしか興味ないのかよ。これも、ある意味異世界だっつーの。

 ――いや、失礼した。未来の読者様にそんな失言を吐いてしまった。しかしただ、1つだけ。失礼千万承知で手前勝手を、読者に1つだけ言わせて欲しい。

 願わくばもっと、現代を見てほしい。二次元(この物語)でいいから。

 もちろん、私があなた方の行動に文句を言う筋合いはない。本当にない。ただ、そう思って発しただけだ。気にしないで頂きたい。


 とは言え、異世界サイト『ナルナル』から人を連れてこれなかったのは、痛い。しかし、まだ結果は出ていない。当分はナルナル、ヨムヨム、ナルナル、ヨムヨムと交互に新話更新をかけていくことにする。そうすれば、常にヨムヨムが1万字余りのアドバンテージを保った状態になる。そうすれば、異世界の読者はこちらを覗いてくれるかもしれない。


 そもそも1話目のPV量にこだわっているのは、それが最も重要だからだ。1話のPV量=チャンス量に近い、私はそうとらえている。1話以降は、作品の実力によるので、そこはいい。好きにしてくれて構わない。まずは、集客。それにもっとも比率を置かなければいけない。


 ただ、先ほどまでの間に何も収穫が無かったわけじゃない。

 1つ目は、病院に行ったのだが特に異常は無かったこと。お医者様は逆流性●×と言葉尻りがわからないようなことを呟いて、消化の良いものを食べるように指示した。でも、お医者様ごめんなさい。よくばり定食、食べちゃいました。もちろん、現在掲載している『医魔女』の主人公がそのお医者様だったら恐らく私を撲殺しているのだろうが、せっかくの休日なのだ。好きにさせてほしい。こっちは大好きなフィギュアの世界選手権がどうなったか知らぬまま執筆作業をしているのだから。

 いつもならこの時期は私の愛する浅田選手の応援をして、某サイトで過去の演技を見て泣いているところだが今回はいつ始まるかもわからない。

 とにかく、暇さえあれば書いている状態だ。すいません、完全に余談でした。

 もう1つは、普通にヨムヨムの方が覗いて下さり、評価を頂けたこと。本作は余りこのような感謝を述べる場は作らないようにと思っているが(それで溢れてしまうので)本当にありがとうございます。また、レビュー下さってる方、読んで頂いている方、評価いただいた方、本当にありがとうございます。そして、お礼を述べるのは、これで最後にします。まだ、戦争は続いているのだから。


 ただ、『医魔女』の☆は減った。☆が減るってなんなの。とは思うが、どうやら☆は剥奪できるらしい。神様、どうか平穏に評価いただくことはできないでしょうか? そして、こんなことは以前にもあった。後に語られる『☆飢饉』だ。


               *

 

 あれは、3月10日だった。いつものように、昼休憩にリツイート爆撃をかけようと思って携帯を見ると、『医魔女』の☆が減っていた。すぐにHPをチェックすると、「読んだ実態のない作品に異常な数の評価をつける」という迷惑行為について 御触書が回っていた。速攻でそれを自虐ネタに置き換えツイートしたが、気分としたら絶望的だった。この時は、もっと☆に対して飢えていた。

 作者の方々にとって納得いかなかったのは、そのペナルティは☆を与えたものでなく、☆を与えられた者に発揮された。読んでいない偽☆による空爆は、数少ない☆を持つ作者にとっては辛かっただろう。そして、偽☆を大事に持ち、まんまと評価、レビューを返してしまった方の絶望たるや計り知れない。

 そして、それから極端に☆の動きが悪くなった。☆飢饉の始まりだった。上位ランカーはまだしも、下位ランカーにとっては致命的なこの飢饉で膨大な死者を出した。

「☆を下さい、どうか、息子が……私の息子がぁ!」

 気分としては、まさしくこんな感じだった。

 普通にやってればそんなに恐れることは無い。私も全く恐れていなかった。だが、ここで出現したのは、チャンネラー。彼らによる公開処刑が始まった。

 チャンネラーは独自の成績サイトを用い、誰が偽☆爆破を行っているかを特定した。そして、それを某サイトに曝した。

 恐るべし、チャンネラー。どうか、その技術とモチベーションを他の場所でも役立ててほしい。そのチャンネラー達の公開処刑を見せつけられた私たち作者、読者は☆を出すことを過剰に恐れた。必然的に、ランキングは上位ランカーへの固定が加速した。


 まさしく、チャンネラー達の権謀謀略はこのヨムヨムサイトにおいて、恐るべき破壊力を発揮したのだった。

  


 

 


 

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