少し離れた日常
「なぁ、明。」
「んー?なになに?」
僕らは、あの頃の約束を一度も口にないまま高校生になった。中学に入ってから僕も明も文芸部になって幾度か賞に応募をしたことがあったが、すべて賞に入っていないか佳作止まりだった。
「いやさ、今度の賞ジャンル変えてみようかと思うんだけど...。」
「あ!そっかー、なー君文芸部だもんね...う~んいいんじゃないかな!」
明は高校に入って中学の頃には無かった、料理研究部に入った。中学時代は二人で文芸部に入っていた。
別に、何事もない。いつも通り。僕ら、幼馴染は何も変わらないままあの日の約束を忘れ日常を過ごしている。
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