実習 15日目~21日目 

 平成〇〇年6月18日(月曜日)~6月24日(日曜日)

 実習期間中 第3週 15日目





                     平成○○年 6月18日(月曜日)







 雲が多くて比較的に涼しく、過ごしやすい朝。







 2年3組のホームルームを担当していて

 彼女は、朝のホームルームで

『今週から、このクラスの数学の授業を担当する事』を改めて連絡として、整然と

席に座る生徒へ、伝えた。







 彼女の教育実習も、いよいよ最後となる3週目となり

今日から、2年3組と2年4組の、数学の授業を担当する事となっていた。


 山田先生は

教室の一番後ろから、彼女を見守りつつ、生徒のサポートへと回る為

基本は1人で、【数学の授業】の進行を、任されていた。




















 山田先生から

登校して、朝の挨拶をした際に

「今日からいよいよ、冴香先生の、数学教師としての第一歩が始まりますが、前も

話したように、何事も経験を積むのが、一番です。


 私は、『習うより慣れよ。』まさしくその通りだと、思っています。

 何事も、まずはやってみないと

 自分は何が分からないのか、何が足りないのか、何が違うのかも分からないので

何か困った事があれば、私が後ろから見守っていますから、大丈夫ですよ。

 ちゃんと背筋を伸ばしてシャキッと、自信を持つように。」と言って下さった。






 彼女は

自信に満ちた笑顔で

「はい、有難う御座います。頑張ります!」と、明るく元気な声で返事をした。
















 数学の授業を、担当するクラスは

山田先生が担任の2年3組と、隣の2年4組で


 2年3組の生徒は

普段から明るく賑やかで、元気の良いクラスだったが、数学の授業中は、比較的に

落ち着いていて、授業がスムーズに進めやすく


 2年4組の生徒は

若干他のクラスよりも、普段から物静かで、授業中は、最も落ち着きがあるクラス

だった。










 どのクラスも、彼女の事を

基本的には、温かく迎えてくれていたから、安心して胸を借りるつもりで、精一杯

正面から向かって、授業をする事ができた。


















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