28 『賽は振られ、運命に落ちる』
賽。六面の各々に一〜六の数字を割り振られた、卓上遊戯、賭博、占術に用いられる小道具にして、ダイス教の象徴でもある。
有栖の世界においては、起源は動物の骨を切り出した物のようだったが、無論この異世界では違う。
賽を生み出したのは、ダイス教の神タウコプァ・エヴァンズと認識されているのだ。
聖典曰く、天上の神は賽を振る。
地上の人の子の運命を手の平から転がし、空高くから見守る母なる神がタウコプァだ。
ただ、人の為に。
ただ、謙虚に清く生を謳歌する者達を祝福する。
彼らが飢餓も絶望に苛まれたとき、慈悲深いタウコプァ神は賽を振るのだ。
その出目次第で助かる可能性が得られる。
悪人に賽を振らず、善人に賽を振る──然れば人の子よ、謙虚で清純であれ。
と、聖典はこのような言葉で結ばれる。
しかし出目は乱数だ。所詮は振る者でしかない神は、運命を操っている訳ではないだろうと思う有栖だった。イカサマするのでもあるまいし。
運命を司る神、と言えば聞こえは良いが、運命の傍観者、という方が役割に合致しているような気がする。
例えるならTRPGのGMに近しいだろう。
尤もGMと異なる点は、自在にストーリーを編み出す術はないところのようなので、本当に神と崇められるのも不思議な話だ。
単純に機会を与えるだけで、善行が必ず報われるなんて甘い事も記されていないのに。
まあ脱線はここで留めておくとしよう。
つまり象徴たる賽の影響でダイス教は、他の宗教より運命論的な考え方を教義として持っているという訳だ。
他方にも、賽のイメージはダイス教のあらゆる面から見て取ることが出来る。
神聖ミリス王国の領地は正方形に似た広がり方をしていたり、有栖は意識すらしなかったが区画の名称も一〜六をもじった物だ。
ミリス教団も同じく一〜六の機関に分かたれており、四ノ目機関もその一つである。
偽タウコプァ神こと某糞神が、有栖へ特殊スキルを賜るときも賽を振っていた。
あそこから全て偽装だったのかと思うと、用意周到ぶりに舌打ちしながら舌を巻く。
器用な奴だ。
「一の目が出たら、貴方を見逃しましょう。二の目が出たら命だけは見逃し痛めつけ、三の目が出たらその果てに殺しましょう。四の目なら即死させてあげましょう、五の目は絞殺で。六の目は……そうですね、先刻の拒絶を撤回して貴方と手を結ぶこととしましょうか」
余裕綽々と有栖は右手で賽を弄ぶ。
視線は決して揺らさない、不安を気取られるのは絶対に避けねばならないからだ。
指の震えは極力隠す、臆する仕草は有栖のハリボテを容易に揺るがしてしまうからだ。
傲慢と謙虚。
有栖の心の指向性を左右する、大罪持ちと神の子という矛盾する二面性。それを表現するために、高低差の激しい言動を意識する。
少女の外見が与える、子どもの純真無垢さも手伝っているだろう。
一部の隙もない完璧なまでの演技力は、有栖の貴重な武器の一つだった。
──だけど、それが俺の全部じゃねぇ。だよな、裕也。
対峙するメフィレスは、取り乱した先ほどとは打って変わって冷静な眼差しであった。
心眼で覗く限りでは、唐突に有栖が切り出したゲームの価値と理由を見極めんとしているようだ。
何故このゲームを始めるに至ったのか──この根源的な疑問について思索している。
その解を探るメフィレスの脳内は、全て心眼によって筒抜けだが。
神の子の慈悲深さによるモノ。『傲慢』の人を弄ぶ性質によるモノ。そしてそれら性格を偏重させる要素を背負いながらも、年若い少女であるが故の幼児性……彼の知る情報を統合すると、そのような推論を立てることが可能だったらしい。
些か短絡的かと、自己を疑う気持ちも並行しているものの結論は出た。
何にせよ不自然なタイミングで提案されたゲームは、有栖の気紛れによるモノとメフィレスは判断したようだ。
突拍子もなかったのは、そのまま彼女の思いつきのためなのだから辻褄は合う──と。
そのような、おおよそ狙い通りの思考を辿るメフィレスに有栖は胸を撫で下ろす。
無論、予想外の反応を見せたならば、心眼で精神状況を確かめながら持って行くつもりだったが──手間が省けるのは良いことだ。
絶対の強者である(と勘違いされている)有栖が、まさか格下相手に時間稼ぎをするとは思うまい。
半ば自棄なのか、メフィレスも言下に心理戦においては白旗を上げる。
「(当然、此の推量もアリスは視ているのは違いない。詮索するのは好かんだろう? 女性から神秘性を損なうのは、価値を落とす事に同じなのである。……尤も我が本心は、君の心を暴きたいと疼くがね)」
片目を瞑り、有栖へと視線を投げ掛けるメフィレスに素惚けた表情をする。
なまじ心眼を意識するせいで、大変やり難そうだった。
頭を覗かれながらの心理戦など不可能だと悟ったのか早々に諦めている。
出来得る限りの譲歩をし協力を申し出て、拒否された時点で彼の交渉事は終了しているのだ。
決裂の形とは言え、これ以上何も行動を起こす訳でもない。
どうにも
──気味が悪ぃな、クソったれ。……いや、俺が予想してるような能力だったら──もしかすれば
一見、支離滅裂な思考だが意味はある。
敵は
戦場で把握すべきその大事な認識を、有栖は見紛っていない証左なのだから。
一頻り唸っていたメフィレスは、不意にゲームについて確認をしてきた。
「(中々、難しいモノだな)……振る回数は、一度きりなのだろうか?」
「勿論。チャンスは何度もあるものではりませんし。それが、大事な事なら殊更に機会は少ないものでしょう?」
「道理だ。然らば、拒否はすまい」
不承不承と頷くと、メフィレスはそれきり口を閉ざしてしまった。
後は己の天命に任せよう、と潔良く瞼まで下ろす始末だ。
仕込んだ計略のため時間を浪費させたい有栖は、本音のところ彼にはごねて欲しかったが──しかし無理な引き延しは疑いを持たれる可能性がある。
あれこれと考えていると「時に、アリス・エヴァンズ」とメフィレスが、好都合にも話を振ってきた。
ナイスメフィレスクソったれ、と頭の内側でサムズアップする有栖。
それを噯気にも出さず、尋ね返す。
「何でしょうか」
「掘り返すようだが、先刻の協力提案を蹴った所以は一体何故なのだろうか?」
「あら、しつこい男は嫌われますよ?」
そもそも野郎は好きにならんが──とは、有栖の胸中に閉まっておく。
「否、オレは再度の提案しているのではない。否定した所以が、伏せられていたらば承服するに到底足りんのだよ。此れでも、様々な覚悟を持って臨んだのでな」
「気に入らないからですが。あっ、それでは……そうですね。もう一つの理由は『貴方が私を裏切ることが自明だから』ですかね」
その答えにメフィレスは鼻を鳴らした。
「何を。神の瞳を所持するアリス・エヴァンズならば、其の程度瑣末事であろうに」
「いえいえ、反逆からの敗北を恐れているのではありませんよ。『裏切り』それ自体が、私には度し難いだけですよ。ヒトは隣人と信じ合って、助け合って生きていくモノと聖典にあります。しかし『裏切り』は信頼を隙に、疑念を武器にすること。だからヒトはそれだけで、ヒトの理を外れてしまう。ヒトを導く為に生まれ落ちた私は、到底それを許容出来ない」
「……聖人らしい、立派な高説であるな」
「気に入りませんか?」
「否、硬い高潔な意識は望む所よ。オレが惹かれたのは其の一面も有るのだから」
頬を緩めるメフィレスは、さも真価を認めた満足感に酔っているように見える。
流石に気持ち悪さが天元突破していた。
──つーか、裏切りに関して否定しねぇのかよ。ホント、信頼出来ねぇ奴だ。
実は適当吹いていた有栖は、メフィレスが反逆の意思を抱いていたことを認知していなかった。
何かそれっぽいこと言っとけと舌を動かした結果、図星を突いていたらしい。
そもそもダーティビル王国の際に王国側を裏切った奴が、よくも抜け抜けと「裏切りは許せない」などと口に出来たものだ。
口と頭が別の生物なのだろう。
──はてさて、話が一段落しちまったな。
これ以上の無駄話で時の利を得るのは愚策だろう……と、表情を微笑のまま固定して、予め用意していた台詞を吐いた。
賽を右手に握りながら、ふと思いついたと言わんばかりに白々しく「ああ」と声を漏らしてから。
「賽を振る前に一つ。貴方に尋ねたいことがあります」
「……如何な問いでも、答えよう」
「『強欲』の能力はヒトの精神を操る、もしくは精神を曲げるモノでしょう?」
違いますか、と表情を一転させて無表情の仮面を張り付ける有栖は鋭い眼光を向けた。
あまりにも唐突な問い掛けだ。
急変した態度に、それでもメフィレスは動揺を見せない。内心では些かなりとも驚いているようだったが、看破されるのは想定済みだったらしい。
心を読む相手に否定は無意味と理解しているのか、彼は薄っすらと瞼を開きながら問うてきた。
「……其れは、君の『眼』から得た情報なのか?」
「いいえ。貴方は『強欲』の能力を頭に浮かべていませんでしたし。私も今に至るまで『強欲』に関して問い掛けてもいませんし、神の瞳は関係ありませんよ」
「ならば、何故?」
「カナリア・フォン・ダーティビル」
口にしたのは、一人の女の名だった。
憐れな女だ。努力を続けたものの肉親に裏切られ、反旗を翻そうと練った計画を潰されて、慈愛を持って接していた妹と敵対し、協力関係を築いていた人々に裏切られ──最後には、王位を剥奪された。
悲運な女だ。彼女に非があったのは幾許か。間違っていたのは生まれた場所だけか。
そんな女が完璧に道を踏み外した時は、有栖の過去視で明らかになっている。
「彼女は私が打ち倒しました ……しかし、本来ならば彼女は善良のヒトだった。神の子の私には全てが分かります。ミリスの手勢と面会して、彼女の精神は著しく変貌したことを──私は知っている」
「……か細い根拠だが、手繰り当てられるとは。驚嘆するばかりだ」
あの光が差し込む教会。足を踏み入れたのは、複数のローブ姿の人々だった。
神聖ミリス王国と手を結んだカナリアは、作為を感じるほど行動原理が反転した。
精神異常は誰の目から見ても解る。
事実、彼女の記憶を覗きながら「ミリスとは関わり合いたくないわー」と他人事に有栖も思っていた。
精神を犯すスキル所持者と相対するなど、誰しも真っ平御免だろう。
その癖、ミリスを満喫していた馬鹿一匹こと有栖はもしや大物だったのか。
ミリスに強制連行されて、何故有栖は忘れていたのか──単純に有栖が無知蒙昧の愚か者だからだ。とは乱暴な理屈か。
実際その通りなのだが。
今にして思えば、謂わばあの過去視は危険を呼び掛けるカナリアの助言だったのだろう。
ミリスには近付くな。ミリスは危険だ。ミリスを敵に回したら闇に呑まれる。
けれども警告虚しく強制連行の憂き目に遭った有栖は、都合の良い虚妄にしがみ付き意図的に忘却した。
これを愚か者と罵らずに何と言えば良いだろう。
とは言え、仕方のない面もある。
精神系統の能力の発動条件、ミリスの誰の能力かも不明のまま、その手中に投げ込まれてしまったのだ。
一々ビクビクと探し回るのは骨、そもそも有栖の周囲にはミリスの闇に無知な者達が配置されていた。よって、たとえ情報収集したとしても成果は上がらなかっただろう。
だから有栖は、忘れた振りをしていた。
足掻いても無駄ならば、諦める他ない。見ない振りをしてやり過ごす。考えたって仕方のないことを考慮に入れるのは面倒臭い。
小物であるが故の悪癖は、しかし今の(良くも悪くも)吹っ切れた有栖には適用されないようだ。
そのため精神系統の能力があると分かっていながら、ダーティビル王国のように派手な演説じみた扇動をすることは出来なかった。
メフィレスの存在を無視すれば、最悪、精神系統の能力の作用範囲によっては聴衆が皆操られる可能性すらあったのだ。
朗々と得意げに演説する有栖が、操られた大勢の国民に袋叩きに合う──目に見えるような展開である。
よって先ずは、厄介な精神系スキル所持者を探り当てねばならなかった。
放置は以ての外だ。今までの当たり障りない日常ならともかく、ミリスに喧嘩吹っ掛ける真似をするなら番狂わせは排除せねばならない。
目下のところ『不審者』『同じ大罪持ちのため探す手間が省ける』『ミリスの裏側の立ち位置』『未だに大罪の能力が不明』と四拍子揃ったメフィレスが第一候補、第二にジルコニアに吹っ掛けてみるつもりだったが……順当に彼で何よりだと有栖は笑う。
そもそもミリスの裏側に属する面子とは面識がないため、必然的にメフィレスに行き着くのだが。
ちなみに、もしもメフィレスでなかったのならば、彼の脳内の反応で該当者を割り出すつもりだった。
……まあ、八割当てずっぽうだったけど。カナリアの精神弄った奴がメフィレスって確証もなかったし。ミリス側の隠蔽とかもあったんだろうが、証拠も少なかった。こういうのは勘に頼るに限るな。はったりでも、心眼のおかげで正解を引き出せる。
嘆息したくなるも、本番はこれからだと引き締める。
ここまでは穏便に計画通りに進んだが、ここから先は未知の領域なのだ。
綱渡りは未だ始まってすらいない。
さて、と有栖は取り直して。
「──では振りましょうか」
緊張感が室内を包む中、厳かに告げた。
応える声はない。 生唾を呑む音が微かに聞こえるのみだ。
何時の間にか周囲には重苦しい雰囲気と、呼気すらも煩いぐらいの静寂に満ちている。
両の眼を閉ざしたメフィレスの顔色も険しい。
『強欲』の能力解明のせいもだが、ごく単純に開始されるゲームの行方を心配しているようだ。
──これでだいぶ喰いつき易くなっただろ。 機は熟した。
ホム方面の時間稼ぎも十分だろう。
更なる挑発も過剰にしかならない。
たっぷりと間を置いて有栖は切り出した。
「運命を司る神の答えを伺いましょう」
そう言うと、右手から賽を放り出す。
──賽が振られる瞬間。分水嶺はこのとき。俺達の意識が賽に向かうその瞬間だ。
勝負事で参加者が夢中になるのがそのとき。
もしも
賽は回転しながら宙を落ちていく。
小さな六面体に場の視線が集中する。
メフィレスは勿論、隙を見せるために有栖も意図して賽だけに意識を向けた。
作為的に生み出された空白。
殺るならば今しかない状況を作った。
傍らに立つ祐也は視線で追いながらも、僅かながら脚部に力を込めている。
彼と有栖が打ち合わせた合図は、賽が机上に落ちた音だ。
遂に、その瞬間が訪れ────。
「【打ち震える遑は無い、一突きは電光の様に】────」
「【一撃にて屠殺する斬撃】──ッ!」
同時に裂帛の気合いが木霊した。
打ち鳴ったのは轟音。
弾け飛ぶは衝撃波。
テーブルは丁度中央で十字に割れ、調度品は荒ぶ嵐に巻き込まれる。
渦中のメフィレスと有栖は当然、暴風に曝される──だが二人とも吹き飛ばされる椅子から立ち上がりながら、悠然と姿勢を保つ。
対峙するメフィレスは「ほう……」と目を瞬きながら見渡し、一方の有栖は直立を維持することに必死だった。
──あぶねー、【風除けの御守り】ポケットに入れてなかったらボロ出てたな……【風吹きの御守り】で上昇するとき、あんまりダメージ受けないよう買ってきてもらってて正解だった。
室内で巻き起こったことは瞭然だ。
振り抜かれた剣から放たれた祐也の斬撃は、扉を蹴破って有栖目掛けて真っ直ぐに突入してきた何者かの一閃で相殺された。
まんまと餌に誘き寄せられた敵を両断する目的は達されなかったものの、迎撃には役立ったらしい。
「また、会えた──俺のこと多分覚えて、ないですよね」
「…………お前は」
吹き荒れた暴風の中心に、有栖を戸外から狙っていた暗殺者が、祐也の攻撃を防いだ格好のまま佇んでいる。
祐也は剣を振り抜いた勢いで身体を回すことで、素早くその存在に刃を向けていた。
彼の言の通り、相対する敵は良く知る者。
目元は鋼鉄の剣身に遮られていたが、その素性ははっきりしていた。
泰然と腕を組むと有栖は、予想通りな闖入者を見透かしたような瞳で見つめた。
内心の複雑さを押し隠しながら、久々に見る
「
「アリス、様……」
唇を噛みながら部屋の中心に立つのは、鳶色の髪に同色の瞳。
双眸は感情と同じくして揺れながらも、手に握る一本の剣は揺るぎない。
子どもに対して甘く、生真面目ながらも実直な性格で、有栖に振り回され、本棚の裏に趣味の恋愛物の本を隠すような女性だった。
それでいて仕事に従事し、不満も漏らさず、化け物を異様な程に憎悪する、ダーティビル王国でも相対した騎士だった。
そして──此度は立ち塞がる敵対者だ。
サヴァン・デロ・ガインド。
またしても、彼女は有栖と祐也の眼前に現れる。
味方でなく敵方の駒として。
しかし立ち位置からサヴァンに守られる形となったメフィレスは、意中外だったのか眉を顰めていた。
「サヴァン某……貴様は」
「──マタルデカイト卿。僕は貴方に雇われた。正確には
……こうして有栖企画のゲームが流れ、新たな局面を迎えた。
「今の台詞、私達に対する宣戦布告と受け取っても?」
「……はい。此処に立つは貴女の敵のみ。僕は、貴女の──いや」
サヴァンは惑う色を滲ませた瞳を閉じると、再度開眼した。
双眸に迷いの色は既になく、真摯な色に塗り潰されていた。
「──貴様の敵だ」
その様々な意志が込もった返答には、きっと決別の意は含まれていただろう。
細身の剣の切っ先は、真っ直ぐと有栖を指していた。
祐也にとっては因縁の戦いが。
有栖にとっては死と隣り合わせの舌戦が。
──刃同士による鋼鉄の交わりを以てして、幕を開けた。
このちっぽけな心眼で俺は、異世界成り上がりを果たしてみせる さんさ @sansa317
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