第6話 普通に負けました
2016年3月26日20時34分。
結局、午後にレビュー新着更新が搭載されることはなかった。
――うそーん。普通、この流れだと搭載されるじゃーん。
昼ごはんを1人で食べながら、そんな事を考えていた。
しかし、それでもあきらめきれずに、単機で奇襲(新話の更新)を敢行。休憩が終わり、レビュー新着更新の搭載される可能性もあった。休憩時間にしか、さすがに奇襲はできない。かすかな期待を込めて、一丁の火縄銃を片手に出発した。
かつてないほどの大惨敗だった。1話のPV数の増量が2。
今川義元を討つどころではない。義元は出陣すらせず、私は近所の子どもたちに石投げられて逃げ帰って来た。
ヨムヨム運営さんよ、私は決して怒っている訳じゃない。自分に都合の良い真実など、そうそう起こってくれるものじゃない。だが、人は常に予告に対して期待をする。3月中には搭載を目指しています? 期待を超えるとするならば、今日だろう。そうすれば、作者は土日をワイワイできる。読者はどんなレビューを書こうと疑似作者体験を楽しむことが出来る。
今日と言う日は、そんな日だったのだ。
来週に搭載すると言うなら、「ええっと……わかんないけど、色々忙しくて3月中は厳しいかもしれんす!」ぐらい書いていたら、私たちは貴方たちの頑張りを認めます。おお、ちゃんと3月に間に合わせたじゃないか、さすがプロ。そう感心しただろう。
しかし、3月中を、目指すと書いて3月の最終週に搭載? 普通じゃん、それ。むしろ期待を下回ってる。仮にも作者たちの締切管理を預かる立場ならば、3日前に原稿回収するぐらいの管理能力は持ってしかるべきだと私は思う。
これ以上書くと、ご機嫌を損ねてしまう危険があるのでここまでにする。生産管理を預かる立場の者として、苦言を呈しただけだ。誰よりレビュー新着更新の搭載を喜んでいるのは、私なのだから。
ともあれ、戦略を練り直さなければならない。感じたのはPVの異様な少なさ。1話以外の話は伸びていたので、ある程度リピートして下さっている方はいる。問題はどうやってこの話を読んで貰うかだ。
まず一番に考えられるのはタイトルが魅力的でない。今から小説大賞目指します? そんな作者を舐めたタイトルは読まれるはずがないのか……しかし、これには一考がある。後々必ず効いてくる……はず。だといいな。だから、今回はタイトルを変えない。
次にレビューのキャッチコピー。これは、問題無いように思う。みなさんお分かりかと思うが、これはある映画のセリフをパロディにしている。見た瞬間、サバイバルが思い描かれるように。たびたび変えることもあるだろうが、今はこれがいい。これが作風に合っているように思う。
そして、最後に……と言うよりおそらくこれだ。ツイッターの機械的なリツイート。なぜ、私がリツイートするかと言うとリツイート返しを待っているのだ。実際に、リツイートをしてたびたびリツイートを返してくれる方は多い。
しかし、その中で読んでくるれる人はごく僅かだ。ましてや、最近はゲロ吐きそうなほどリツイートしていた。朝起きてリツイート、昼飯にリツイート、夜にリツイート……そうやらないと不安になるからだ。
そうやって、いつしかツイッターを手放せなくなっていた。最初は有効だったようにも思う。そこまで宣伝に力を入れる猛者も少なかったし、何よりリツイートされた方は無料で宣伝されるのだ。しかし、ヨムヨムと検索して機械的にリツイートするのはもう有効な手段では無いのかもしれない。
新たなツイッターの方法を模索しなければ、この戦争に勝利は無い。しかし、残念ながら今のところいい方法が思い浮かばない。
そして、もう1つは新話更新についての問題だ。そもそも、新話更新に読者はいるのか? と言う問いが出てくるが、これはあるように思う。特に作者には。作者はみんな新しい話を投稿する。投稿すると、自分の作品の位置が見たくなる。そうすれば、必然的に他の作品に目を走らせる。「おっ」と思うタイトル、キャッチコピーがあれば、つい覗いてしまうのは自然なことだろう。
目下は少し短めな2000文字。これを基準に物語を書こうと思っている。
また、更新のタイミングとしては10分から30分の間がよいだろう。これは、みんな当たり前のようにやっていることなのでここでは書かない。気になる方がいればネットで探してみてほしい。
この土日で50000字はクリアしたい。なんせ、残された時間はあまりない。
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