一通り読ませて頂きましたが、文章力の高さに驚かされました!
ただ、その文章力の高さ故、お題、ネタ、オチとのアンバランスさを感じさせる要因となっているようにも感じました。
何といいますか、書けてしまうからこそ、書き過ぎになっているといいますか、もっと思い切って文章を削ってしまっても、伝えるだけの技術はもうお持ちなのではないかと感じました!
一方で、時代劇物である二作「夢供養(ゆめくよう)」と「春の秋波。」に関しては、高い技術と知識が土台とないと描けないもの=難易度が高いものだと思いますので、却って自然なバランスで書かれたいたように思います!
ともあれ、これだけバラエティ豊かな短編集も珍しく、どの作品も読ませる力がありますので、ショートショートを書くのが好きな人も、読むのが好きな人も、ぜひご覧ください!