Act.0050.5:けっこう立派な……

 1人残った湯船で、フォーは顔を真っ赤にしていた。

 世代が湯船から立ちあがった瞬間、目の前に展開された超絶武装。

 目に焼き付いてしまった、それを思いだしていたからだ。


(もろ……もろに見てしまったね……)


 フォーは純真乙女というわけではないし、それを見たことなど何度もある。


(な、なんか……いきり立ってた。想定外ね!)


 しかし、今はなぜか頭が乙女モードだった。


(お、女に……こ、興奮しないはずなのになんでか!? 想定外ね!)


 フォーは、世代が女性をパーツとして見た時は興奮するという事実を知らない。


(けっ……けっこう立派な……)


 湯船まで温めそうなぐらい、彼女は全身に熱を持つ。


 その後、いちずが風呂掃除にやってきた時に発見されるまで、湯船でのぼせていたフォーであった。

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