Act.0050.5:けっこう立派な……
1人残った湯船で、フォーは顔を真っ赤にしていた。
世代が湯船から立ちあがった瞬間、目の前に展開された超絶武装。
目に焼き付いてしまった、それを思いだしていたからだ。
(もろ……もろに見てしまったね……)
フォーは純真乙女というわけではないし、それを見たことなど何度もある。
(な、なんか……いきり立ってた。想定外ね!)
しかし、今はなぜか頭が乙女モードだった。
(お、女に……こ、興奮しないはずなのになんでか!? 想定外ね!)
フォーは、世代が女性をパーツとして見た時は興奮するという事実を知らない。
(けっ……けっこう立派な……)
湯船まで温めそうなぐらい、彼女は全身に熱を持つ。
その後、いちずが風呂掃除にやってきた時に発見されるまで、湯船でのぼせていたフォーであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます