ヒロイン、幼馴染、友人など登場人物はみなラブコメのテンプレにあるような役割ばかりで、実際にラブコメを繰り広げている。
しかしその全員が一皮むけば普通でない感情を抱いている。キャラクターたちが本心を語る言葉がロジカルさとエモーショナルさを両方持っているのがとてもいい。
明らかに狂っている考えなのに、心のどこか一部で共感できてしまう。
一番好きなキャラは百合屋かおる子先生です。登場人物がみな変人である中で、狂うこともなく逃げることもなく寄り添い続けた。本人は絶対認めないだろうけど立派な教師をできていると思う。