■□設定メモ

■登場人物メモ(ネタバレ有り)

 


■登場人物メモ(ネタバレ有り)



※※ 注意 ※※


 最初から本編のネタバレ記載がありますので、読まれる際はご注意ください。


 書き出してみたら意外と人数多くて驚いてます。出し過ぎた感もしなくはない……。




□■他称曰くつき物件の住人


■レイジ(レジナルド)

 行き倒れになっていたところをミサトに助けてもらった。ミサトの賃貸を間借りして生活している何でも屋。

 実際は偏食の吸血鬼。吸血鬼の唾液にある効果を持たない体質。大昔の花嫁の一件で、人から直に血液を摂取することが出来なくなっている。

 女王の剣と夜の世界では言われている。長期間血液を摂取しないと体が休眠状態になる。


■ミサト

 他称曰くつき物件に、平気な顔をして住んでいるデパ地下勤務者。あまり細かい事は気にしない性格で、結構流されるタイプ。

 帰宅途中に行き倒れていたレイジを見つけた。

 偏食者に提供できる血液の持ち主。一応仮のレイジの花嫁。家事全般をハツエが請け負ったことで、日常生活スキルがまったく身に付かなくて困っている。

 ハツエの言霊が原因で、一度三途の川を渡りかけた事がある。


■ハツエ

 家政婦のような幽霊。ミサトの賃貸に昔住んでいた大家の祖母。家事全般に関してはハイスペック。言っていることと表情が噛み合わないことが多く、笑顔で毒を吐く。

 ボツになった方の四章と五章では、本性の一端が現れていた。何が未練か分からないが、庭にある椿を気にしている。お気に入りは鉈。


■コーフィン

 偏食者に提供できる血液の持ち主で、棺と呼ばれる存在。基本装備が無表情。「ん」で受け答えする事が多い。

 元の家から追い出されるような形で老人グランパと暮らしていた。本編終了後は女王陛下のところで生活している。現在はミサトに新しい名前を考えてもらっている。


■シラタマ

 ケセランパサラン。持っていると幸運を招くとか言われている精霊のような生き物。白粉おしろいが主食だが、体に合わないものを食べると食中りを起こす。



□■警察組織・零課

 心霊捜査官の集まり。超常現象と呼ばれる、人間には出来ない事件の捜査を担当している。別名・厄介事係り部屋。


■サガラ

 前任から引き継ぐ形で零課をまとめている。課の中ではもっともレイジと接触する機会が多い。現在禁煙中で、最近胃薬を購入するようになっている。

 クセのある部下と上司に挟まれた、ある意味中間管理職ポジション。


■ミヤハラ

 零課に来た若手刑事。わざと空気を読まない発言をする。友人である同期に、国際犯罪担当のエリートがいる。


■とある彼女

 零課のデスクワーク担当者。法曹関係の書類に強い。能力者の力を紐で繋ぎ居場所を特定できる、首輪と呼ばれる特殊能力持ち。性格にいろいろ問題がある。



□■半端者


■ヤシロ

 個人で中規模ながらも、コミュニティーをまとめている代表。

 五十年前に花嫁になった娘を捜している。人間の時の病が原因で、今はあまり動けない。


■ナオト

 表に出る実働部隊の哨戒担当だが、ほとんどヤシロ個人の命令で動いている。昔の出来事からヤシロを慕っている。

 力の弱い半端者だが、それを触媒と身体能力で補っている。



□■吸血鬼


■アビー(アビゲイル・紅薔薇)

 王の血筋の一人で四大公爵家の一つに属する。長女、兄がエヴァンで下に弟と妹がいる。

 好戦的な性格で、人間の血液は嗜好品と言い切る。喰べたいと思ったら、男女問わず襲いにかかる。

 吸血鬼としては出来損ないなのに、エヴァンと同じ偏食のレイジを毛嫌いしている。


■エヴァン(エヴァンシェリン・月牙)

 王の血筋の一人で四大公爵家の一つの当主。長男。偏食の吸血鬼で、花嫁と棺を捜している。常に二人の花嫁を傍に置いている。

 二つの人格を持っており、冷静な性格の表のエヴァン。穏やかな性格を持つ裏のエヴァンがいる。裏のエヴァンはレイジの友人。


■エヴァンの花嫁

 本編終了後は一人になっている。一人はヤシロの娘で、現在は父親のいる日本の病院に居る。

■弟と妹

 浅草で菓子作りの体験をしたり、秋葉原でおでん缶を買ったりと、思いっきり観光旅行を満喫している。

■使用人たち

 四大公爵家の一家に仕える執事と使用人。アビーを迎えに来たのは使用人。エヴァンの弟と妹にドーナツを買占めた時の支払やら、おでん缶購入のために両替えしに駆け回っていたのはハンスという名前の執事。


■王

 すべての吸血鬼の始祖にして頂点に立つ二人のうちの一人。

 女王と対になる存在。



□■女王陛下


■女王陛下

 すべての吸血鬼の始祖にして頂点に立つ二人のうちの一人。王とまともに渡り合える吸血鬼。

 常にベールハットで目元を隠している。レイジが仕える存在で恩人。レイジに夜の世界の居場所を与えた。

 腕力にかなりの自信があり、愛用のゴルフクラブで叩き潰す。力が強い為、呪具である鎖が這う部屋からほとんど出ない。


■メイド服の女性

 当代の棺。採血方法でレイジに血液を提供している。すでに八十歳を超えているが、見た目は妙齢の女性。無表情で物音を立てない仕草で屋敷を歩く。


■医師

 ミサトの居る地域の総合病院の、名前の無い医者。担当しているのは普通の患者ではなく、人外によって出来た怪我の治療専門。

 その正体は格と名前を剥奪されたウサギ。脳内の七割がエロいことで埋め尽くされている。剥奪された理由はある女性との関係が原因。担当病棟の女性看護師にはだいたい手を出している。


■伯爵

 コーフィンの後見人。外見が服を着た巨大な羊のぬいぐるみ。常に眠そうな目をしている。ナイスミドルなおじ様ボイスの持ち主で、人間の目には老人に見える。

 お茶目な性格で手品が得意。車の運転は慎重。たまに純粋な子供には羊の姿が見られる場合がある。手品で使う鳩は自分で育てている。

 同じく伯爵の爵位を持っている姉がいる。



□■その他


■ツバメ

 自称占い師。夢渡りの持ち主。見たいものだけを見るために目隠しをしている。

 今回の事件を自分なりに利用していた。神出鬼没で、捉えどころのない人物。

 レイジは思っていないが彼の従者。昔から妙な性格だったが、レイジと過していた期間に、それがより屈折した方向で成長している。

 ひっひっひっと、不気味な笑い方が特徴。


■グランパ(老人)

 追い出される形で自宅に来たコーフィンを受け入れ一緒に生活していた。夜の世界に関わることを選んだ昼の世界の人間。

 若い頃に女を泣かせて後ろから刺された経験がある。


■古物商の店主

 人間の手に渡ると問題のある、曰くつきの物を中心に扱っている古物商。

 アグレッシブな方向で吹っ切れた姪のことで頭を抱える事になった。


■御前(店主・ヒフミ)とお手伝いの少年

 久尾和物雑貨店の店主と店員。レイジが以前借りていたアパートの管理人の親族。あの商店街を縄張りにしている人外。

 辻渡りのまじないを張り巡らせている。コーフィンを追って入った、アビーの使い魔を追い払っている。


■ユウキとアオイ

 ミサトが勤める会社の同僚と上司。初期からのスタッフで、よく言えば気心が知れている。この二人とミサトが加わると、端々にトゲと毒が多分に含まれる会話が飛び交う。

 ユウキは食欲に貪欲。アオイは店長に見えるが、ただのマネージャーである。

 なお、ミサトが彼氏に振られた時、延々と酒を飲みながら愚痴っていた相手もこの二人。



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