第2話 高校生活

大学生活の話をするのであれば、やはり高校生活の話にも軽く触れておかないと説明に差し障りがある場合があるので話でおかねばならないと私は思うのだが皆さんはどう考えるだろうか。まぁ、皆さんがどう考えたところで私は高校生活の話を始めるわけではあるが…


私の高校生活は、はっきり言ってしまえばそこまで悪くなかったと思っている。少なくとも、常に疲弊していた大学時代と比べると天国だったとしか言いようがなかった。


友達はたくさんいて、文化祭や体育祭にも全力投球し、負ければ泣き、勝っても嬉しくて泣き、今思えばあれこそ青春だったと言わざるをえない、まさにザ・青春を送っていた。


私の高校生活、唯一青春というパズルのピースに足りないものがあったとすれば、それは恋愛である。何か一つでも甘酸っぱい思い出があるのであればここで自慢気に語りたいところではあるが、特に何もない。強いて挙げるとすれば、当時電車通学だった好みの女の子の乗車車両と乗車時間を調べ、偶然を装い同じ車両に乗り合わせ一緒に学校まで通っていた、という恋愛イベントはよく起こしていた。恋愛とは、長い時間を一緒にすごし、自分を認知させることが何よりも大切なのである。


好きな子が変わる度に同様のことをしていたような記憶がある。


しかし、それだけ努力しても私に彼女はできなかったわけで、やはり認知以外にも恋愛には大切なモノがたくさんあるのであろう。そうやって人間は学び、成長していくのである。


そんなこんなの高校生活、一大イベントである受験でも第一に志望していた県外の大学に無事合格することができ、単位を落として留年するなどの出来事が起こることもなく卒業することができたのであった。

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大学生活かくあるべし @clutch

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