跋 愛の情熱の未来へ

 工芸小屋から王配が輩出されたことは、ゴットアプフェルフルス国の芸術家たちにとって大きな励みになりました。やがて芸術をはじめとする文化の中心地として、雪と氷に閉ざされた北国のゴットアプフェルフルス国は世界に名をとどろかせてゆくようになりました。

 身分や立場に縛られず、愛と情熱に生きるゴットアプフェルフルス国の人々は、その想いで雪や氷をも溶かしてしまえるものだと言われたほどでした。

 数年後、愛と情熱が実を結び、新たな命がこの世に生を受けることになったのは、また別のお話――。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

剣よりも強し! ほとばしる芸術よ、氷を穿て! @pacricorn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ